
かつては「かわいくなりたい」と願っていたブラマジ田中さん。
そんな彼女が、筋トレを通じて「美しい体でありたい」と思うようになった理由とは――。
“見た目”にとらわれず、自分を好きになるヒントがここにあります。
ブラマジ田中さんの初著書となる『一番好きな自分になろう』。
刊行を記念してお送りする試し読み連載、第4回です。
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「筋トレは精神安定剤」
― ブラマジ田中

美しさに対する価値観の変化
以前、私の願望は「もっとかわいくなりたい」「かわいい顔になりたい」でした。でも今は「美しい体になりたい」なので、まるっきり変わりました。
顔がどうでもよくなったわけではないです。顔は変えられないけれど、トレーニングで自分の理想の体になり姿勢や歩き方を変えることによって、顔が理想通りじゃなかったとしてもセクシーに見せることができる。自信が付くのでオーラも出てくると思うんです。
メイクはもともと薄いほうで、SNSをやるにあたり、写真映えのためにマツエクをするようになりました。SNSを始めた頃は、すっぴん顔なんて絶対に出せなかったし、写真もノーマルカメラでは撮れなくて、Ulike(加工のアプリ)で撮って上げてという感じだったんです。
これは高校生の頃からずっとだったので、美顔アプリを使わないという選択肢はありえなかった。
そこからどんどん自分の体に自信がついていくと、自己肯定感も高くなっていきました。多分、自信がつくと顔つきもちょっと変わるんですよね。今はだいたいノーマルカメラで撮った写真を上げています。なんなら「まあ、メイクなしでもいけるか」と、YouTube にノーメイクで出ることも。
実は栄養管理をしっかりしていると、肌も荒れにくくてメイクしないほうが肌の調子が良かったりもします。
「3万円の服を買うより、3キロ痩せたほうがいい」という説があるけれど、まさにそうなんです。20代前半の、合コン三昧だった頃の私は、いい服、高い服で着飾っていました。服にお金をかけて、少しでもいい女に見せようという考え方だったので。でも今は自分の筋肉があるので、体のラインが見える服なら何でもいいなと思うようになりました。
昔はコンプレックスだらけだったので、体のラインを見せるなんて考えられなかったですけどね。おかげで被服費が減り、布面積も減りました(笑)。筋トレって本当にすごい!
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本編には、さらにリアルなエピソードと、読むだけで前向きになれるメッセージがたっぷり収録されています。ぜひ書籍『一番好きな自分になろう』でもお楽しみください。
一番好きな自分になろう

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大迫力の筋肉×愛らしい笑顔のギャップで人気を集める、フィットネス界注目のインフルエンサー・ブラマジ田中、初の著書!