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千駄ヶ谷占星術研究所‐星は答えを知っている-

2013.12.07 公開 ツイート

第2回

2013年12月のあなたの行動と新しい未来 松村潔

気がつけばもう12月、2013年も終わりに近づきました。1年の締めくくり、あなたはどう過ごしますか?今月も、あなたの行動・未来をホロスコープで読み解きます。

 

星に聞きたいわたしの運命

■質問「仕事を始めても、真っ先に辞めることを考えてしまいます。2年が限界で辞めてしまう自分をなんとか変えたいです」

大学までは順調だったのですが、卒業後から仕事が落ち着きません。海外に住みたい気持ちが強いのですが、どのようにす れば達成できるでしょうか。占いや音楽、表現することは好きなのですが、共通する知り合いとかコネもなく、一番はとにかくやる気が出ないことです。何かを始めても、途中からどうでもよくなるのです。仕事も2年が限界で、始めてもすぐにどうやってやめるかを考えてしまいます。友達ができても自分から連絡を 取らないし、連絡が来ても返事をする気にもなりません。1人がとても好きなのです。そんな自分でも何か先へ進めるアドバイスをいただけないでしょうか。よ ろしくお願いします。

ニックネーム:みらい
生年月日:1979年1月13日午前10時12分
生まれた場所:広島県広島
ご職業:その他

■回答「火星の36歳から45歳までは冥王星とのスクエアで挫折続きの傾向があります。あちこち覗き歩くという姿勢で取り組みましょう」

大学までは順調だと思います。これは占星術では16歳から25歳を示す金星の年齢域で、いて座の金星と、発展力を示すしし座の木星が120度で、スムーズに手をひろげていけます。とくに金星は大学の第9ハウスですから、その部分が楽しい。学ぶことの楽しさを味わっています。

でも、それ以後の年齢、太陽の26歳から35歳。火星の36歳から45歳までは、冥王星とのスクエアで挫折続きの傾向があります。しかも太陽や火星は11ハウスですから、就職する気がないんだと思います。仕事をすると、まじめにできる資質があり、これは仕事の6ハウスの土星ですが、でも26歳から46歳までは、自由業的で、突然やめて、というのを繰り返すと思います。この火星、冥王星の90度はそうとうに強制的ですから、なかなか気を付けたらなんとかなるというレベルではないです。で、46歳からは、大学時代の雰囲気に戻ります。
そもそも金星は木星と120度のアスペクトなので、楽天的ですね。遊び、創作、ゲーム、何か楽しいことに取り組むことになると思います。もともとが自営業的という点もあるし、社会的な立場をあらわす10ハウスには言葉と知性の水星がありますから、言葉を使う仕事がいいわけですね。そしてこの水星にはアスペクトがないので、なんでもやれてしまう。題材問わずです。言葉そのものはやぎ座なので堅くて地味なんですが、しし座の木星という派手な表現の力の部分と150度で、派手な表現を訓練することになります。


まだ、この木星の時期には時間があります。それまでは職業的に安定しない流れなので、無理に安定しようと考えると無理がかかります。みらいさんに何か極端な考え方をしてしまう傾向があり、煮詰まると急激に方向転換をしてしまいます。あちこち覗き歩くという姿勢で取り組むべきです。
で、月が冥王星と90度なので、感情が不安定で、それまでやる気あったものも急になくなったりしますが、友達が少ないのはこれが原因かなと思います。急に冷淡になったりするというわけです。つまり気持ちの連続性がないんです。これは定期的な仕事を取り組むことで緩和されます。


人生の最大の異変期は18年前後だと思いますが、この時期ならば変化しずらい時でも強制的に変えるという行動をしやすいです。今の自分ならえり好みして選ばないものも、興味を抱くようになります。
もう一度書きますが、火星と冥王星のスクエアはあまりにも強制的なので、工夫してそれを変えるというのはおよそ不可能だと思います。なので、むしろそれを有用に活用するということのほうが重要で、仕事を転々としても、それは情報を得るためであるみたいな目的で時期が来たら移るといいと思います。チャートには積極的に意図があります。つまり方向転換は必要なものだと解釈します。そのことについて結論つけるのは死ぬ間際です。

 

 

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仕事に恋愛、恋人、結婚…。悩みが尽きない人々へ、占星術師・松村潔があなたを本当に輝かせるためのヒントをお送りします。

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松村潔

1953年生まれ。西洋占星術,タロットカード,神秘哲学における日本の第一人者。西洋占星術においては古典的な解釈にとらわれず、古今の宇宙思想をふまえた壮大な体系を構築する。著書は『ヘリオセントリック占星術』(説話社),『日本人はなぜ狐を信仰するのか』(講談社現代新書),『「月星座」占星術入門』(技術評論社)など多数。

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