
1995年4月26日「田鎖夫婦殺害事件」が起きた。
犯人が分からないまま15年の時が経ち、2010年4月26日に“この事件の時効”が成立。
そして、翌日4月27日「殺人事件の時効が廃止」
それにより1995年4月28日以降に起きた殺人事件の時効は撤廃となった……。
あと2日早く時効廃止が施行されていれば、「田鎖夫婦殺害事件」の時効が成立することもなかったのに……。
わずか2日の差で、この事件の犯人を法で裁くことができなくなったのだ。
物語の主人公は「奪われた両親の命」と「僅差での時効成立」という過酷な運命に立たされた兄弟……。
警察官としての“正義”と、遺族として“復讐”の間で揺れる田鎖兄弟が織りなすクライムサスペンスが、ここに開幕!
こんなに引き込まれる導入が今まであっただろうか……。
個人的に春クールドラマの最注目作品であった「田鎖ブラザーズ」が先週の金曜日に放送開始となった。
本作のキャストは、
刑事の兄を演じる「岡田将生」
検視官の弟を演じる「染谷将太」
またプロデューサーを務めるのは映画『ラストマイル』や、ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』『最愛』など、クライムサスペンスの名手としてドラマファンから圧倒的な支持を受ける新井順子プロデューサー。
そして主題歌を担当するのは、人間ドラマにさらなる深みを与える声の持ち主「森山直太朗」
事前情報だけでも“面白い”が約束されていたが、期待を上回る第1話であった。
過去描写の演出には重厚感が溢れていて、「時効」という重めの題材を、オブラートに包んで濁すのではなくド直球に正面から描く姿勢が素晴らしかった。
まさに「本格派」のサスペンスであり、繊細な感情表現の描写が「人間ドラマ」にも力を入れていることが分かる。
考察面でも、それ以外の「メッセージ性」の部分でも、このドラマが楽しめることを1話で確信した私だ。
ストーリー面に関しても、時効という「終わり」を迎えたはずの事件が、形を変えて現在に影を落とす展開になっており、1話完結とも見える事件が“31年前の両親殺害事件”に何か繋がってくるかもしれないという緊張感をキープしてくれるのだ。
現代の事件の静かに積み上げられる違和感と、交差していく兄弟の運命が、物語の始まりにふさわしい余韻を残していたと感じる。
ありきたりな表現ではあるが「今後の展開がとにかく楽しみ」そんな求心力を持った第1話であった。
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