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1日500円の小さな習慣 「隠れ貧乏」から「貯蓄体質」へ大変身!

2023.01.02 公開 ツイート

“プチプラ好き”は“プチプア”のもと。100均ショップで「ちょこちょこ買い」の落とし穴 横山光昭

節約で我慢するのはだいたい大きな出費のほう。日々の小さな出費になると、使っている感覚もあまりなかったりするのでは……。しかしそこが間違いの元。特にみんな大好き100円ショップは、今後さらに上手にお付き合いしていかなければなりません。実践すればみるみる「貯蓄体質」に大変身できる『1日500円の小さな習慣』(横山光昭著)から、今年はとくに気をつけたい節約術のヒントをお届けします。

*   *   *

「ブランド品を買ってぜいたくしているわけではないのですが……」

よくそういって首をかしげる相談者がいます。そういう人は、ブランド品のような大きな出費はしていなくても、コンビニやドラッグストアなどで、少額の出費をちょこちょこ重ねているのです。

「どうせ安いから、あれもこれも」と、100均ショップでちょこちょこ買いをした商品の合計が、月に5000円近くになっているという人もいます。

まさか100均ショップでそんなに浪費しているとは思わず、「ぜいたくなんてしていないのに、どうしてお金がないのかしら?」という状況に陥っているのです。

特に「かわいいモノ好き」の女性は、500円前後のちょっとした雑貨や部屋の装飾品などをちょこちょこ買う傾向があります。

(写真:iStock.com/bernashoafo)

ある女性会社員の方は、通勤途中の駅ビルや近所の雑貨店などでプチプライスのかわいいモノを見つけるとつい衝動買いしてしまうため、そうした支出の合計額が月に1万5000円以上に膨れていました。

子育て中の方も、小さなお子さんのためにかわいいグッズやキャラクターの付いたお菓子などをちょこちょこ買い与えたりしがちです。

子どもの学童保育の送り迎えの途上で、コンビニに立ち寄っては、毎日おやつのお菓子や肉まんを買うのが習慣になっているというお母さんもいました。

まさに、「500円ぐらい、まぁいいか」というラテ・マネー的な感覚です。

こうしたちょこちょこ買いの習慣がある人は、大きな出費には敏感なのに、小さな出費には鈍感です。高額商品をドーンと買うわけではないけれど、プチプライスの店を娯楽場にして、無意識に買いもの欲を満たしていたりするのです。

「私もちょこちょこ買いをよくしているかも……」

と思われる方は、月にどのくらいそうしたお金を使っているのか、レシートを全部チェックして、一度合計金額を計算してみてください。

「うわっ! 私って、意外とムダなお金を使っているんだな」

という自覚を持つだけで、もう少し出費を抑えようという意識に変わり、無頓着に買っていたときよりもブレーキが利くようになります。

「私はお小遣いもなしで慎ましくやっています」

という専業主婦の方でも、かわいい雑貨などをちょこちょこ買いした支出が日用品費や雑費などとして家計に紛れ込んでいて、それが1万~1万5000円に膨れ上がっているケースもよく見受けられます。

自分ではお小遣いもなしで、慎ましくやりくりしているつもりでも、実は家計と自分のお小遣いを一緒くたにして、ごまかしているだけなのです。

それならいっそ、家計とは別に自分のお小遣いの枠をとって、その金額の範囲内で自分のモノを買うようにするほうが、家計を圧迫するようなムダなちょこちょこ出費を抑えられます。

POINT

○レシートを総点検して、ちょこちょこ買いの合計金額を計算する。

○ちょこちょこ買いのお金を家計に含めるのはNG! 別途お小遣い枠をつくり、必ずその範囲内でやりくりを。

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1日500円の小さな習慣 「隠れ貧乏」から「貯蓄体質」へ大変身!

毎朝、300円のラテを買って出社する。「送料無料」のために余計にモノを買う。「格安SIM」を検討したことがない……。もし思い当たるところがあれば、あなたは「隠れ貧乏」かも? 将来、後悔しないためにも読んでおきたいのが、ファイナンシャルプランナーで「家計再生コンサルタント」の横山光昭さんによる『1日500円の小さな習慣』です。実践すれば、みるみるお金が貯まるようになる本書から、ぜひ試していただきたいメソッドを紹介します。

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横山光昭

家計再生コンサルタント。株式会社マイエフピー代表取締役。これまで1万人以上の赤字家計を再生してきた庶民派ファイナンシャルプランナー。『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)、『年収200万円からの貯金生活宣言』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『貯められる人は、超シンプル』(大和書房)など、家計再生、投資関連の著書の累計発行部数は259万部以上。日本経済新聞電子版での連載など、各種メディアでの執筆、講演も多数。

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