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知って得するお金の話

2018.12.18 更新

ふるさと納税は、まだ間に合う平林亮子

(写真:iStock.com/kororokerokero)

今年もあっという間に12月。

そして「あっという間」といえば、NISAがスタートしてからあっという間に5年が経過しようとしています。

私も2014年にNISA口座を開設し、そこでとある株を購入しました。そして長いこと含み損を抱えておりましたが、現在は含み益が出ている状態です。

そのため、非課税期間が終わるまでに売却するのか、2019年からの非課税口座にロールオーバー(商品を移し換えること)するのか、数ヶ月悩みました。結局、ロールオーバーすることに決めました。

証券会社から送付されてきた所定の書類に記載をして投函。2019年から5年間非課税となる口座に移管しましたが、来年以降も同様の判断を迫られることになることを今から忘れないようにしておこうと思います。

ところで、12月に税金がらみで動いたことがもう1つありました。

そうです。ふるさと納税です。

ふるさと納税は、ざっくりと言えば、住民税等の納付先を自分で選択して寄付できる制度。限度額(所得の金額により個々人で異なる)の範囲内であれば、自己負担2000円で好きな自治体に寄付することができます。

返礼品を用意している自治体に寄付すればお得感もありますし、被災地への寄付といったものもありますから社会貢献も可能です。

税金の納付先や使い道を考えて納付できる、という点は大きな魅力であり、税金について考えるきっかけにもなると実感します。

2018年12月末までにふるさと納税が完了すれば、2018年の所得に応じて2019年に納付することになる住民税等の納付額が減額されます。ふるさと納税という形で税金の一部を前払いするイメージですね。

例えば、3万円ふるさと納税をした場合。それが限度額の範囲内であれば、

3万円−2000円=2万8000円

だけ、2019年に納付する住民税等が減るというわけです。3万円は年内に支払う必要がありますけれどね。

12月末までにふるさと納税を完了させるためには、ふるさとチョイスのウェブサイトによれば、

「基本的には2018年12月31日23時59分までに申し込み、入金が完了した分が対象になります。(ただし、自治体によっては31日より前に寄附申込を締め切る場合がございます)。寄附の基準は引き落とし日ではなく、自治体への入金日となります。引き落とし日やお礼の品の到着日は寄附に影響いたしません。クレジットカードでのお支払いを行う場合、寄附お申込みの後のクレジットカード決済画面で2018年12月31日までに決済完了させることで、年内の入金日として受け付ける自治体がほとんどですが……」

となっており、12月末日でも今年の分として寄付できるケースがあるようです。

返礼品だけではないふるさと納税のメリット

多くの人が意外と多額の住民税を納めているもの。住民税はざっくり言えば、所得の10%です。所得税は、195万円までの所得に対しては5%ですから、平均的な所得の場合、所得税より住民税が多くなっている可能性が高いのです。

その税金を自分の選択で使えるとしたら、とても有意義だと思いませんか?

限度額を超えるふるさと納税をしてしまうと、その分は自己負担になりますので注意しなければなりませんが、限度額の目安は、ふるさと納税を申し込める主なウェブサイト上でシミュレーションすることが可能です。

なお、ふるさと納税を申し込めるウェブサイトも色々ありますが、ウェブサイトによってオリジナルの返礼品が選べたり、クレジットカードなどのポイントがたまるケースもあったりしますから、より自分にあったものを探してみるのも楽しみの1つ。

ちなみに、私は今年ANAをたくさん利用させていただきましたので、マイルも貯まるANAのふるさと納税サイトを利用しました。

給与所得のみのサラリーマンで確定申告が必要でない場合などは、寄附金税額控除に係る申告特例申請書を寄付した自治体に送付すれば、それで税金の処理も完結します。ただし、この申告特例申告書は2019年1月10日必着です。

この申請書の提出が間に合わない場合や、5団体以上に寄付している場合、そもそも確定申告をしている場合には、ふるさと納税に関して確定申告をしなければ恩恵を受けられなくなりますのでお忘れなく。

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平林亮子

公認会計士。1975年千葉県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部地理学科出身。大学3年次在学中に公認会計士試験合格。
起業やプロジェクトのたち上げから、経営全般に至るまであらゆる面において経営者をサポートしている。
『決算書を楽しもう』(ダイヤモンド社)、『お金が貯まる5つの習慣』『<新版>相続はおそろしい』(幻冬舎新書)『レシートで人生を変える7つの手順』『損しないのはどっち?』(幻冬舎)など、著書は監修も含めると50冊を超える。
アールパートナーズ http://www.r-cpa.co.jp
平林亮子オフィシャルウェブサイト http://www.hirabayashi-cpa.com

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