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はじめてでもスラスラわかる3色ペンで読む決算書

2021.01.20 更新 ツイート

PL(損益計算書)は基本ルールで誰でもスラスラ読みこなせる! 吉田勧司

経営者、投資家はもちろん、一般のビジネスパーソンも常識として最低限は押さえておきたい決算書の読み方。しかし予備知識なしには理解するのが難しく、挫折してしまった人も多いでしょう。そんなあなたの心強い味方になるのが、『はじめてでもスラスラわかる3色ペンで読む決算書』。青(資産)、赤(負債)、緑(純資産)の色分けで、視覚的に、瞬間的に理解できる画期的なメソッドです。3色ペンを手に、ぜひためし読みしてみてください!

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売上から費用を引いたものが利益

ここまでBSについて学んできましたが、この章からは、PL(損益計算書)を解説していきます。

BSでは青、赤、緑の3色を使いましたが、PLでは緑色だけを使います。

上の図がPLの雛形です。PLとは、売上から段階を踏んで費用を引きながら、1年間の最終的な損益(当期純利益)を計算するものです。

BSの場合は、左右でバランスを取りながら計算していきましたが、PLでは単純に「売上高」―「費用」という形で引き算をしていきます。

最初は大きかった売上高が、費用を引くことで徐々に利益が減っていく「逆ピラミッド構造」になっています。最終的に「当期純利益」という形で、1年間の利益を把握することができます。

自分でPLを作ってみよう

第1章でピザ屋を開店するための道具を揃えましたので、この章ではその道具を使ってピザを売っていきましょう。

ピザのメニューにもいろいろありますが、このお店で出すメニューは、イタリアや日本でも人気のある次の2つのピザを選んでみました。

・マルゲリータ(バジリコ、モッツァレラチーズ、トマトを使ったピザ)

・クアトロ・フォルマッジ(4種類のチーズを使ったピザ)

1日各100枚ずつ売ることにします。合計で200枚です。

・マルゲリータは、1枚1000円で売ります。

・クアトロ・フォルマッジは、1枚1500円で売ります。

・ピザ200枚は、毎日売り切る予定です。

通常のPLは1年分の売上と費用を計算するのですが、今回はウォーミングアップなので、1日分のPLを作ることにします。

ステップ1

まず、緑色のペンで緑枠を描き、その中に1日分のピザの売上を記載します。

PLに書き込む時の正式名称は「売上高」なので、緑枠の一番上に、「売上高」25万円と書きます。

売上の計算方法は、

・マルゲリータ……1000円×100枚=10万円

・クアトロ・フォルマッジ……1500円×100枚=15万円

以上の計算で算出しました。

次に、ピザを作るのに掛かった材料費を計算していきます。

簡単な材料リスト(1人前)を作ったので、ここから材料を選んでみます。

・マルゲリータ……このお店では、ベーシックにモッツァレラチーズ、小麦粉、バジリコ、ホールトマトを使います。材料費は1枚250円で、100枚で計算すると2万5000円となります。

・クアトロ・フォルマッジ……最高のピザを作るため、モッツァレラチーズ、ゴルゴンゾーラチーズ、リコッタチーズ、パルミジャーノチーズ、小麦粉を使用します。材料費は1枚650円で、100枚で計算すると6万5000円となります。

2つのピザの材料費を計算すると、次の表のようになります。

算出したマルゲリータとクアトロ・フォルマッジの材料費の合計金額9万円を、PLに記載します。

PL上の材料費の正式名称は「売上原価」なので、「売上高」の下に「売上原価」9万円と書きます。

(続きは本書にて!)

関連書籍

吉田勧司『はじめてでもスラスラわかる 3色ペンで読む決算書』

決算書は会社経営や株式投資、経営分析など様々な場面に役立つ便利なものですが、予備知識なしにはなかなか読み解くことができません。そこで本書では3色ペンを使って決算書を読むユニークで簡単な方法をご紹介します。青、赤、緑の3色に意味を持たせて、はじめて決算書に取り組む方でも理解しやすいように工夫してあります。この方法を使えば、どこからお金が入ってきてどのように使われたかが、視覚的に瞬間的に、理解できるようになります!

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はじめてでもスラスラわかる3色ペンで読む決算書

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吉田勧司

中小企業診断士、米国公認会計士。1974年、千葉県船橋市生まれ。明治学院大学卒業後、米国スクラントン大学経営大学院にて経営学修士(MBA)を取得。帰国後、中央青山監査法人、あらた監査法人にて国内外の企業を対象とした会計監査業務を行う。日本の中小企業の役に立ちたいとの思いから、現在、中小企業診断士として活動中。初心者向けの財務会計セミナーで用いていた「3色決算書法」が、「斬新でわかりやすい」と好評を博す。本書が初の著書となる。

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