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2022年上半期の星占い

2021.12.08 公開 ツイート

2022年上半期 みずがめ座の運勢 真木あかり

人気占い師、真木あかりさんの新刊 『2022年上半期 12星座別あなたの運勢』より、12星座別・ご縁の傾向と対策をお伝えいたします。

全体運

自分が得たものを見て、触れて、確かめる。

まずは「おつかれさまでした」のひとことから、2022年上半期の運勢を書き始めたいと思います。2020年の終わりから、みずがめ座の人々は「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星と「制限と試練の星」という土星、相反するふたつの星が自分の星座に巡り、それらの影響をダイレクトに受けて来られました。どちらか一方が巡ってもビビッドな影響を感じ、成長の機会をたくさん与えてくれる星です。それが同時に巡ることで、非常にインパクトの強い節目となっていたのです。

人生でもそうそう起こることのないイベントが起きて、奔走することになった人。強い葛藤のなか、戦うようにして何かを追い求めてきた人。プレッシャーのなか、ただただ必死に駆け抜けてきた人。そのあり方は人それぞれとしても、例年になく充実した1年であったことと思います。自分はどう生きていくのか。誰と、どんな関係でいるのがベストと思えるのか。たくさんの選択もあったことでしょう。頑張って来られましたね。

 

2021年で何を得たか。渦中にいるときは、おそらく「何かを得たとは思うが、それが何かはよくわからない」という状態ではないかと思うのです。これには理由がいくつかあります。まず、同時期にみずがめ座に巡る土星があれこれと自己否定やダメ出しを行うため。土星は「制限と試練の星」と書きました。今の自分に足りないこと、努力すべきことを私たちに示し、社会のなかで生きていく力をつけてくれる星なのです。厳しい先生にたとえられることもよくあります。思春期まっただなか、蛇蝎(たかつ)のごとく嫌っていた学年主任の先生あたりを想像していただけたらと思います(名字は鬼瓦)。自分らしく自由に何かをしようと思ったとき、心のなかで鬼瓦が「そんなことをして何になるんだ」と竹刀を構える。新しいことに挑戦したくなると「いいから目の前の仕事をしろ」と睨みをきかせてくる。「でも、やるんだ!」からが大事なところなのですが、うっせえことはうっせえわけです。

得たものがわからない理由のもうひとつは、木星というものは物事を「拡大」する星であり、巡ってくればもれなく多忙になるからです。ひとたび行動を起こせば、普段の何倍ものチャンスをドカンと投げてくれるのですね。それはひとつのテーマにとどまらず、仕事に恋愛にライフスタイルにと、連動して起こったりします。結果として、木星が巡ってきた星座の人はだいたい「もうメチャクチャに忙しくて、やりたいことではあったけどなんだか記憶があいまい」なんてことになるわけです。

 

おそらくは、みずがめ座の人が自分の得たものの全貌を知るのは、2023年頃のことになるだろうと私は予測しています。2022年上半期は、「少しずつわかっていく」という段階になるでしょう。目に見えるもの、受け取れるものの大きさ、起こることの手応えが、確かに「ああ、自分は成長したのだ。あの日々は無駄ではなかったのだ」ということを、感じさせてくれます。2本の足で踏みしめる土台が、以前よりずっと確かなものとなっていることを感じられる人もいるでしょう。たくさんの報酬を受け取る人もいるでしょう。世界が、あなたに「自分の手で得た豊かさ」を感じてもらおうといろいろな工夫をしてくれます。

ただ、豊かさの厄介なところは、人間の欲によって見え方が違ってしまうことかもしれません。どんな素敵な宝物が目の前にあっても「蓬莱(ほうらい)の玉の枝じゃなくっちゃ、宝物とは言えない」「あの人の宝物のほうがもっとすごい」と思っていたならば、それらの価値は薄れるでしょう。能力や行動力など、目に見えない力ならなおさらです。豊かさというのは、与えられたものよりも、気づけるかどうか。どう受け止めるかが大事なんですね。

 

ただ、気づくというのもひとつのスキルです。たとえば「成長」という言葉ひとつとっても、身長なのか体重なのか、そもそも心のことなのか、体のことか、仕事力なのか、対人スキルなのか。どの視点で見るかによって、成長度合いや成長する喜びは変わるでしょう。この視点のバリエーションが増えるのが2022年です。今までとは違った評価軸で、自分が得たものの価値を見出していけるかもしれません。たくさん気づいて、受け止め上手になれるといいですね。ここまで頑張ってきましたもの。苦しいなかでも、折れずにやってきましたもの。手に入れたものに、しっかり光を当てていきましょう。

お金やモノと上手に付き合う。

2022年上半期は端的にいえば「金運・物質運にツキが巡る時期」です。これはある日突然石油王から5兆円もらうといったタイプの金運ではなく、「自分の手で稼げるお金が増える」ということになります。1月から5月上旬、収入が増える方はとても多いでしょう。この期間で即増えるというより、将来的な収入増につながる布石を打てるという人もいるはずです。そして金運が上がるということは、同時に物質面でも豊かになるということです。欲しかったものを自分自身で手に入れる、そうした人は少なくないでしょう。

 

金運を上げるには、戦略的に考えるとよろしいかと思います。ここまで書いた通り、あなたは2021年にたくさんの努力をして、能力や経験値を高めてきました。「自分なんてそんな」とか言わずに、それらをきっちりと認識したいところです。何の能力が、どうお金につながるのか。何の能力が、上から評価されるのか。手に入れた能力ベースで、お金につなげる「たくらみ」を、たくさんしていただきたいのです。

 

たとえば、一目惚れして買ったニットがあるとしましょう。私だったら手持ちのボトムスやインナーと、あらゆる組み合わせを考えます。「デートのときに着るなら」「仕事で着るなら」「散歩で着るなら」と、考えうるシチュエーションを想像します。さらに、「このニットには、あのジャケットが絶ッッッッッッッ対に必要だ」と、アイテムを買い足すかもしれません。あなたがこういったファッションの楽しみ方をするかどうかはわからないのですが、たとえばこだわりを持っている文具、革小物、食器なんかだとどうでしょうか。アクセサリーならこういった想像がしやすいかもしれませんね。それらをあらゆるところで使って活かして、ときめくシミュレーションを自分自身にもしていただけたらと思います。自分はここまで育ててきた最高の素材(?)。しっかりと活かしてやりたいですよね。

 

間違えてはいけないのは――あなたが間違えるとも思えないのですが――中心はいつも「自分」である、ということです。いくら金運がいい時期であっても「もっと稼ぎたい」「絶対損をしたくない」などと、お金を中心に人生が回ってしまうのは良くありません。お金で買える幸せはたくさんありますが、お金はなくなったら終わりです。人との縁も切れます。そうしたことへの不安は、常につきまといます。中心は、いつだって自分。そのことはぜひ、いつも心に留め置いていただければと思います。

学びと発信、コミュニケーションの夏へ。

5月中旬以降、運気が少し変わります。このあたりから、周囲がどんどん賑やかになってくるのです。人との接点が増えたり、連絡が来たり、人前で話す機会が増えたりと、勢いづいてきた感覚があるはずです。

ここから10月頃までは、学びと発信、コミュニケーションといったテーマにスポットライトが当たります。おそらく、1月から5月上旬にかけて、あなたは「好きなことや得意なことをもっと突き詰めていくために、必要な学び」を見出すのだろうと思います。おそらくは語学や資格取得、歴史や地理、数学の学び直しなど、役立てる先が明確に見えた上での選定でしょう。自分に必要な学びが、パズルのピースのように明確に見えてくるのです。昨年、やりたかったけれど忙しくてできなかったという人が、ここに来て学ぶ時間を作れるようになるのかもしれません。頭が冴え、さくさくとインプットを楽しめる非常にいい時期です。頑張ってみるといいでしょう。できれば仲間を作って、ときに切磋琢磨し励まし合うような関係を築いていけたら素敵です。

 

発信、つまり自分の意見を世の中に出していくことにも、さまざまな舞台が用意されています。たとえば人前で話したり、意見を述べたりする機会は増えるでしょうし、SNSでの発言・発信量が増える人もいます。それが新たなご縁につながり、新しいコミュニケーションが生まれるでしょう。人と意見を交わしたり、教え合ったり、気軽に会いに行ったり。2021年はコロナ禍で、人と会うこともそう簡単にはかなわない年でした。みずがめ座の人は、この5月中旬から一気にフィールドが広がったような感覚があるだろうと思いますよ。

 

おそらくですが、ここ1年ほど自分に直接かかわりのあること、目の前のことに無我夢中だったという人は多いかと思います。この5月以降、あなたは未知のこと、心をわくわくと弾ませることにたくさん出会い、心地よい刺激を取り入れていくほどの余裕が出てくるのでしょう。そして、おそらくはこの2年ほど整備を進めていた自分の「土台」、拠って立つ場所をより彩り鮮やかにしていくのだと思います。知りたいことには飛び込んで、会いたい人には会って、充実した毎日にしていきましょう。

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電子書籍『2022年上半期 あなたの運勢』では、ここまでにご紹介した全体運に加えて「仕事運」「恋愛運」も掲載、月ごとの具体的なアドバイスもお読みいただけます。

また、電子書籍購入者のみの特典として、2022年上半期の重要日をお知らせいたします。

※完全版(12星座分)のみの特典となります。星座別の分冊版からはご覧いただけません。恐れ入りますが、ご了承ください。

→2022年上半期の運勢 目次(12星座分)はこちら

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