自分サイズが見つかる進化系ライフマガジン

四季折々の暮らしに欠かせない歳時記。昔から伝わる、季節の行事にあわせた暮らし方には日々の健康や開運・幸せになる知恵がたくさんつまっています。

そしてこれはあまり知られていないことですが、歳時記のもととなる二十四節気と、星占いをつかさどるホロスコープの運行には密接な関係があるのです。

本連載では、5月5日から始まる「立夏」の時期の過ごし方について、12星座を前半・後半にわけた「東洋二十四節気星占い」でアドバイスします。

＊　　　＊　　　＊

初候 5月5日～9日     蛙始鳴(かわず はじめてなく)

次候 5月10日～14日 蚯蚓出(みみず いずる)

末候 5月15日～19日 竹笋生(たけのこ しょうず)

太陽が牡牛座15度に進みます。これを東洋二十四節気では「立夏」と称し、夏が始まることを知らせます。そして東洋暦ではここからが5月の始まりで、月の干支は「巳己」(つちのとみ)です。まさに初夏といった言葉がピッタリの季節となりました。

5日は「端午の節句」といわれ「桃の節句」と並んで子供の祝いの日であります。

祝いというよりは、厄除けの為の祭礼といったほうが良いかもしれません。

中国では奇数は「陽」、偶数は「陰」を表し、奇数並びの日は「陽」の気が強すぎるので、それを祓うといった意味で、奇数が重なる日それぞれに厄除けの習わしが生まれました。それが日本にも入ってきて、今のような形態となったようです。

 

縁起物は地域によって様々でありますが、兜や鎧人形、鯉のぼりといった武運と出世を願うものが基本となります。また「勝負」「尚武」と同じ発音の「菖蒲湯」なども広く知られた習俗でありましょう。

食べ物では柏餅。柏は新芽が出るまでは古い葉が落ちないので、子供が育つまで親が元気に生きるといった、子孫繁栄の縁起担ぎであります。

そして、さらに粽(ちまき)もあります。これは、今から約2300年前の中国戦国時代、秦が天下に覇を唱え始めたころのこと、楚という国の王の一族の出で、才気に溢れる詩人であり、政治家でもある屈原(くつげん)という人物に由来します。

秦の謀略から国を守る為に力を尽くしますが、その潔癖さや高い才能のゆえに、妥協を良しとせず、結局は周囲からのねたみや謀略によって追い込まれ、5月5日に汨羅江（べきらこう）に入水したといわれています。人々はその死を悼み、5月5日の命日に粽を川に投げ込むようになりました。そのような風習がもとになったものが、この粽であります。

 

屈原は多くの作品を残しその才を今に伝えますが、政治家と詩人、この相反する才を活かしきることは難しいのでしょう。

いつの時代にも、このような潔癖な人は混濁の世には馴染まないようであります。あまりに正義感の強い方は、身動きが取れなくなることが多いようで、正論だけではなかなか生きてゆくことは難しいのかもしれません。

「潔い行動は悲惨さを伴う」といった名諺（めいげん）のとおり、正義に殉じようとすると、その多くは悲劇的な結末となってしまうことも多々あるようです。

身近な例も山ほどあります。会社のような組織内で、部下を擁護する為に上に反抗をすると、その時は拍手喝采でありますが、次の日からは過酷な異動が待っていると言ったことも稀ではありません。

 

いつの世にも、直情型ではなく、清濁併せ呑む絶妙な生き方が求められるとも言えそうです。先ずは自分の立ち位置を明確に認識して、目先の格好良さや人気取りに終始するのではなく、時にはしたたかな謀略も、人生には必要なのかもしれません。

さて人生訓はともかく、せっかくの五月晴れのもと、運気はいかがかとみていきましょう。

二十四節気星占いでみる、5月5日～5月19日の運勢

 

牡羊座前半生まれ＝春分生まれ

運気は急上昇の局面となります。信じられないくらいにパワフルな時が始まりますから、先ずは心の準備からしておきましょう。多くの予定を入れたり、いろいろな計画をたてることも幸運に繋がります。こんな時はじっとしていては本当に勿体ないので、人付き合いも積極的に、こちらから声掛けをして行きましょう。金運も上昇し、アクティブな行動も支えられそうな気配であります。すべてのものに粘り強く取り組んでゆくことで、さらに開運します。

牡羊座後半生まれ＝清明生まれ

頭脳が冴える期間となります。加えて8日の新月前後では、新たな金運が生まれるという暗示です。予想外の幸運に恵まれることも多く、その中でも一番の運が金運なのです。ただ、良すぎて収拾がつかなくなったりすることもあるかもしれません。金運が盛んということは、入るものも出るものも大きくなるということですので、しっかりと管理しないとマイナスになってしまうという事態もありえます。自分の利益よりも周囲の利益を優先して考えることが、開運の基本となる時です。

 

牡牛座前半生まれ＝穀雨生まれ

あなたの魅力が大きく輝く時が始まりました。10日ごろまで特にその傾向が強まりますので、折衝や商談、または人付き合いなどは、この期間に好結果を生みそうです。社会的評価も上昇しますが、これは人知れずの粘りが功を奏すといった暗示です。人の目に付かないところでの努力が報われそう。あなたにはこの時期、大きな忍耐力と集中力が付与されておりますので、俗に言うところの、粘りと頑張り、根性を見せる時であります。

 

牡牛座後半生まれ＝立夏生まれ

8日の新月は、あなたにとっては年に一度、あるかないかのリニューアルの時です。大げさに言えば、人生のリセットのチャンスです。今年は特に、運気があなたの味方をしてくれていますから、未知の分野に進むにも良い時期となります。多くの可能性が展開されますが、早めに具体的に絞り込んで行動に移してゆきましょう。この幸運の最盛期は5月25日くらいまでなので、重たい腰を上げて早速まいりましょう。

 

双子座前半生まれ＝小満生まれ

大きな自信が生まれる時です。これといった具体的な実績も結果もないのですが、確信めいたものが生まれてきます。特に人間関係において、あなたが調整役やリーダーシップなどの役割を努め、人から信頼され一目置かれることで、自然とそのようになりそうです。ここでのテーマは「追求」です。どんな些細なことにも、あなたの緻密な論理性を持って対処すること、それも念には念を入れるといった感じで精査して行く態度が肝心であります。

双子座後半生まれ＝芒種生まれ

心の中に大きく可能性が生み出されて行く時となります。まだまだ現実になるとは行きませんが、あなたの心の奥底で大きなビジョンが生まれ、それが形を成すまでに育つ期間です。知的な能力は人間関係にも上手く活かせる時でありますから、先ずはまわりの人との関係を円滑にすることが大切です。ここでは評価や地位を求めるよりも、周囲との関係性の構築が先決であります。功を焦っては事を仕損じる結果となってしまいそう。下準備、助走期間といったところなのです。

 

蟹座前半生まれ＝夏至生まれ

あなたの評価が上昇に向かう時で、周囲からの声を大事にして行くことが必要となります。人々の為になることを第一に考えましょう。10日ごろまでは人間関係も良好ですから、早めにいろいろと手を打っておかれると良いでしょう。根回しというか、事前の準備は大切であります。ここでは何事にも粘り強く交渉することが有効となります。諦めないで何回も話し合うことで、あなたの有用さを相手に印象づけることができます。

蟹座後半生まれ＝小暑生まれ

人間関係に大きな進展が期待される期間となります。なかでも仕事に関連した人たちとの間で、信頼関係や成功の共有を体験できそうな時なのです。特に8日の新月前後ではそのような暗示が強まります。また8日あたりから始まる関係についても発展が暗示されているようですから、積極的に付き合う姿勢がよろしいと思います。いろいろな僥倖も期待され、すべての幸運は人間関係から発生して行くような時となります。自信を持って人と接して行きましょう。

 

獅子座前半生まれ＝大暑生まれ

これまでこじれていた人間関係が一転、良き関係に発展して行く時となりそうです。相手の強硬さなどから諦めていた関係に、好転の兆しが見えてきます。諦めずに関係を持ち続けるといった気持ちが大事です。この期間はあなたにも忍耐力が宿り、根気強く折衝して行くことが可能となります。そのような姿勢が相手にも好意的に伝わり、一気に関係改善へと向かうでしょう。そして、周囲からの評価も高まって行くことになりそうです。

 

獅子座後半生まれ＝立秋生まれ

何よりもあなたの評判が高まる時です。これまでもそのような傾向が強かったのですが、8日に形成される新月が、その力をさらに押し上げてくれるのです。ここから新たな道を目指すにも良きタイミングとなるようです。また新しいステータスに挑戦するのにも有効な時です。勿論、これまでやってきたことに対する評価も高まっていますから、思い切って何かの勝負に出ても良いくらいです。能力も備わっておりますので、人に頼らずに独力で行きましょう。

 

乙女座前半生まれ＝処暑生まれ

気持ちは充実して行く時となります。自信も湧いてやる気も出てきます。そして、この期間は仕事に邁進するといった暗示が強まります。ご自身の力だけではどうにもならないようなことも多々ありますから、周囲との協力が欠かせません。あなたの力を補ってくれる誰かを用いることが重要な時です。上手く共同が成就すれば、大きな実績を残すことができそうです。早めに手を打ってゆくことも大切ですから、10日くらいまでには人探しに着手しましょう。

乙女座後半生まれ＝白露生まれ

何となくすっきりとしなかった対人関係、パートナーシップに大きな良き変化が生まれて行く時となります。これは相手が変わったというよりも、あなたが成長したから周囲がついてくるといったところが真実に近いでしょう。いろいろな実績を築いてきたあなたの自信が、周囲の人を感化させたのかもしれません。8日の新月は、そのような力が顕著に現れてきます。改善した人間関係をもとにして、新たな何かを作り上げて行く時となるでしょう。周囲との共同に幸運があります。

 

天秤座前半生まれ＝秋分生まれ

パートナーシップ、恋愛関係などに強い絆が生まれて行く時となります。10日ごろまでは、周囲からの人気運が相当に高まっておりますので、仕事などに上手く活かしてゆきましょう。普段では流されてしまうようなことでも、ここでは尊重してくれそうです。同時に個人的な人間関係でも相手を惹きつける魅力が生まれる時ですから、お相手があなたを思う気持ちが強くなり、自然と関係が深まって行くことになりそうです。先方からの強いアプローチなども考えられます。

 

天秤座後半生まれ＝寒露生まれ

周囲との関係が良好な時となります。いろいろな形で助けがあったり、協同に成功したりと、人間関係から多くのメリットを受けられそうです。加えて地位の委譲や相続などの話も、あなたにとってはプラスに進んで行きます。特に仕事に関しては、ひとりでは手におえないような課題も、周囲との連携でスムーズにクリアーすることが可能です。チームプレーを意識して行きましょう。特に8日の新月前後では、そのような協調関係が生まれやすいでしょう。

 

蠍座前半生まれ＝霜降生まれ

仕事ややるべきことが目の前に沢山現れそうな時となります。やるべきことですからしっかりとこなして行かねばなりません。難題が多そうですが、どれもクリアーできる力をあなたはお持ちです。それには持って生まれた粘り強さ、忍耐力、限界突破力をフルに出し切ることです。ここでは普段にも増してその能力が高まっておりますので、不可能と思われることにも進んで挑戦することが吉となるでしょう。相手に対しての説得力も充分な時です。

蠍座後半生まれ＝立冬生まれ

この期間はあなたにとっては特別なものとなるようです。特に対人関係、パートナーシップにおいて良き出会いや、これまでの関係のさらなる深化といったことが暗示されるのです。それも良き発展性を伴った関係ですから、物心両面であなたに幸福をもたらすものとなるでしょう。特に8日の新月前後では、出会いや深化のきっかけが生まれやすいので、このあたりでは注意深く過ごしてゆくことが大切です。ここでの関係は永続性もあるということを付け加えておきます。

 

射手座前半生まれ＝小雪生まれ

情熱が生まれる期間となります。いろいろなことに対して興味が湧き、その対象に入れ込むといった暗示が強まります。顕著な例が恋愛であります。あなたにとってはまさに恋の季節、パッションに心を動かされることになりそうです。思考する力も強い時ですので、恋に恋するといった事態も考えられますが、恋はやはり頭脳よりもハートでしたほうが良いでしょう。一方で10日くらいまで仕事運も盛り上がりが期待できます。連休明けは、恋に仕事に大忙しといった暗示です。

射手座後半生まれ＝大雪生まれ

何と言っても仕事第一の期間となります。もちろん発展してゆくといった意味合いでの仕事運が良好ということです。これまでに加えて8日の新月前後には、新たなミッションが生まれる見込みが高まります。こちらも進展の可能性を秘めた案件ですので、積極的に参画して行くことが大きなプラスになるはずです。また、家や居場所といったことにも光があたる時ですから、住まいや仕事場のリニューアルなどにも適しています。それらを整えることも発展の条件であります。

 

山羊座前半生まれ＝冬至生まれ

不動産や住まいに関して興味が湧く時のようです。勿論、それらを考える時に第一に浮かぶのは経済であります。ですからお金のことと連動して、不動産や住まいのことを考えるような期間となります。ここでは理想論が支配しがちですから、初めは大きな夢を描きながら、そして最終的には金額的なものと相談しながら、現実をつくって行く、といった流れになりそうです。そのほうが初めから予算ありきよりは、良き結果となるはずです。好みを全面的に打ち出してから、現実とのすり合わせをするのが良いでしょう。

 

山羊座後半生まれ＝小寒生まれ

楽しい時の始まりです。これまでも楽しいことは多く発生していたようですが、ここで、その流れはクライマックスを迎えます。趣味から恋愛まで、あなたの心を満たすようなことが現実に起こりやすい時に入っております。特に8日の新月前後では、新たな楽しいことの出現に期待ができそうです。考える力もなかなかの時となりますので、勉強や資格取得などにも向いています。楽しく学べて資格も取れて、それが仕事にもなる、そのような理想的な流れも期待できるでしょう。

水瓶座前半生まれ＝大寒生まれ

大きな思考力に恵まれた期間となります。もともと天才性をお持ちのあなたの才が、ひときわ輝く時となりました。ヒラメキというよりも、今回は熟考しての良きアイディアといったものが生み出されそうです。あなたご自身もカリスマ性を発揮できますので、まさに鬼に金棒的な力を持つ期間です。少しばかり変わっていると思われても、ご自身のやり方や考え方を通すことが、最終的には成功に繋がりますので、独自のスタイルを大切にしてまいりましょう。

 

水瓶座後半生まれ＝立春生まれ

住まいや家族について考える時です。家や不動産に関すること全般に良き運気となっておりますので、部屋の模様替えから引越しや新築、不動産の売買など、すべてに幸運のタイミングとなります。ここでは経済的な見通しもできてきます。これまでのようにはっきりしない状態から安定の時へと向かいますので、今後のプランも立てやすいでしょう。このようなことに適した期間は5月25日くらいまで継続いたします。長期的な計画を考えて行きましょう。

魚座前半生まれ＝雨水生まれ

金運が高揚いたします。と書いてしまうとお金が増えるとお考えになると思いますが、金運の高揚とは、入る額も出る額も双方共に大きくなるという意味であります。特に今回の金運の上昇は、右手で稼いで左手で使うといった暗示が強い種類のものとなりますので、あなたの管理能力が試されそうです。思考力は充分にある時なのですが、運と思考は少し離れたものですから、熟考してお金が入ってくるわけではありません。しかし、使うことには熟考が必要なのであります。

魚座後半生まれ＝啓蟄生まれ

運気は万全の時のようです。今すぐに何か行動をしなければならないといった運気ではなく、いろいろと考えをめぐらせて行くといった期間となります。ここでは、あなたの考え方の刷新という意味が強まります。特に8日の新月前後では、固定観念を覆すような新たな考え方が生まれる暗示となっています。このような変化が人生を良き方向へと導くのです。あなたの成長と進歩に見合った考え方、物の見方が生まれて当然なのであります。さらなるご自身の発展が始まるといっても過言ではない時です。

 

青山五行の創始者　小池雅章先生に人生相談をいたしませんか？

恋愛・結婚、仕事やこれからの生き方についてなど、、ジャンルは問いません。
ホロスコープから見る運気の流れをもとに、あなたの悩みにお答えいただきます。

相談はこちらのgoogleフォームからご応募ください。

 

※二十四節気占いについて

二十四節気の区切りは、生まれ年によって若干異なる場合があります。
境目の生まれの方で、自分がどちらかわからないという方は、support@gentosha.jpへ
件名に【ホロスコープ歳時記】／メール本文に、生年月日・生まれた時間（なるべく正確に）と出生地をご記入の上、メールでお問い合わせ下さい。