初恋は色褪せないものだ。
どんなに月日が経っても、その間に様々な色恋を重ねても、初恋は特別なものなのだ。
私自身も初恋の相手と交わした拙い会話やメール、その情景全てが20年以上の時が経っても鮮明に記憶の中に残っている。
そして、その初恋という淡い思い出の中には、思い出したくないような失敗や苦い経験が混じっており、その経験が今日の自分を形成しているのだ。
「明日、休み時間に3階のピロティで話そう」
私は勇気を出して自分から誘ったにもかかわらず、思春期特有の恥ずかしさから、この約束を破ってしまったことがある。
今思うと、なぜそんなことをしたのか分からないが、待ち合わせの場所に行くことができなかったのだ。
私はこのような淡くほろ苦い初恋の思い出を胸に刻んで、日々を歩んでいるわけだが、その初恋の記憶が、強烈なトラウマとなって現在の自分を脅かしている人もいるかもしれない……。
その最たる例が、ドラマ「再会 ~Silent Truth~」の主人公:飛奈淳一(竹内涼真)だろう。
彼の23年前の初恋の思い出が、封じ込めたはずの罪と共に、現代の平穏な日々を蝕んでいく様子に、他人事ではない恐怖を覚えた……。
そんな「再会 ~Silent Truth~」第1話だった。

極上のヒューマンラブミステリー開幕! 今後の考察合戦に備えよ!
大前提として私は原作を知らない。
そして今後もドラマが最終回を迎えるまでは原作を読まずに考察を行っていくつもりだ。
原作履修済み勢の方は、私の考察を「上から目線」で楽しんで欲しい。
このドラマのあらすじは以下の通りだ。
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23年前、飛奈淳一は幼馴染の3人と《ある事件で使用された拳銃》をタイムカプセルに封印するという秘密を共有した。
時が経ち、刑事となった淳一は、幼馴染の佐久間直人(渡辺大知)の兄「秀之」が殺害された事件を担当することになり、その事件の凶器が過去にタイムカプセルに封印した拳銃だと判明する。
さらに、初恋相手の万季子(井上真央)が容疑者に浮上し、運命の“再会”を果たす。
事件を通して、幼い頃の秘密とそれぞれの人生が再び交差し、これまで封じてきた過去と向き合うことで彼らの運命が動き出していく。
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考察好きは、よだれが出そうなストーリーだ。
登場人物の長年の葛藤や心情を読み取ることが、考察する上で大事になっていくと予想する。
早速だが考察を始めよう。
この物語の考察ポイントは大きく分けて
「誰がタイムカプセルから拳銃を取り出し、佐久間直人の兄を殺害したは誰か」
「過去の事件に隠された真相とは何か」
の2点だろう。
本日は前者の「現代で起きた殺人事件の真犯人」の考察をやっていく。
真犯人を考察する上で大事になってきそうなのが「時系列」だ。
このドラマの特徴として、細かく時間表示をしていることが挙げられる。
情報によると秀之の死亡推定時刻は「22時前」
警察の情報で「鑑識からの情報も含めて夜10時前と断定して間違いない」と述べているので確定と言っていいだろう。
となると万季子と元旦那の圭介(瀬戸康史)が被害者の秀之と会う約束をしていた時間は23時のため、あの時点で秀之は殺害されていたとなるのだ。
このことから万季子と圭介の共犯の可能性は低いと言えるだろう。となると最も怪しいのは被害者の弟「佐久間直人」だ。
彼が韓国から帰国したのは事件当日の21時前である。
殺害場所は神奈川県内(架空の市)であるため、羽田空港を21時に出れば、直人が兄殺害を行うことは可能だ。
また考察を生業にしてきた長年の勘のようなものを信じるならば、直人の「羽田空港から渋滞に巻き込まれて帰宅したのは23時頃」という発言は嘘で間違いない。

そして彼が最も怪しいと思う理由は、幼少期から変わらず万季子へ一途な恋心があることだ。幼少期の万季子への恋心に関しては、幼馴染の淳一も圭介もあったようだが、この2人の現在に関しては別に彼女がいる。
しかし直人は現在も独り身のようで、今も変わらず万季子への恋心があるように思える。そんな万季子のピンチとなれば、帰国直後という状況でも直人は彼女を助けに行くだろう。この恋心が彼の動機であり、怪しいと思う理由だ。
恋心に加えて、兄:秀之とは血の繋がりもなく、秀之が絵に描いたような問題児となれば、親族とはいえ、殺めてしまう可能性はあるだろう。
現状、容疑者はタイムカプセルに隠した拳銃のことを知っている4人であるため、その中で言うと最もアリバイの少ない直人が怪しいという結論だ。
しかし直人真犯人説には大きな疑問点がある。
「21時に帰国した直人が22時までにタイムカプセルを掘り出して銃を用意することが可能なのか」という点だ。
さすがの直人でも1時間の間に銃を掘り出すのは不可能に近いと考えられるため、銃に関してはあらかじめ掘り起こしていた可能性が高いと予想する。
もしくは掘り起こしに関しては万季子の犯行かもしれない。先ほど万季子と圭介の共犯は考えにくいと述べたが、万季子だけ嘘をついていた可能性は残っているため、万季子が銃を掘り起こして用意していたのかもしれない。
そこに直人が現れ、好きな人を犯罪者にするまいと銃を奪い、自分が兄を殺害したという展開も想像がつく。どちらにせよ、この事件は万季子と直人が大きく絡む事件だと私は予想する。
色々考察を広げたが物語は始まったばかり。
まだ見えていないものが沢山あるのは間違いない。
これからも新しい情報を元に考察を変えていく柔軟なスタイルでやっていきたいと思う。
引き続き「再会」というドラマの世界観に酔いしれながら、極上の考察LIFEを我々と楽しんで行きましょう。
••┈┈┈┈•• ドラマ情報 ••┈┈┈┈••
テレビ朝日『再会 ~Silent Truth~』( 毎週火曜夜9時~)
出演:竹内涼真、井上真央、瀬戸康史、渡辺大知 他
原作:横関大『再会』
脚本:橋部敦子
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:峰島あゆみ(テレビ朝日)中込卓也(テレビ朝日)他
監督:深川栄洋、山本大輔
音楽:得田 真裕
主題歌:優里『世界が終わりました』
著者:ペチ
イメージイラスト:サク
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