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がんばれシクジリーナ!白鳥JAY子の恋の手ほどき

2014.10.20 公開 ツイート

恋愛にまつわる質問はナシ!彼との距離はつめすぎないのが鉄則
第4回 初デートは2時間で撤退するべし 白鳥JAY子/なとみみわ

         イラスト/なとみ みわ

「もう、恋でしくじらない!」
 1000人以上の恋する乙女の悩みを解決してきた〝既婚オネエ〟ブロガー白鳥JAY子(しらとりじぇいこ)が、アラサー女子のための〝男をオトすテクニック〟を全7回にわたってお送りします。
「もう2年、彼氏がいないわ……」「ルックスもファッションも悪くないはずなのに、何故かモテん」「合コンに行くと売れ残る」というシクジリーナ(恋のしくじりを繰り返すモテない女のこと)たちを救う、恋の手ほどき。スグに使えるテクばかりなので、ぜひお試しを。

 

<イイ男も幸せも、向こうから歩いてこない>

  アタシとブス友・ゴリ子の間では、待ち合わせルールがあったの。
「美人は待ち合わせに5分遅れて登場してもいいけど、ブスは5分前行動」。これだけは守るよう心がけてたわ。だけど、アタシとゴリ子って初デートが嬉しくて楽しみにしすぎて、2時間前には参上してしまうタイプだったのよね。まさにモテない女、丸出し! それなのに、まさかのドタキャン喰らわされる、なんてこともあったっけ……(遠い目)。

 初デートでの自分は、「生クリームとスポンジのみのケーキ」だと思ってください。相手に好みのフルーツをトッピングさせる感覚で攻めるのよ。
 

<どんなに一緒にいたくても、長時間二人きりで過ごすのは避けて>
 はじめてのデートって、お互い手探り。自分が狙っている男だからこそできるだけ長く一緒にいたい気持ちは解るけど、慣れない人と長時間一緒にいると、自分だけじゃなく相手も疲れちゃうでしょ? どれだけ楽しくても、ほどほどが一番。デートは、長い時間一緒にいるより回数を重ねる方を重要視するべし!
 アタシは好きならずっとそばにいるのが当然だと思ってたから、初デートでできるだけ長く一緒にいようとどうにか理由をつけて相手を家に返さないようにしてたの。だけど相手からしたら、ほぼ「拉致」か「監禁」状態だったのよね? 
 はじめは「 ずっと一緒にいたいよ」とか言われてたのに、最後には「お願いだから帰らせて!」って言われたわね。

 解りやすく言うと、“満足するまで一緒にいるより、もう少し一緒にいたかったな”と思わせるということ。そうすれば、「彼女にしたらもっと一緒にいれるのに……」と思ってもらえるわけよ。
 付き合う前から時間無制限で一緒にいたり、彼氏でもないのに彼中心の予定に合わせて会ってしまうから、「別れるのが惜しい。またスグ会いたい!」と思われず、 お試し期間のまま「付き合って欲しい」と言われないの。ちなみに、「付き合って」といわれないままココで先に体を許すと、セフレ街道まっしぐらなのでご注意あそばせ。 
 

<初デートでは、彼との距離をつめすぎない>
 アタシが初デートをする時は、“2時間”って決めてるの。デートというか、ほぼ面接って感じね。その2時間で、相手の会話は勿論、言葉使い、目線、瞳孔の動き、小さな癖、仕草、返答などを観察して、できるだけ多くの情報を彼から読み取って一度撤退するの。その後2回目のデートに漕ぎ着けた時、一回目のデートで仕入れた情報に従って彼好みに化ければいいだけだからね。

恋愛方程式は、「卑怯」+「姑息」=「成就」なのよ。

 二人きりになって何を話していいか解らずにしくじるより、1回目は「え? もう帰るの?」状態にして、お楽しみは次回に♪って方法を取るのがベターよ!
 これもカラオケと同じなの。最初は2時間で、盛り上がれば延長して1時間ずつ、みたいな。だけど、何時間も延長するなんて飽きるし疲れるでしょ。それにどれだけ楽しくても「これだけ歌ったから、しばらくカラオケはいいや!」って十分満足しちゃうじゃない?なんでもそうだけど、少し物足りないってくらいの方が次の楽しみに繋がるの。
 延長しても1~2時間を限度にして、「歌い足りないな」くらいで打ち止めにしておく方が次が待ち遠しくなるワケ。

 そこでまず注意してほしいのは、「初デートで彼との距離を縮めたい」と思わないコト。シクジリーナは、過去の恋愛や家族のことなど彼のプライベートな事情を聞きすぎるから失敗するの。
 運良く合コンから初デートまで漕ぎ着けたからといって、「自分に心を開いてくれた!」と勘違いしちゃダメ。チェスをプレイしたら、いきなりチェックメイト出来ないのと同じ。彼からしたら、初デートこそ様子を伺っている状況なんだから。よって、初めてのデートで“過去の恋愛”や“元カノの話”などは聞くのも話すのもダメ。初デートでは重い話、込み入った話は一切ナシ! ただ“場を楽しんで”おくだけにするコト。

 アタシの場合、恋愛科目の成績表がオール1でね(爆)。
 もう彼の過去の恋愛は気になるし、ヤッた人数も聞いちゃうし、「いま仲良くしてる友達ってどんな子?」とか、彼の仕事場に可愛くてライバルになりそうな子は存在してないか、週末の予定を聞いて「友達と」って言われたら「その友達ってどういう関係?」とかまで細かくミクロ単位の質問をして「そんなことまで聞いてどうすんの? 怖いんだけど」なんて言われたからね。
 初デートを確実に成功させたければ、自分が楽しむことを優先するより、相手を楽しませることに全力を尽くすこと。自分が売れるための先行投資だと思って、一番初めのデートは彼のためにしましょう♪ ぬかりなくっ!

 <お知らせ>
白鳥JAY子さんの最新刊『貴女、またしくじるつもり? いつまでたっても「成就しない女子たちへ』(1200円)が11月27日に発売いたします!
plusでの連載で掲載されている内容は書籍のほんの一部です。「JAY子の愛の言葉をもっと聞きたい!」とお思いの方、ぜひ書店等で手にとって見てください~!

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白鳥JAY子

数百人の男とデートをしたのち、マルチミリオネアの子孫のカナダ人と出会い、2005年カナダ法律にて同性愛結婚。現在、旦那とワンちゃんとバンクーバーのコンドミニアムに暮らす“勝ち組のオネエ"ブロガー。著書に、『男のトリセツ』(河出書房新社)がある。

個人ブログ「白鳥JAY子の"オネ"シャルBLOG」(アメブロより移転)
http://blog.livedoor.jp/shiratori_jayco/
ちょくマガ「白鳥JAY子の棚ボタ移民
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なとみみわ

雑誌編集社の勤務後、テレビ制作会社に勤務。子育ても終わり趣味であるマンガを描きつつイラストレーターに加齢(?)なる転身。雑誌、書籍、ムック、広告等を中心に活躍中。

イラストレーター なとみ みわのオフィシャルサイト
http://www002.upp.so-net.ne.jp/natomi/

ブログ「あっけらかん」
http://ameblo.jp/akkerakan//

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