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千駄ヶ谷占星術研究所‐星は答えを知っている-

2014.01.07 公開 ツイート

第3回

2014年1月のあなたの行動と新しい未来 松村潔

2014年が始まりました。どんな一年を過ごすか、もう決めましたか?今月も、あなたの行動・未来をホロスコープで読み解きます。

 

星に聞きたいわたしの運命

■質問「自分の力を仕事で活かすには、どうしたら良いでしょうか」
5 年後くらいに独立して自分で何か仕事を始めたいと考えています。こどもの頃から詩や文章を書くことが好きで、文筆業に就きたかったのですが叶えられず、そ れでもまだ何らかの形で自分を表現することができないかと模索中です。普段は事務系の仕事をしながら、空いた時間に自分の専門性を深めていこうと考えてい ますが、まだ方向がはっきりと定まらないため、何かアドバイスいただけないかと思いました。興味があるのは、書くこと、翻訳、占い、色彩やデザインなどで す。
 また、今年の春くらいまでは学生時代を過ごした東京で働くことを望んで長い間転職先を探していましたが、春以降は地元で暮らす方が現実的ではないかと思うようになりました。
 何よりも悩んでいるのは、自分の力を仕事で生かしたいのに、それが出来ていないことです。どうかヒントを与えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

ニックネーム:ステラ
生年月日:1982/3/24 午前  11:43
生まれた場所:和歌山県 和歌山市
ご職業:会社員
性別:女性
 


■回答「2012年の年末から、30年かけて推進するプロジェクトがスタート。2017年10月はじめに変化が起きそう」
ホロスコープを見て、まずわかることは、穏やかな図で、攻撃性というか、外に自分を表現する意欲が、弱めだということですね。これは対象ないし環境への打ち出しを意味する180度のアスペクトがなくて、なおかつ驚くことに、ハードアスペクトである90度もないということです。なので、人としては穏やかでいい。でも表現者としては弱気であるということです。
でも、それなら無理かというと、実際に、表現者として仕事している人を見てみると、進行とかトランシットなど時期によって移動してくる天体の影響や、また編集者や協力者とのかかわりで、180度ができるというケースも多いので、無理という感じでもないです。単独では、なかなか思い切りが悪いです、という程度かと。追い立てられるように、駆り立てられるように動くというのがないんですね。
とくに太陽は牡羊座の4度で、社会活動の10ハウスにありますから、仕事で成功するには、大地に降ろしてくれる人が必要です。妙な言い方ですが、ステラさんの存在が漠然としていて、まだ地上に降りてきてない。空中にいる。それを降ろす相棒みたいな人が出てくると良いわけです。
で、何か書いたりすることに関しては、適正はあります。ただこれも、月・水星、木星などが、ほかの天体とアスペクトがないので、というより海王星もないので、いわば部品が関連づけされていない、組み立てられていないプラモデルみたいなものです。部品は全部あるが、まだ構築されていないのです。だから、どこに向けて、なにを、というのがわかりにくいと言えるのですね。経験と人生の中で、自分のパーツをだんだんと統合化して、集中化させてください、ということです。
太陽系の中心の太陽(ホロスコープで出てくる太陽とは別物です)は大きな自己。この大きな自己を、七つないし10個くらいの「小さな自己」に分解したというのが、ホロスコープあるいは神智学的な思想です。この小さな自己が、集合することで、存在の統合化と推進力が獲得されるわけですが、まだ、組み立てられていないということです。これが今後の課題ですね。
地元はプレッシャー大きいですよ。でも悪くないです。最終的には、ステラさんは、地元に戻ってしまう人なので、だから若いうちはあちこちに行っててもいいと思うのです。必要なことは、もう書きましたが、大胆さ、外に自分を打ち出す意欲という側面と、自分の持てるものの統合化によって、特定の目的に向けて、すべてを動員する集中力です。これらは、ホロスコープを見て説明していますが、ずっと変わらないということではないです。出生図の条件はいわば出発点においての状況です。
2012年の年末から、30年かけて推進するプロジェクトがスタートしていて、それは自分の才能を生かして自営的な生活をするということです。同時にいままでの経歴が終わることも。五年後くらいと書いてますが、2017年10月はじめが目安です。火星期の36前後から地元なので、この頃から地元でしょうか。

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仕事に恋愛、恋人、結婚…。悩みが尽きない人々へ、占星術師・松村潔があなたを本当に輝かせるためのヒントをお送りします。

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松村潔

1953年生まれ。西洋占星術,タロットカード,神秘哲学における日本の第一人者。西洋占星術においては古典的な解釈にとらわれず、古今の宇宙思想をふまえた壮大な体系を構築する。著書は『ヘリオセントリック占星術』(説話社),『日本人はなぜ狐を信仰するのか』(講談社現代新書),『「月星座」占星術入門』(技術評論社)など多数。

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