「旅先の目当てはひとつかふたつ」「夕方には帰り、翌日に疲れを残さない」――そんな「大人のこたび」を提案する1冊が発売になりました。それが本書連載をまとめた『ある日、逗子へアジフライを食べに』(大平一枝さん著)です。春のちょっとした遠出の参考に、はたまた、慌ただしい日常から少しだけトリップ気分を味わいたい時に、ぜひお手に取って頂けたら幸いです。連載より再掲載です。
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企画立案者の友人が実家の事情で直前に欠け、急遽ママ友とふたり旅に。上諏訪第2日目はまたしても丸腰で、なんの計画もない。
窓の向こうに諏訪湖の絶景が望めるホテルレストランで、朝食をとりながら相談をする。宿決めの我が最優先事項、“朝食のおいしさ”をクリアしているそのラウンジは和洋中のビュッフェで、とくに長野の食材を活かした和食が白眉だった。
きのこ三種の辛子和え、地元野菜のせいろ蒸しには信州味噌のディップ、サラダには自家製わさびドレッシング。こういうビュッフェは、メインのおかずはどこも似たり寄ったりだが、副菜やドレッシング、デザートで個性が出る。フルーツは長野産のみずみずしい大粒ぶどうだった。
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ある日、逗子へアジフライを食べに ~おとなのこたび~

早朝の喫茶店や、思い立って日帰りで出かけた海のまち、器を求めて少し遠くまで足を延ばした日曜日。「いつも」のちょっと外に出かけることは、人生を豊かにしてくれる。そんな記憶を綴った珠玉の旅エッセイ。
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