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2022年下半期の星占い

2022.06.30 公開 ツイート

2022年下半期 おとめ座の運勢 真木あかり

人気占い師、真木あかりさんの新刊『2022年下半期 12星座別あなたの運勢』より、12星座別・ご縁の傾向と対策をお伝えいたします。

総合運

狭く深く、掘り下げるとき

もっと視野を広げよう。もっと広い世界を見よう。こうしたことは、さも「良いこと」のように語られます。「井の中の蛙」でいてはいけないよ、専門バカになっちゃいけないよ──確かに、一理あります。ただ、自分のなかに「核」がないまま飛び出して、どれほどの経験を得られるでしょうか。経験から学べることもたくさんありますが、それでも自分以外のことに関心のベクトルを向け続けても、どうしたって不安定になりがちです。まずは、自分と自分が深いかかわりを持つ他者にベクトルを向けることが先。自分というものをとことん掘り下げる時間を持ってこそ、世界を広げたときにキャッチできる情報量は増え、それを活かすこともできるようになります。

前置きが長くなって恐縮です。おとめ座の人が視野を広げ、広く世界に目を向けることで運が開ける時期に入るのは、2023年5月半ば以降のこと。そこに至るまでは、この下半期を含めて「とことん深く掘り下げること」が最大のテーマとなります。たとえば人間関係であれば、「この人」と決めた人との関係をじっくり熟成させていく。特に恋においては、表面的なお付き合いではとうてい満足できるものではないでしょう。どこかのめり込むようにして、一途にひとりを求めてやまない時間が増えてくるはずです。

申し上げるまでもないことですが、大切な人以外はすべて断て! という意味合いではありません。ただ、人間関係を「広げる」という方向には食指が動かないでしょう。また、実際にそうするのに充分な時間もないでしょう。あったとしても、大切な人と向き合うためにつぎ込みたいと、そんな気持ちが強くなるはずです。

 

仕事に関しても、広げるよりもとことん掘り下げ、探求することに意識が向かいます。昨今は副業、複業といった働き方も多くありますが、もしも「これ」と決めたひとつがあるのなら、複数のことを並行して頑張るのは運もエネルギーも分散するだけ。ひとつに絞ってじっくりと取り組むことが大切です。そんなあなたの姿を見て、信用してくれる人や引き立ててくれる人も、出てくるはずです。

 

こうした流れは、コロナ禍にウクライナ侵攻、目まぐるしく変化する国際情勢など、見通しが良くない社会のなかで「より確かな居場所を獲得していきたい」というこの時期の願いともリンクしそうです。特に仕事においては、少しでも良い立場になりたい、どんなに世の中が変わっても負けない自分でいたいという願いが、晩夏の頃からとても強くなってくるのです。世の中が見通せないことも、社会があっという間にゲームチェンジするのも既定路線として、その社会において確固たる居場所を築いていくための策が「掘り下げて、探求する」という流れになるのだろうと思います。困らないように。食い詰めないように。自分が自分として、能動的に人生を選択していけるように。

心の深いところで、人とつながる

2022年下半期は、人に恵まれる年でもあります。これは前述した、「『この人』と決めた人との関係をじっくり熟成させていく」という流れのひとつ。“人生の先輩”“人生の師”と呼べるような人を見つけて「自分もいつか、あの人のように」と思うようになる人はとても多いでしょう。以前から憧れている人と接点ができることもあれば、ここから2023年5月半ばまでに出会い、絆を強めていく人もいるだろうと思います。仕事上の上司、お世話になったクライアント、趣味で知り合った人。なかには「雲の上の存在」的な相手もいるのかもしれません。そして、大事な役割を受け継いだり、重要な教えを授かったりします。 何をどうしたら、あの人のような仕事ができるのだろう。どういうフィルターで世の中を見れば、あんな発想ができるんだろう。経験や思考をトレースし、実践してはうまくいったりいかなかったりするのでしょう。

 

こうした存在ができることには、私たちにとってどのような意味があるのでしょうか。決して、「すごい友達ができる」「推しとつながれる」などといったインスタントな話ではありません。

実は、この星回りは12年に一度、おとめ座の人の場合は2回に分けて訪れます。そのたびに胸に焼き付けられるのは、「自分ひとりで生きているわけじゃないんだ」という事実。たとえば、親戚や親兄弟とは、血をわけてつながっていますね。それと同じように、私たちは他人と、お金や思想やモノなど、さまざまなものを介してつながっています。12年ごとに訪れるこの時期は、人を介してそのつながりを実感することになるのです。

仮に10代であれば、生活面でも金銭面でも親に多くを頼る日々を過ごし、「自分ひとりで生きているわけじゃない」と実感する。20代、30代であれば仕事でガッツリ誰かについて教わったり、パートナーと助け合ったりしてそれを実感します。40代、50代であれば、子育てや仕事を通じて、今度は自分たちが貢献する側で、次世代のために行動することで実感するのかもしれません。60代以上であれば、やはり叡智のようなものでしょうか。

 

自分ひとりで生きているわけじゃない──それを人とのつながりのなかで感じる人もいれば、大自然に触れて人間のいとなみが大きな影響を与えていることを知り、しみじみと実感する人もいるでしょう。そして、我が身を省みるのです。

じゃあ、自分は自分以外の人が生きるために、何ができるだろうと。

 

何かを受け継ぐことは、社会のなかで居場所を見つけること、誰かが生きた証を残し、役立てることです。そして、自分が生きていけるようにすることです。面倒なことを避け、おいしいところだけを拾い集めるような生き方をしていては味わえない喜びが、ここにはあります。

この時期、あなた自身が誰かに慕われ、請われるかたちで「共有する」「教えを授ける」といったことをする側になる可能性もあります。次世代へのギフトとして、自分がかつて受け取った知識やマインドを伝えていく。思いを伝えていく。ひとりで生きているわけではないからです。教えてください、というのは、あなたに「社会に貢献する力」がある証拠です。そんなふうに必要とされることもまた、かけがえのない喜びのひとつと言えるのでしょう。

財産や金銭面で、受け継ぐものがあるかも

これはあなたの年齢や状況にもよるのですが、2023年5月半ばまでには、「自分の手で稼ぐお金」以外の資産を、どうにかする必要が出てくる人が多くなりそうです。たとえば遺産相続や事業譲渡といった課題に直面する人は多そうです。これも、ここまでに触れた「受け継ぐ」というかたちのひとつですね。住環境やキャリアの転機により、住宅ローンや事業資金を借り入れる必要が出てくることもありそうです。

もっと身近なところでは、ひとつの世帯のなかで稼ぐ人と家事に従事する人が変わり、バランスをとる必要が出てくるケースもあるでしょう。

たとえば、「一方の収入と労働時間が増えたので、もう一方が家事の大部分を担う」とか、「一方の収入減によりもう一方が収入のいい仕事に転職する」といったことですね。これも「自分ひとりで生きているわけではない」ということになりますが、ひとつ気になるのは、あなた自身はキャリアを追い求めたい時期である、という点です。チャンスややりたいことが目の前にあるのなら、遠慮抜きで話し合いができるといいですね。そうすることで、「ふたりで一緒に生きている意味」が、お互いに実感できるようになるだろうと思います。

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