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クロスロード凡説

2025.11.05 公開 ポスト

あの大人は何だったのだろうか。辻皓平(ニッポンの社長)(お笑い芸人)

ふと子どもの頃の事を思い出し郷愁に浸る事はたまにあるが、

 

「懐かしいなぁ」ではなく、

 

「……いや、あいつのあれ何やったんやろ」

 

  いうような事を思い出す。
特に、大人に対してである。

 

 

友達や兄弟に対しては、大概の場合「あの時は子どもやったからしゃあないな」で解決する。「腹立つけど、あいつも小学生やったもんな」とか。

 

 

ただ、大人に対しては、「大人になったらあの人の気持ちが分かるんかな?」と思っていたのに、年月が経ってその人と同じ歳もしくはそれより上の歳になっても分からない場合、「何やったんやあの人」となって、真相が迷宮入りをする事が多々ある。

 

 

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クロスロード凡説

「ネタにはしてこなかった。でも、なぜか心に引っかかっていた。」
そんな出来事を、リアルとフィクションの間で、書き起こす。

始まりはリアル、着地はフィクションの新感覚エッセイ。
“日常のひっかかり”から、縦横無尽にフィクションがクロスしていく。

「コント」や「漫才」では収まらない深掘りと、妄想・言い訳・勝手な解釈が加わった「凡」説は、二転三転の末、伝説のストーリーへ……!?

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辻皓平(ニッポンの社長) お笑い芸人

1986年、京都府生まれ。

お笑いコンビ「ニッポンの社長」として、コントと漫才の“二刀流”で独自の笑いを追求。
漫才&コント二刀流No.1決定戦「ダブルインパクト」初代王者。
コント日本一を決める「キングオブコント」では、2020年から5年連続で決勝進出を果たす。

本コラムでは、日常の出来事に自由な解釈や言い訳、妄想を重ねながら、舞台とはまた違った角度で物語を綴る。
コントと漫才、どちらのネタも手がける著者が、言葉を操る“三刀流”として、文章の世界に挑む。

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