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記憶力日本一を5度獲った私の奇跡のメモ術

2018.10.17 更新 ツイート

みるみるアイデアが湧いてくる「SCAMPER発想法」池田義博

方眼メモを使う、ペンの色は基本2色、メモは3列で書く、人の言った言葉には吹き出しを使う……。40代半ばからたった1年で「記憶力日本チャンピオン」になった池田義博氏の著書、『記憶力日本一を5度獲った私の奇跡のメモ術』には、「仕事の効率が上がらない」「集中力がない」「いいアイデアが浮かばない」などの悩みがたちまち解消するメモ&ノート術が盛りだくさん。特別に本書の一部をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

iStock.com/baramee2554

この発想法で仕事が変わる

 名著『アイデアのつくり方』の著者のジェームス・W・ヤングが「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」と喝破したように、アイデアとは0から生み出されるものではありません。

 今までひとつの方向からしか見ていなかったものを視点を変えて見たら、実は別の価値を秘めていたというのが非常に多いのです。

 今回紹介する方法はその変える視点をあらかじめ用意しておき、そのフレームワークに当てはめて既存のアイデアを新しいものに昇華しようとするものです。

 その名前を「SCAMPER発想法」と言います。

 SCAMPERとはある言葉たちの頭文字を集めたものです。

 SはSubstitute(代用)、CはCombine(結合)、AはAdapt(応用)、Mは2つあり、Modify(修正)またはMagnify(拡大)、PはPut to other uses(別の用途)、EはEliminate(削除)、Rも2つあり、Reverse(逆)かRearrange(再編成)となります。

 これらの頭文字をあわせて「SCAMPER」というわけです。

 例えばすでにある商品、サービス、業務内容、方法、システム等々が存在している場合、そこに先程の条件を機械的に当てはめて、新たな発想を生み出すというのがこの発想法のシステムです。

実際にやってみよう!

 

 

 上の表の質問をチェックリストにしておき、アイデアを必要としている課題に対して多方面から視点を変え新しいアイデアが生まれるか考えるのです。

 イメージしやすいように仮にあなたが消しゴムの製造メーカーの企画を担当する部署にいるとして新製品を考えるときにSCAMPER発想法を使うと次のような感じになります。

 (S)代用……消しゴムの代わりになるものは何かないか?

 (C)結合……消しゴムと何か他のものを結び付けられないか?

 (A)応用……消しゴムを他のことに応用できないか?

 (M)修正……消しゴムをどのように変えることができるか?(素材、デザイン等)

 (M)拡大……消しゴムの機能に付加価値を加えられないか?

 (P)別の用途……消しゴムに他にどんな使いみちがあるだろうか?

 (E)削除……消しゴムから何か削除できることがあるか?

 (R)逆……消しゴムの機能の逆はなんだろうか?

 (R)再編成……消しゴムの位置づけを文具以外に広げられないか?

 と、このようにあらかじめ決められたチェックリストに従って発想していくのです。

 全ての質問にいつでも最適な解が見つかるわけではありませんが、少なくとも堂々巡りを防いで効率よく発想するための道標になることは間違いありません。

 ぜひお試しください。

◇ ◇ ◇

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池田義博

グランドマスタージャパン代表。大学卒業後、大手通信機器メーカーにエンジニアとして入社。その後、学習塾を経営。塾の教材のアイデアを探していたときに出合った記憶術に惹かれ学び始める。このとき、記憶力を競う記憶力日本選手権大会の存在を知り出場を決意。独学での練習の末、初出場した2013年2月の大会で優勝し記憶力日本一となる。その後、14年、15年と3連覇。17年、18年も優勝し、出場した5回すべてで記憶力日本一に。また、13年12月、ロンドンで開催された世界記憶力選手権において、日本人初の「記憶力のグランドマスター」の称号を獲得する。

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