1. Home
  2. 読書
  3. TAT(タイム・アフター・タイム)通信
  4. 吉田修一さん特別インタビュー! この夏に...

TAT(タイム・アフター・タイム)通信

2026.08.08 公開 ポスト

吉田修一さん特別インタビュー! この夏にピッタリの長編大作『タイム・アフター・タイム』。幻冬舎編集部

2026年5月の発売以来、「読後、大切な人に会いたくなった」「溢れる涙が止められなかった」という声が次々と寄せられている長編小説『タイム・アフター・タイム』。

その反響に支えられ、おかげさまで続々と版を重ねています。

編集部では本書の魅力をお伝えする不定期配信の「TAT通信」を創刊! 記念すべき第1号では、著者・吉田修一さんへのインタビューをお届けします!

吉田修一『タイム・アフター・タイム』絶賛発売中!

吉田修一さん、特別インタビュー!

●読者から感動の声が届いています。いまの率直な感想を教えてください。

「発売以来、皆さまから寄せられる感想に胸を熱くしています。

多くの感想は、この小説を読んでくださった皆さま方もまた、ご自身の胸のうちにあった『タイム・アフター・タイム』を思い出されたというもので、著者が読者の皆さまとつながれるというのはまさにこういうことなのではないかと、さらに胸が熱くなります。

読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。

この作品を書けたことが、今、心から誇りに思えます」

 

●恋愛小説を書くと決めて始められた新聞連載でしたが、吉田さんにとって「恋愛小説」とはどんなものですか?

「難しい質問ですが、『恋愛小説』に限らず、色気のある人間を書きたいといつも思っています。

人の色気というのは、その人の傷や欠点にほかならないと思っておりますので、その傷や欠点が多ければ多いものほど、恋愛小説に近づいていくような気がします」

 

●デビューから30年が経ちました。記憶に残る、いちばん嬉しかったことはなんですか?

「ありがたいことに嬉しかったことは山ほどあるのですが、いま浮かんだのは、デビュー作が書店に並んでいるのを見た日です」

 

●まだ読んでいない読者に向けて、本書をおすすめしてください。

「〝夏が一つ奪われるたび、きっと人は一つ大人になっていく。〟

これは作中の言葉ですが、夏に読むのにぴったりな小説だと思っています。

この『タイム・アフター・タイム』を、皆さま方の2026年の夏の思い出にしてもらえれば、これほどうれしいことはありません」

撮影/吉田修一

恋愛小説の枠を超えた、人生を描いた物語

十八歳の初恋と、二十数年後の再会を描いた530ページ超の長編大作。

本書の校了直前には「これをただの『恋愛小説』と謳っていいのか?」という葛藤が沸き起こりました。もっと良い表現はないものか……?

編集部、営業部、そして事前に原稿を読んでいただいた書店員の皆さまとも議論を重ね、帯のコピーも何度も見直して発売日を迎えました。

その制作過程のリアルは今後のTAT通信でご紹介したく思いますが……。

恋愛小説だと思って読み始めた人ほど、そのスケールの大きさに驚くようです。過去と現在を行き来しながら、登場人物たち一人ひとりの人生そのものを丁寧に描き出した物語でもあるからです。

その人生に触れたとき、あなたの胸には、どんな想いや記憶が去来するでしょうか。

青く輝く空と海が印象的な、この夏だからこそ読んでいただきたい一冊です。

あなたの『タイム・アフター・タイム』を見つけてください (TAT)v 。

5刷重版がうれしくて、缶バッジを作りました

関連書籍

吉田修一『タイム・アフター・タイム』

解像度の高い人物たちと情景描写に惹き込まれ、 どんなに遠くてもなお鮮やかな恋の記憶が立ち上る。 ――松任谷由実(シンガーソングライター) こんなに泣いたら、きっと人生が変わってしまう。そんな恐怖とともに読み終えました。 ――金原ひとみ(作家) 『国宝』の著者、待望の最新作にして、 作家デビュー30周年記念作品! 眩しい夏の初恋と、二十年後の再会―― あの日、二人は何を守り、何を手放したのか? 純粋なものに向き合ってみたいと思った。 眩しいくらい純粋なものに向き合った時、自分の心がまだちゃんと動くのか確かめてみたかった。 『タイム・アフター・タイム』は私なりの純粋なものをたくさん詰め込んだ小説です。 ――吉田修一 「取り返しのつかない間違いをした。 でも、大切な人のそばからは離れなかった」 建設会社に勤める尾崎颯は、土砂降りの雨のなか、高校の同級生だった久遠愛と再会する。二人は同じプロジェクトの担当者として再び言葉を交わすようになるが、建築家のデザイン盗用疑惑によって計画は暗転。さらに尾崎の家庭にはスキャンダルが迫り、久遠もまた、癒えない心の傷を抱えていた。 揺れ始める心はやがて、二十年数前の夏へと引き戻されていく。 青く輝く海と空に歓喜したあの頃と、眩しさを見つめ返せない今――東京と長崎、現在と過去を往還しながら、痛みも後悔も優しさも、すべてを抱きしめてあたためる長編大作。

{ この記事をシェアする }

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP