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  4. 残念だった仁川アジアパラの観客席

 韓国の仁川で開催されたアジアパラ競技大会に足を運んだ。ブラインドサッカーには、韓国、中国、イラン、タイ、日本の5カ国が出場。日本チームは、緒戦のタイ戦に主将・落合の2ゴールと川村の1ゴールで3-0の勝利を収めると、翌日には前回(広州大会)優勝国・中国の猛攻を懸命にしのいで0-0の引き分けに持ち込んだ。しかし対イラン戦は0-2で敗戦。この時点で、3勝1分けのイランが金メダルを決めた。

 そして最終日。勝ち点4の日本は、勝ち点3の韓国と激突(韓国は中国、イラン、タイと引き分け)。負けたほうが表彰台を逃すという、心底からシビれる一戦である。中国が勝ち点5、得失点差0で大会を終えていたので、日本は引き分けでも(勝ち点5、得失点差+1なので)中国を抑えて銀メダルだ。その点ではやや有利だが、なにしろそこは韓国のホームである。地元観客で満員のスタンドが、日本にとって大きな脅威になるだろうと思われた。

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「ブラインドサッカー世界選手権2014」スタンド満員化プロジェクト

ブラジルW杯だけじゃない! 今年11月、全盲の視覚障害者がプレーするブラインドサッカー世界選手権が東京で開かれる。国立代々木競技場の特設スタンドを満員にして日本代表を応援する――ライター岡田の「ブラサカ満員化プロジェクト」が始動した。

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岡田仁志

昭和39(1964)年北海道旭川市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。3年間の出版社勤務を経て、フリーライターに。深川峻太郎の筆名でもコラムやエッセイ等を執筆。著書に『闇の中の翼たち――ブラインドサッカー日本代表の苦闘』(幻冬舎)。

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