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整理収納アドバイザー、村上直子さんがお家の整理を通じてライフスタイルも変えていく…かもしれないこの連載。教師のAさん、会社員のKさんご夫婦と、こんど小学校に入学する長男のI君、まだ1歳のE君の4人家族のお宅を整理していきます。今回はおもちゃのあふれかえった洋室を整理していきます。
整理前:床にも椅子にも散らかるおもちゃ
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子どもがおもちゃをすぐに散らかしてしまう洋室。床だけでなく電子ピアノの椅子の上など、あらゆる場所にモノが置かれてしまっています。特に小物はうっかり目を離したスキにまだ1歳のE君が口に入れてしまわないかも心配です。
手前側にある本棚には図鑑や知育本が並べてあるのですが、このようにおもちゃが散らかっていると、読書になかなか集中できません。
全体の動線整理の回で決めたように、洋室は娯楽のスペースとし家具も含めて移動していきます。またタテの空間を活かして収納力をアップするとともに、子どもが自分から片付けをしたくなるようなシステムを作っていきましょう。
おもちゃの定位置を作る
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本棚と電子ピアノは睡眠・読書のスペースである和室のほうに移動。こちらの洋室にはダイニングにあったテレビやゲーム、家全体に散らばっていたおもちゃを集約し、娯楽のスペースとそれ以外を明確に分けました。
色とりどりのおもちゃは、遊ぶときには楽しいのですが収納したときにごちゃごちゃと見えてしまいがち。洋室の手前側、ダイニングから見たときの死角になる位置に置くことで、玄関から入ってきたときにすっきりした印象になります。収納する棚や引き出しの色を白に統一することで、ごちゃごちゃ感をさらに軽減しました。
おもちゃのスペースをまとめることでなにがあるか、またどのくらいのおもちゃを持っているかがひと目で把握できるように。新しいおもちゃを買うときはもう遊ばなくなったものを処分する、というルールを作り、モノが増えないようにします。
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大きいおもちゃは棚の上のスペースに。おもちゃの定位置を作り、床にモノを置かないようにすることで、遊んだら戻す、というサイクルを作るようにします。
小さいおもちゃは種類を分けて同じサイズのビンに入れるとすっきりとまとまります。透明なタンブラーなども、こういった小物をしまうのに便利。そのまま容器に入れるだけの簡単収納なので、子どもも片付けがしやすくなります。ラベルの色や形を変えておくことで、小さい子どもでも楽しんでおもちゃの分類をできるように。
また小分けにしておくことで、それぞれのおもちゃの適正量がわかり、増えすぎないようにできるという効果もあります。
ブロックなど、中くらいの大きさのおもちゃは引き出しに。こちらも入れるだけの簡単収納なので子どもの片付けも楽チン。引き出しには中身を示すラベルを貼り、それぞれのおもちゃの定位置だ、ということを子どもも大人もわかるようにして混ざらないようにします。
特によく遊ぶものは、なるべく下段に置いて子どもが自分でしまえるようにしましょう。
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パズルはジッパー付きの透明ケースに入れ、本などと並べて立てて収納するとスペースをとらず、外から中身もわかりやすいです。
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薬や仕事に使う事務用品などは子どもの手の届かないテレビ台の上段に。こちらも種類別にメッシュケースに入れ、ラベルをつけておくと取り出しやすくなります。
工作はまずフォトブックに
捨てたくはないが場所をとるのが工作で作った立体物。まずは写真に撮ってフォトブックにしておきましょう。携帯やデジカメで撮った写真データを、数百円程度でフォトブックにできるネットサービスもあります(TOLOTなど)。
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↓
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無理に捨ててしまう必要はありません。「捨てても写真が残っている」という状態を作っておき、子ども自身が「もういらない」と思ったときに処分すればよいのです。
工作以外の思い出の品などもこうしてフォトブックにしておくと、いざというときにモノを処分する決心がつけやすくなります。
* * *
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次回は和室を整理していきます!
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