ふと子どもの頃の事を思い出し郷愁に浸る事はたまにあるが、
「懐かしいなぁ」ではなく、
「……いや、あいつのあれ何やったんやろ」
というような事を思い出す。
特に、大人に対してである。
友達や兄弟に対しては、大概の場合「あの時は子どもやったからしゃあないな」で解決する。「腹立つけど、あいつも小学生やったもんな」とか。
ただ、大人に対しては、「大人になったらあの人の気持ちが分かるんかな?」と思っていたのに、年月が経ってその人と同じ歳もしくはそれより上の歳になっても分からない場合、「何やったんやあの人」となって、真相が迷宮入りをする事が多々ある。
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クロスロード凡説

「ネタにはしてこなかった。でも、なぜか心に引っかかっていた。」
そんな出来事を、リアルとフィクションの間で、書き起こす。
始まりはリアル、着地はフィクションの新感覚エッセイ。
“日常のひっかかり”から、縦横無尽にフィクションがクロスしていく。
「コント」や「漫才」では収まらない深掘りと、妄想・言い訳・勝手な解釈が加わった「凡」説は、二転三転の末、伝説のストーリーへ……!?










