
「ねえ、君って何人(なにじん)?」ハワイじゃ、そんな質問がフツーに飛び交います!
日本、アメリカ、ブラジル、フィリピン、トンガ、サモア……みーんな違って、みーんな最高。文化の違いがむしろカッコいいのです♡
今回は、ハワイ生まれの私サーシャが“アロハ・スピリット”に育てられた日々を、元気いっぱいにお届けします!

みんな「知り合いの知り合い」誰もが家族のハワイのローカル
ハワイには「アロハ・スピリット」という言葉があります。アロハとはただの挨拶ではなく、「愛、思いやり、助け合い、尊敬」など、さまざまな意味が込められた言葉です。
ハワイの人々は、小さなコミュニティの中でお互いを支え合いながら生きています。私が育ったノースショアでは、みんな知り合いの知り合い。「あの人のいとこが〇〇だよね」とつながりがあり、誰もが家族のように接してくれました。
私の友人たちも、さまざまなルーツを持っていました。
サーファーの家系で育ったブラジル人の友達、日本から移住してきた日系三世の友達、フィリピンからの移民家族の子、トンガやサモアからのポリネシア系の仲間たち……。
みんながそれぞれの文化を大切にしながら、ハワイという土地の中で共存していました。
私はワイアルアに住んでいましたが、ハレイワ(ハレイバ)のマーケットや、ノースショアのビーチにはよく行きました。
学校が終わると、友達と「パアラカイ・ベーカリー」や「テッズ・ベーカリー」で甘いスイーツを買ったり、「タートルベイ・リゾート」近くのワイメア・ビーチで泳いだりして過ごしました。
「君の“エスニシティ”は何?」ルーツを知ることから始まるコミュニケーション
ハワイの学校では、「君の“エスニシティ”は何?」と聞かれることがよくありました。
エスニシティとは……ちょっと日本語が難しいので(笑)、下に国語辞典の説明を記載しておきますね。「民族性」と訳されることが多いみたいですね。
つまり、みんなが多様なルーツを持つため、自分が何人なのかを答えるのが普通でした。
私が「日本とアメリカのミックスだよ」と答えると、「へえ! それってすっごくクールだね!」とよく言われました。
エスニシティ(ethnicity)/言語や、社会的価値観、信仰、宗教、食習慣、慣習などの文化的特性を共有する集団における、アイデンティティないし所属意識、さらに歴史を共有する意識をさす人類学用語。「民族性」と訳されることもある。(コトバンクより)
このように、ハワイでは多様性が当たり前で、違いを尊重しながら成長できる環境が整っていました。「つねに誰でもウェルカム!」という大らかな心こそが、「アロハ・スピリッツ」と呼ばれるものでしょう。
そんな仲間たちとの経験が、私の価値観を大きく形成していきました。
次回はこのアロハ・スピリッツについてもう少し詳しくお話しします♪
【今週の“ハワイとっておき”】Royal Hawaiian center(ロイヤル・ハワイアン・センター)
ワイキキの街の中の「いやしの散歩」をご紹介します!
ロイヤル・ハワイアン・センターは、ワイキキのど真ん中にあるのに、緑がいっぱいで、静かすぎて、まるで別の空間にいるよう。
小路に沿って背の高い木がたくさん生えているので、日陰が多くて、涼しいです。短いコースですが、そよそよと風が吹き、とても癒される気持ちの良い場所です。
センターでショッピングしながら癒しの小路で気分転換は最高です!
ワイキキに来たらぜひ、体験してみてくださいね♪
サーシャのビューティフルハワイ!

ハワイ育ちのローカルガール・サーシャが、リアルな島暮らしの魅力をお届け! ノースショアの海、ローカルグルメ、友だちとの日常――観光では見えない「素顔のハワイ」を、ちょっとだけのぞいてみませんか? 都会に疲れた心が、ふっとほどける連載です。