2026年5月の発売以来、「読後、大切な人に会いたくなった」「溢れる涙が止められなかった」という声が次々と寄せられている長編小説『タイム・アフター・タイム』。
その反響に支えられ、おかげさまで続々と版を重ねています。
編集部では本書の魅力をお伝えする不定期配信の「TAT通信」を創刊! 記念すべき第1号では、著者・吉田修一さんへのインタビューをお届けします!
吉田修一さん、特別インタビュー!
●読者から感動の声が届いています。いまの率直な感想を教えてください。
「発売以来、皆さまから寄せられる感想に胸を熱くしています。
多くの感想は、この小説を読んでくださった皆さま方もまた、ご自身の胸のうちにあった『タイム・アフター・タイム』を思い出されたというもので、著者が読者の皆さまとつながれるというのはまさにこういうことなのではないかと、さらに胸が熱くなります。
読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。
この作品を書けたことが、今、心から誇りに思えます」
●恋愛小説を書くと決めて始められた新聞連載でしたが、吉田さんにとって「恋愛小説」とはどんなものですか?
「難しい質問ですが、『恋愛小説』に限らず、色気のある人間を書きたいといつも思っています。
人の色気というのは、その人の傷や欠点にほかならないと思っておりますので、その傷や欠点が多ければ多いものほど、恋愛小説に近づいていくような気がします」
●デビューから30年が経ちました。記憶に残る、いちばん嬉しかったことはなんですか?
「ありがたいことに嬉しかったことは山ほどあるのですが、いま浮かんだのは、デビュー作が書店に並んでいるのを見た日です」
●まだ読んでいない読者に向けて、本書をおすすめしてください。
「〝夏が一つ奪われるたび、きっと人は一つ大人になっていく。〟
これは作中の言葉ですが、夏に読むのにぴったりな小説だと思っています。
この『タイム・アフター・タイム』を、皆さま方の2026年の夏の思い出にしてもらえれば、これほどうれしいことはありません」
恋愛小説の枠を超えた、人生を描いた物語
十八歳の初恋と、二十数年後の再会を描いた530ページ超の長編大作。
本書の校了直前には「これをただの『恋愛小説』と謳っていいのか?」という葛藤が沸き起こりました。もっと良い表現はないものか……?
編集部、営業部、そして事前に原稿を読んでいただいた書店員の皆さまとも議論を重ね、帯のコピーも何度も見直して発売日を迎えました。
その制作過程のリアルは今後のTAT通信でご紹介したく思いますが……。
恋愛小説だと思って読み始めた人ほど、そのスケールの大きさに驚くようです。過去と現在を行き来しながら、登場人物たち一人ひとりの人生そのものを丁寧に描き出した物語でもあるからです。
その人生に触れたとき、あなたの胸には、どんな想いや記憶が去来するでしょうか。
青く輝く空と海が印象的な、この夏だからこそ読んでいただきたい一冊です。
あなたの『タイム・アフター・タイム』を見つけてください (TAT)v 。












