
あけましておめでとうございます!
昨年私のエッセイを読んでくれたみなさん、ありがとうございました。今年もよろしくどうぞ♡
今年一発目から「女が求める」とか主語が大きくてすみません。”女”の私の好みっていうことで許してください。
さて、何故簡単に手に入らない男の方がメロいのか?
簡単に手に入る男より、手に入らない男を好きになってしまうのは自己肯定感の低さが影響しているのではないか、といつかのエッセイで書いたことがあったけど、それだけではないのかもしれない。
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最近馬鹿みたいにハマっている焼肉屋がある。味はとっても美味しいのだけれど、Googleの口コミで「店主の態度が悪い」とボロクソ言われているような店だ。
態度の悪い客には良い肉を売り切れたと言って出さないし、どれだけ店がガラガラでも電話予約のない新規客は追い返すぶっきらぼうなおじさんがやっている。私はこういう店が大好きなんだよな~~。
私にだけ懐いた野良猫的な。短期間でものすごい通いつめて、やっと上牛タンの中でも美味しいところを出してくれるようになりました。かわいい。笑
誰にでも愛想のいい店は勿論良いけど、なんだかありがたみを忘れちゃうのよね。だって私以外にも優しいんでしょ。
この話って男にも言い換えられるな~って思いまして。
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酒が入ると、男女は誰しも距離が近くなると思う。これを "おピンクモード”と呼んでいる。
それを別に責めたりはしない。ただ、「少し酒が入った」だけで、お手つきが許されるとか思ってんじゃねーよ、と思うわけです。
それって駆け引きでもなんでもない。急に現れるエロで一気に酔いが覚めるっつーの♡
たとえ私のことを本当に好いてくれた故だとしても、誰にでもそうなの?って思っちゃう。
もし貴方がめちゃくちゃ酒を飲んでいたとしても、私がデロデロで好きだと言いながらボディタッチをしまくってしまったとしても、一切腰に手を回さない男。性にぶっきらぼうな男。
またたびやチュールなんかじゃ懐いてくれない野良猫が、一番萌えませんか?
私は萌えます。
♪ ♪ ♪
だから結局モテる男になるには、女の子に「私のこと女として見てくれてないの?」って言わせるくらいの距離感が大切なんだと思う。
おちんちんをパンッパンにしてもいいけど(だめ)、「私に興奮してくれているけど私を大事にしようと我慢してくれている」っていう、本能に理性で抗う姿が見たいんです!本能的に激しく愛されるのもいいけど理性的に、かつロジカルに愛されたい。
触れたり、唇を重ねたりするのは、私には簡単で安直な愛の形に見える。もっと言葉を使ってどう愛してるのか聞かせて欲しいし、目で愛を伝えて欲しい。隣にいるだけで大事にしてくれてることをわからせて欲しい。
そっちのほうがもーっとエッチだし情熱的だと思うの。
結局私たちも、本当は遊んで欲しいのにまるで「興味ないわ」とよそ見をする猫なのかも。
男の子たち、上手に猫じゃらしを振って狩りを楽しませてくださいな。
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歌詞には書けない愛の話

シンガーソングライターとして活動するほのかりん。歌という表現を超えて、一人の女性として、心のうちをさらけだす。表現者として新たな挑戦となるエッセイ、新連載!