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思考中毒になる!

2022.07.21 更新 ツイート

客観と主観を分ける「3色ボールペン活用法」 読書で、仕事で、会議で思考が止まらなくなる! 齋藤孝

どうすれば相手が喜んでくれるか、どうすれば面白いものになるか……。古今東西の経営者、著名人はじめ、結果を出す人はみな「思考」することを止めません。どうすれば自分も、あんなふうに「思考中毒」になれるのか? その方法を教えてくれるのが、テレビでもおなじみ、齋藤孝先生の新書『思考中毒になる!』です。読んで実践すれば、面白いように結果がついてくる、齋藤先生とっておきの「思考のコツ」をご紹介しましょう。

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赤、青、緑を使い分けよう

私は読書で思考を深める方法として「3色ボールペン活用法」を提唱しています。3色は次のように使い分けます。

  • 赤=「非常に重要」だと思うところ
  • 青=「まあ重要」だと思うところ
  • 緑=「興味を抱いた、面白いと感じた」ところ
(写真:iStock.com/design56)

客観的に見て、非常に重要な部分には赤で線を引きます。赤は、重要な部分であると認識しやすい色ですから、読書をしていて「ここぞ」というところに使います。赤い線を引いた箇所だけをあとで読み返したときに、書き手の主張が明確に伝わるようになるのが理想です。赤はむやみに乱用せず、絞り込んで使うのがポイントです。

 

次は青です。青は、客観的に「まあ重要だと思う」ところに引きます。あとから読んだときに、青の部分を拾っていくと、あらすじや要約ができるようなイメージです。青は、赤と比較してたくさん引いてもかまいません。

 

最後が緑です。これは、主観的に面白いと感じた箇所に線を引きます。あくまでも自分が感じた「面白い文章」でかまいません

自分の感覚だけを頼りに、気になったところに自由に線を引いていくだけです。赤や青と重なってもよいのですが、話の本筋とは無関係だけどユニークさを感じる文章、自分にしかヒットしないような通好みの箇所などに線を引くのがポイントです。むしろ、他人から見て「この文章のどこに引っかかったの?」と言われるくらいがちょうどいいです。

アウトプットにもつながりやすい

最初から厳密に3色を使い分けようとすると、かえって本の中身に集中できなくなるかもしれないので、あまり堅苦しく考えず、なんとなく使い分けるくらいの意識で取り組むのがおすすめです。

とりあえずは、「赤と青は客観」「緑は主観」の区分けを意識しながら読み進めていきます。それも難しいようであれば、自由度の高い緑を中心に使っていくとよいかもしれません。緑の線を引いて本を読んでいくだけでも、読書が面白く感じられます。

(写真:iStock.com/patpitchaya)

線を引くことで、はじめて自分の思考を意識することができます。

つまり、文章を書いたり人に話したりするアウトプットにも、つなげやすくなるわけです。

 

3色ボールペンは、会議をしたり、一人で思考したりするときにも、もちろん活用できます。メモを書くときに、重要度に応じて事実は赤と青で書き、主観的な感想は緑でメモします。こうすれば、意見を求められたときにも、すぐに答えることができます。

私は、もはや3色ボールペンを使わないと思考が進まない体質になってしまいました。3色ボールペンを使わずに思考している人が、不思議に見えるくらいです。

3色ボールペンを使うと、確実に思考が止まらなくなります。実際に使い方のコツを覚えると、何をするときにも手放せなくなるはずです。

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この続きは幻冬舎新書『思考中毒になる!』をお求めください。

関連書籍

齊藤孝『思考中毒になる!』

今日一日、あなたはどれだけ「思考」しただろうか? 物思いにふけったり、過去を思い煩ったりするような堂々めぐりの「考えごと」は「思考」には含まれない。「どうすれば面白くなるか」「どうすればお客さんが喜んでくれるか」等々、何かをよくするために工夫したり、新しい企画を生み出すことこそが「思考」である。考える達人になるには、寝ても覚めても常に考え続ける「思考中毒」になればいい。すると面白いほどにアイデアが湧き出てくる。ならば、どうすれば思考中毒になれるのか? そのための秘策を網羅。

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齋藤孝

1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程等を経て現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくった。Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。『15分あれば喫茶店に入りなさい』『イライラしない本』など著書多数。累計発行部数は1000万部超。

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