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出口塾レポート

2018.10.18 公開 ポスト

人間は10年後のことだって分からない。だから「考える力」がすべてなんです出口治明

 9月27日、第3回「出口塾・自分の頭で考える日本の論点」が開催されました。
 今回も会場に使わせていただいていたのは、出口さんが社外取締役を務める、株式会社サンワカンパニーさんの東京ショールーム
 地下鉄外苑前駅から徒歩1分と抜群のアクセスに加えて、昼間はカフェも併設された、お洒落で開放感あふれるスペースです。

 第3回のテーマは
  ■日本はこのままアメリカの「核の傘」の下にいていいのか?
  ■人間の仕事はAIに奪われるのか?
  ■貧困対策は生活保護か、ベーシックインカムか?
  ■がんは早期発見・治療すべきか、放置がいいのか?
 の4つ。
 
 受講者の皆さんには、それぞれの問題についての基礎知識をまとめた資料を事前配布。当日は、出口さんが、まず問題の本質はどこにあるかを解説し、それについてご自分はどのような理由でどのように考えるかをレクチャー。そのあとは、受講者からの質問に1対1で答えていく、というスタイルです。

 今回最初にとりあげたテーマは、日本はこのままアメリカの「核の傘」の下にいていいのか、安全保障の問題です。
 聞くからに固くて難しそうな問題ですよね。でも出口さんのレクチャーの第一声は――そう、これまでの出口塾レポートをお読みくださったかたはお察しのように――「ものすごい簡単な問題だと思うんですけれど」でした。

 なぜ簡単なのか? 

 まず日本は、「大きい国」であるということ。よく「小さい国」だと言われるけれど、日本地図をヨーロッパの上においてみれば一目瞭然で、日本は国力だけでなく、面積においても十分に「大きい国」。
 自分より小さい国に守ってもらおうとはふつう考えないので、日本を守ってくれるとしたらアメリカか、中国か、EUの3つしかない。
 過去の経緯や国民感情を考えると、消去法で残るのはアメリカ。順序立てて考えたら当面の選択肢はほかにない。
 
……と、今回も鮮やかな説明でした。

 出口さんと相談してこのテーマを選んだとき、身近な話題でないので皆さんとっつきにくいかなと危惧していたのですが、全くそんなことはありませんでした。活発な質問が続いて、日中関係、北朝鮮の核問題、日本の核武装の現実味……と話題が膨らみ、とても充実したセッションになりました。
 今回も終了後のアンケートに「ふだん考えたことのない問題を考えるのが楽しい」とお書きくださったかたがいて、運営サイドとしても嬉しいことでした。

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出口塾レポート

幻冬舎大学では、7月12日に「出口塾・自分の頭で考える日本の論点」(全5回)を開講します。この連載では、開講のねらいや、各回の講座の様子などをお伝えしていきます。

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出口治明

1948年、三重県生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。京都大学法学部卒。1972年、日本生命に入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退社。同年、ネットライフ企画を設立、代表取締役社長に就任。2008年に免許を得てライフネット生命と社名を変更、2012年上場。社長・会長を10年務めたのち、2018年より現職。『人生を面白くする本物の教養』(幻冬舎新書)、『全世界史(上・下)』(新潮文庫)、『人類5000年史(I~Ⅲ)』(ちくま新書)、『座右の書『貞観政要』』(角川新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『還暦からの底力』(講談社現代新書)など著書多数。

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