
このたびは、#読書の秋2020 読書感想文コンテストにたくさんご投稿くださり、ありがとうございました! 課題本5冊の担当者編集者とともに、受賞作を決定いたしました。
課題図書(1) 蜜蜂と遠雷
音楽を食べて生きている-蜜蜂と遠雷を読んで 飯尾 早紀さん
(担当者編集者より)
自らもピアノを奏でる音楽好きの読み手が、読書をきっかけに自分の音楽観を問い直し、人が音楽を聴き楽しむ理由を言語化しようと格闘した痕跡が、そのまま感想となっている。本書と、本書が紹介する音楽へのあこがれを、なにより感じた。
課題図書(2) 明け方の若者たち
朝焼けに溶けろ デリコさん
(担当編集者より)
登場人物たちにぐっと近づいて、自分事として読んでくいるように感じました。主人公だけではなく、彼女の視点からも考えてくださったのも嬉しかったです。
課題図書(3) オタク女子が4人で暮らしてみたら
病める時も萌える時も 崎村 しおんさん
(著者と担当編集者より)
コロナ禍で現場が無くなって推しを摂取できない日々の淋しさから、オタクという不思議な生き様の分析、そして本書の登場人物に仲間がいるのではないかという他人事とは思えない親近感まで、大変「わかりみ」を感じていただき嬉しいです。
Twitter在住のオタクらしい(褒め言葉)感想文に胸を打たれました。5000兆円は進呈できませんが……。いつか手に入れたいですね、5000兆円……!
課題図書(4) 幻年時代
坂口恭平『幻年時代』を読んで suriさん
(担当編集者より)
『幻年時代』のキーワード「暗号」に対しての的確な分析に加え、筆者の方も幼き記憶に潜り、自らの暗号化の起源をたどろうと、自分の「幻年時代」を呼び起こされているところがよいなと思いました。
課題図書(5) 同姓同名
「正義」 は 「悪」 と同じくらい怖い Maiさん
(担当編集者より)
『同姓同名』で象徴的に描かれている、「凶悪な犯罪者と同姓同名になってしまった人たち」へのSNSや社会の行き過ぎた怒りや、押し付けの正義というものの恐怖は、私たちの日常でも多かれ少なかれ大なり小なり毎日のように起こっていることで、このコロナ禍で、よりその悪質な部分が顕著になっているように思います。大胆不敵な設定の中に隠れた、その繊細でリアルな「身近な恐怖」の部分をまさに等身大に読みとって書いてくださっていて、「まさに今の時代の感想文だ」と思ったので。
以上です。たくさんのご応募、ありがとうございました!
※この募集はnoteの「#読書の秋2020」コンテストの一部として行っているものです。ほかの課題図書やコンテスト全体のお知らせは、noteのお知らせをご覧ください。
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