謙虚で穏やか、でも芯は強い。ISFP（冒険家）タイプの真の姿権藤晴美（16タイプ株式会社代表。タイプコーチ）／すぐる画伯（吉本興業株式会社所属。イラストレーター）

『16タイプ診断でわかるあなたのトリセツ』より、本日は、“冒険家タイプ”と呼ばれるISFPを深掘り！

強い美学や感受性を内に秘め、自然や芸術、音楽など五感を刺激するものに惹かれるISFP。大切な人を守ろうとする強さもあわせ持つ――そんな“冒険家”タイプの真の姿を、今回はじっくりと紐解いていきます。

＊　　　＊　　　 ＊

ISFP（冒険家）タイプってどんな人？

• 好きな人には温かさ、穏やかさを与える
• 五感を刺激される行動が好き
• 自分を表現することが苦手なので、仲良くなるまでに時間がかかる

タフな精神と集中力を兼ね備えている「冒険家タイプ」です。強い価値観や個性を持っていますが、あまり表に出さないので、端から見ると謙虚で控えめな人に見えるでしょう。

平和主義で穏やかな口調であることが特徴で、聞き役になることが多いです。人の価値観も尊重でき、自分の意見を押し付けることなく話します。

周囲の環境や人間関係に柔軟で辛抱強い一方、1人の時間や場所を必要とします。観察力が鋭く、自分にとって敵になりそうな人などを見分ける力もあるため、自分や自分の親しい人を攻撃されると積極的に守ろうとします。また、感受性が強く、独自の価値観や美学を持っています。五感を刺激するもの、例えば自然、動物、芸術、料理、音楽、ダンス、アクセサリー、小物、リアリティーショーなどを好みます。

物静かであまり自分を表現しようとはしないので、周囲の人と親しくなるまでに時間がかかる場合が多いですが、一度仲良くなった人とは深く信頼し合える関係を築くことができます。空気を読めない人やケンカ腰な人とは距離を置こうとします。言い合いになりそうなときは泣いたり逃げようとしたりする傾向もあります。

人間関係で気を付けるといいこと

ISFP は、自分の感情や感覚に対するセンサーはとても高いですが、自分の発言や行動が周りの人にどのような影響を与えるかについてはあまり意識していません。その証拠に、多くのISFP は深い思いやりを持っているにもかかわらず、周りの人には伝っておらず、第一印象では、冷たい、無愛想、怖いと思われてしまうことがあります。

ISFP は人と関わりたいという欲求を持っています。たとえそれが相手にとって否定的なものであっても、伝える練習をすることをおすすめします。行動しなければ何も変わりません。待つのではなく、自分から声をかける勇気を持ちましょう。

ISFP（冒険家）タイプは他のタイプとどう関わるべき？

●ISTJの人とは？

自分と違うからこそ、惹かれるでしょう。相手はあなたにとって頼れる存在です。あなたも相手から頼られるように、時間や約束は必ず守るようにしてください。自分の気持ちを伝えたいときは、具体的な例を挙げて説明すること。相手が批判的なときは、「自分を助けようとしてくれている」と考えましょう。

●ISFJの人とは？

衝突を避ける2人です。お互いに周りの人を幸せにすることが重要だと考えているので、2人とも相手のために行動しようとします。相手が守ろうとしているルールに納得できない場合は、しっかり言葉で表現するようにしてください。2人にとって、お互いに気持ちを正直に伝えることは、関係を築いていくうえで特に重要です。

※一部抜粋。書籍には全16タイプとの関わり方を掲載しています。

＊　　　＊　　　＊

『16タイプ診断でわかるあなたのトリセツ』は性格タイプの特徴からおすすめの職業、相性まで完全網羅！

自分のことはもちろん、身近なあの人や推しのことまで深掘りできる一冊です。

全国の書店＆ネット書店で好評発売中！　あなたも“自分”を言語化してみませんか？