読書
緊急事態宣言下の一月も終わろうとしていた。91歳の母の介護生活はせわしない。「学校みたいなところ」と呼んでいた「デイサービス」を、「デイサービス」と言えるようになった。ショートステイを体験し、デイサービスが親しみのあるものになったのだろうか。考えても答えは出ない。そして母は“時の迷宮”に久しぶりに迷いこんだようだ。
ここから先は会員限定のコンテンツです
- 無料!
- 今すぐ会員登録して続きを読む
- 会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン
* * *
※連載は終了しましたが、著者への感想、コメントはしばらくの期間、こちらのフォームで受け付けています(非公開)。これまでも様々なご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
時をかける老女の記事をもっと読む
時をかける老女
91歳の母親と、33年ぶりに一つ屋根の下で暮らすことになった。この日記は、介護殺人予防のために書き始めたものである。
- バックナンバー
-
- 【最終回】「ミギスケと書くのは変ね」名付...
- ついに恐れていた日が来た。私のことを忘れ...
- 事態は急展開。転んだ母が骨折で入院するこ...
- 9.14の阪神優勝。喜びはじわじわと。私...
- 母は待合室にある認知症の本を読み、「私も...
- デイサービスから帰宅し、いつになく高揚す...
- 木村拓哉の刑事ドラマに認知症を抱える家族...
- 玄関を出ると制服警官が。パトカーの中では...
- 祖父の伝記の打ち合わせで、稲村ヶ崎の父の...
- 3月3日で母は94歳になる。誕生日を覚え...
- 『ロストケア』の試写会へ。何も調べず出か...
- 食べたのに忘れる母。食べられなかったのを...
- 入れ歯が必要になったが母は呑気。食べるの...
- 要介護2になった。費用の単価が上がる。他...
- 南野陽子の若い頃の映像に、「この娘は誰?...
- 私とケアマネさんとしては、いまの要介護1...
- ドラえもんの日めくりの「のび太の誕生日」...
- エアコン28度設定でも寒がる母。年寄りが...
- 民生委員がきて、災害時の高齢者フォロー制...
- 認知症の母は咲いている花が「つつじ」だと...
- もっと見る