幻冬舎plusの人気連載「次元上昇日記」をまとめた書籍『この人生、前世のせいってことにしていいですか』が、本日2月5日(木)に発売となりました。
宇宙人、予言、都市伝説、量子波動検査器などの“スピリチュアル界隈”に足を運びながら、辛酸なめ子さんが体験し、感じたことを綴った、クスっと笑える試行錯誤の記録。
スピリチュアルって、こんなに広くて、深くて、面白かったんだ!と思える、そしてあなた自身も別の次元に触れることができたような感覚になれる本書。ちょっと不思議な読書体験を楽しんでください。
発売を記念して、試し読みを公開します。
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死者同士を結婚させる風習
【2023年12月20日】
先日虎ノ門ヒルズの「TOKYO NODE GALLERY」での開館記念企画、蜷川実花展「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」に伺いました。写真だけでなく、インスタレーション、立体、映えスポットなど、見どころだらけの没入型展示でした。総面積約1,500平米を使いこなしているのがすごいです、2024年2月25日まで開催中です。
ドーム型空間で、日常の中に潜む何気ない美しさの切り取った映像を観賞。すでにパラレルワールドに来た感が。
「Intersecting Future 蝶の舞う景色」というエリアは、東京中の造花が集まったのでは? と思うくらい、鮮やかな花々が咲き乱れていました。これを巨大空間で再現できること自体すごいです。どこを撮影しても映えがあふれていました。
「瞬きの中の永遠」というタイトルですが、実際没入すると、永遠に枯れない造花に囲まれて時間が存在しない霊界に来たようでもあります。
こんなきれいな霊界だったら、まちがいなく天国に来られたと思いますよね。霊界のお花畑を疑似体験できる展示です。
ところで霊界にまつわるちょっと怖い記事がありました。
「岩戸開き」第10号を読んでいたら、台湾出身のサイキックの女性、マギーホンさんの記事が目に止まりました。
「冥婚」の影響についての記事です。「冥婚」というのは、前に聞いたことがありました。たしか未婚で亡くなった人の魂を慰めるために、死者同士、この世で勝手にくっつけて結婚させる、という余計なお世話な風習です。結婚してないと成仏できないという思想があるそうですが、今の時代かなり古い価値感なのでは……。
マギーホンさんによると韓国や中国などでは今でも行なわれているそうです。死者を慰めるというだけでなく、陰陽のバランスを取ることがその家系にとって大切だと思われているのも冥婚が行なわれる理由の一つです。若い遺体が高額で取引されているところもあるとか。それどころか、調べたらまだ生きている人を冥婚要員として殺人までする事件も起こっているそうで、早くなくなってほしい禍々しい風習です。卒婚とかいってる日本はまだ平和です。
マギーホンさんのところにある大手企業に勤める美女が相談に来たそうで、なぜか彼氏が全くできず、寄ってくる男性は生気がない人ばかり、で悩んでいるそうでした。霊視したところ、彼女はなんと前世で「冥婚」していたのです。韓国で若くして亡くなった女の子で、同じく若い男性の遺体と一緒にお墓に入れられて「冥婚」していたビジョンが見えました。冥婚式は結婚式でもありお葬式でもあるんですね……。見ず知らずの男性と一緒にお墓に入れられ、祈祷師が縁結びの呪法をかけました。
その呪法がかなり強力で、生まれ変わっても、その女性は死んだ男性の魂と結びつけられたままになっていました。常に隣に遺体の男性がつきそっている感じでしょうか。ホラー漫画の世界です。死んだ男性が同じ波長を引き寄せて、彼女に近づいてくるのは生気のない男性ばかりということに……。マギーホンさんがその呪法を解いたら、明るい男性と縁ができたそうです。
「冥婚」怖すぎます……。もし覇気がない男性としか縁がない方(その逆で生気がない女性ばかり縁がある方)は、冥婚の前世を疑った方が良いかもしれません。
それにしても赤の他人の死者と勝手に結びつけられるくらいなら、せめて推し冥婚が良いですよね……。二次元でも芸能人でも、推しの人と冥婚の予約ができるサービスなどあったら需要ありそうです。もしくは、死後の意思表示カードなどに、冥婚不要と書いておいた方が安全かもしれません。
この人生、前世のせいってことにしていいですか

心豊かな来世のために、辛酸なめ子は今日も静かに徳を積む。イルカ、天狗、龍の逸話を求め、能力者たちに会いに行く。周波数で健康をチェックし、パワーストーン店で前世診断。癒しを求めて出雲、京都、沖縄を巡り、都市伝説の会にも参加する……。スピリチュアルの最前線を追い続けたその先で彼女が見たものは。クスッと笑える試行錯誤の記録。
本連載では、試し読みをお届けします。











