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彼方からの手紙

2025.05.28 公開 ポスト

清水ミチコ×光浦靖子リレーエッセイ

清水さんはスルーされるけど、私は見つかるんです光浦靖子

先月からスタートした、清水ミチコさんと光浦靖子さんのリレーエッセイ。カナダでも“スルーされない”光浦さんから“スルーされる”清水さんへ。

*   *   *

 こちらは雨の長い冬がやっと終わり、春が来ました。青空が一面に広がり、街は花で溢れ、人々は陽の光を全身で貪るように表に出ます。陽の光は強くても、気温はまだまだ低いです。私には未だダウンジャケットが必要だというのに、カナダ人はもう半袖短パンです。気温で服装を決めるのではないのです。日光の量で決めるのです。(現在5月初め)。
 
カナダにいますが、業界のことはざっくりは知っています。白スポと黒スポを定期購読していますから。最近は号外が多かったですね。あ、わからない人のために説明しますと、白スポとは、たんぽぽの白鳥久美子さんが独自のルートで集めてくる芸能ゴシップで、黒スポとは、森三中黒沢が独自のルートで集めてくる芸能ゴシップです。どっちも、なんでそんなことまで知っているんだ?と、逆に疑わしい情報にも溢れています。虚実ないまぜ。虚の森から実を摘み取るのです。

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彼方からの手紙

清水ミチコさんと光浦靖子さんが月1回手紙を送りあうリレーエッセイ

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光浦靖子

1971年生まれ。愛知県出身。幼なじみの大久保佳代子と「オアシズ」を結成。テレビやラジオで活躍する一方、手芸作家、文筆家としても活動。著書に『『50歳になりまして』『お前より私のほうが繊細だぞ!』『傷なめクラブ』など多数。2021年8月よりカナダに留学。現在は、就労ビザを取得し、カナダで生活を続けている。(写真:山崎智世)

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