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優雅な肉体が最高の復讐である

2020.04.04 更新 ツイート

【家トレ】武田真治は顎関節症になったとき縄跳びから運動を始めた【再掲】 武田真治

自宅にこもる日々が続いてる方も多いと思います。過去記事から自宅でできるなまった身体に刺激を与える方法をご紹介します。不安は尽きませんが、少しでも身体と心を整える助けになりますように。今日は、武田真治さん『優雅な肉体が最高の復讐である。』から縄跳びのススメです。(写真:HIRO KIMURA スタイリング:伊藤伸哉 ヘア&メイク:酒井啓介)

わざわざスポーツクラブに行く必要はない

僕はトレーナーでもありませんし、スポーツ選手でもありません。本格的に運動をスタートさせようと、まずスポーツクラブに入ってトレーナーさんに指導してもらうことを、僕はもちろん否定しません。むしろ経済的、時間的余裕のあるかたはそうするべきだと思います。

しかし、もう何年もスポーツクラブのチラシやホームページを眺めているのに行動に移せない人って、きっと少なくないでしょう。

「入会しても結局時間が合わなくて通えなくなるんじゃないか」
「入会したことで安心して通わなくなるんじゃないか」
「そうなったらお金がもったいないんじゃないか」
「今の自分が通ったら誰かに笑われるんじゃないか」
「果たして自分の身体は本当に変わるのだろうか」
「だいたい痩(や)せたからなんだ」
「トレーナーがイヤな奴だったらどうしよう」
「そもそも運動バカが一番嫌いだ」

いろんな理由をその都度見つけてしまっては、いつも同じところで立ち止まってしまう気持ち、僕もよくわかります。

誰だってわざわざかかなくていい恥なんてかきたくないし、時間もお金も努力も無駄にしたくはありません。

スポーツクラブに入って失敗したり、誰かと比べられたりする前に、やれることをやってみましょう。

縄跳びを始めてみる

 

特に僕と同世代で久しぶりに身体を動かすというかたにいきなり激しい運動はお勧めできません。まずは少しずつ身体を動かして、心拍数が上がり汗をかくのに慣れることが必要です。第6章で触れるように僕も以前顎関節症(がくかんせつしょう)になったとき、縄跳びから運動を始め、ジムに通うようになるまでの半年くらいは、縄跳びだけをやっていました。

まったく運動をしていないと少し動いただけで、息がすぐに上がって辛くなります。僕の経験からいうと、運動は動き始めて身体に熱がこもり、汗をかき出すまでが辛いはずです。汗をさらさらとかけるようになると、運動が辛くなくなります。縄跳びは、ランニングと同じ有酸素運動なので、続けていると汗を上手にかけるようになります。

それに運動に慣れないうちに外を走ったりすると、思わぬ危険や怪我(けが)に見舞われかねません。意識が朦朧(もうろう)とする中、かなりのスピードで次から次へと景色や状況が変わるので、脳の情報処理が追いつかず、その結果車道と歩道のわずかな段差で転んだり、赤信号を見落としたりして、危ないのです。

身体にストレスが少ないという点でも縄跳びはセーフティな運動です。ランニングである程度スピードを出すと、体重の2倍から3倍の着地衝撃が膝(ひざ)などにかかるそうです。体重70㎏だと最大200㎏以上の衝撃がかかる計算。その点、縄跳びはその場をぴょんぴょんと両足で跳ぶので、身体への負担はずっと少ないのです。

まずは100回、1回もミスしないで連続して跳ぶことを目指してみてください。

おそらくある程度いいテンポ感でやろうとすると、あっという間に突っかかるでしょう。久々の運動に手足がバラバラで、自分のイメージする縄跳びができないことに驚くはずです。一度もつっかえずに100回跳ぼうとすると、冗談みたいにゆっくりとしかできないはず。

しかしそれを静かに受け止めることでしか、先へは進めません。

関連書籍

武田真治『優雅な肉体が最高の復讐である。』

鍛え上げた肉体は人生を変える! 武田真治がはじめて明かす、コスト0円でつくった美しい肉体の秘密。 「肉体は人生の名刺である」 華奢な身体とフェミニンな雰囲気で絶大な人気を誇った10代から20代前半。しかし、いつしか身についた傲慢さと、不健康な生活が身体も仕事も蝕んでいく――。25歳の時、顎関節症を発症し、はじめて自らの身体を意識。そこから始めた、東京体育館でのベンチプレスを中心としたトレーニング。身体はいつまでも進化し続けることを教えてくれる、武田真治の肉体ヒストリー。

武田真治『上には上がいる。中には自分しかいない。』

ふがいない自分を支えてくれたのは、「言葉」と「筋トレ」だった。 破れない殻。失敗におびえる自分を乗り越えるために――。 再ブレイクの裏側、知られざる出来事を赤裸々に綴る。 デビュー後すぐに大ブレイクするも、次の一歩が踏みせず、次第に長いトンネルに入った武田真治。事務所からは「売り時は終わった」と言われ、別の仕事を探すべきなのか悩んだという。そんな時でも続けたのは、自分を奮いおこす言葉を壁に貼り、筋トレを続けることだった。 「夜の空想家ではなく、昼の実行家でいる。」「鏡の中で小さくまとまらない。」「見せかけの筋肉なんてない。自信をもって鍛えていい。筋肉は実力だ。」etc…。地道な努力はいつしかNHK「みんなで筋肉体操」へとつながり、再ブレイクとなった。「臆病者の時間が長すぎた」と自らの反省を込めて届ける、生きているうちに生まれ変わるためのリアルなメッセージ。

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優雅な肉体が最高の復讐である

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武田真治 俳優、ミュージシャン

1972年、北海道生まれ。俳優、ミュージシャン。 89年、第2回ジュノンスーパーボーイコンテストでグランプリ受賞。 翌90年にTVドラマで俳優デビューを果たす。 92年、TVドラマ「NIGHT HEAD」で注目を浴び、「七人のおたく」で映画に初出演。 95年には蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」で主演を務めた。 映画「御法度」では日本アカデミー賞優秀助演男優賞とブルーリボン賞助演男優賞を受賞。 演劇・ミュージカルで活躍する一方、NHK「みんなで筋肉体操」で鍛え抜かれた肉体に注目が集まる。また、サックスプレイヤーとして多彩なミュージシャンと共演、ライブをこなす。著書に『優雅な肉体が最高の復讐である。』(幻冬舎)がある。

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