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『ぬりえ えんとつ町のプペル』プロジェクトのはなし

2020.11.22 更新 ツイート

制作チーム・サブリーダーのつぶやき

55万部のベストセラーがぬりえになった! 『ぬりえ えんとつ町のプペル』プロジェクトチーム

55万部のベストセラー、にしのあきひろ原作の絵本『えんとつ町のプペル』
今年2020年12月25日には映画も公開に!

この大人気の絵本を「全ページ、ぬりえ」にした一冊が、11月26日に発売となる。
原作絵本の繊細で緻密な絵に忠実に、”まるまる全ページ、ぬりえに”した。#ぬりええんとつ町のプペル

このぬりえ、制作の過程がちょっと特徴的。
というのも、西野さんのオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の有志が手を挙げ、声をかけあって、制作チームを募り、企画から制作まで行ったのである。

制作過程の裏話を、チームのサブリーダー・スズキアケミ氏がリポートする。

*  *  *

ぬりえ制作担当 #イシヅカマコト

 

2020年コロナ自粛中。大人も子どもも不安の中、時間だけを潰すように過ごしていた頃。

写真家のイシヅカマコトさんからこんな連絡をいただいた。
「みんなの”おうちじかん”に、少しでも気が晴れるようなもの、作りたいっすねー。なので、ぬりえのサイト作りませんか?」

私はイラストレーターとして、細密なぬりえ制作にハマっていた。
当然ながら自粛中で家にいたし、即賛成。
さっそく、知り合いのイラストレーターさんたちに声をかけ、「おうちぬりえ」のサイトをつくった。 #おうちぬりえ

すると、言い出しっぺのイシヅカさんが、『えんとつ町のプペル』の表紙をなぞってぬりえにして、サイトにアップしてきた。

するとーー。

1ページ描きあげたせいで、全ページ揃ったところを見たくなってしまったらしい(笑)

「まるまる1冊、ぬりえにしてみません?」

「手描きで、全ページ!? いやそれ、時間が果てしなさすぎるッ!!」

そうは言いつつも、「ちょっと見てみたいかも」という気持ちが勝り、「う、うん…よくわかんないけどやろっか」っと、フワフワした返事をした。

誘ってきたイシヅカさん本人も
「どうやって進めよっかな~」
「出版とか出来たらすごいな~」
なんて言っている状態で、やっぱりフワフワしていた。

こんなふうにして、『ぬりえ えんとつ町のプペル』が始まったのだ。

ぬりえ制作担当 #イシヅカマコト

ご存じのとおり、『えんとつ町のプペル』の原作の絵は、とにかく細かい。

なかでも、このページは特に細かい! 
よ~く見ると、人がいたりするし、看板の細部まで描き込まれていて、町がリアルだ。

こんな絵は、いざ、1枚をトレースしてなぞり上げるのにも、何日も要する。
普段はフォトグラファー/映像ディレクターとして全国各地に飛びまわっているイシヅカ氏にとっては、何日も時間を取られる作業など考えもつかなかった事だろう。

そう考えると、コロナがなかったら、おそらく、作るという発想さえ浮かばなかった企画なのだ。

……いや、企画するだの発想が浮かぶだのって話の前に、ちょっと待って!!
誰かが描いた絵本をなぞって出版するなんて、著作権バリバリアウトじゃない??


でも、その心配はすぐに消えた。というのもイシヅカ氏から連絡が来たからだ。

「西野さんからOKもらいました~」

はぁ!?

「つきましては、この出版社さんで出版できたら嬉しいな~。編集者さんに会いに行かない?」

えぇ!?

「で、クリエイター募集して、みんなで描いたらどうかな! 明美さんも描く?」

お、おぅ……。


私の戸惑いなどスルーされ、彼は早速、16人のメンバーを集めた。

『人の作品を丸々なぞって本にする』
なんてこと、前代未聞に違いない。前例が(きっと)ない。
どう進めるのか? お手本もなければ、教えてくれる人もいないのに…!

しかし彼は、クラウドファンディングを立ち上げると、参加クリエイターを募り、
あっという間に参加メンバーは40人を揃えた。

そしてこのあと、こう言い放ったのだ。「明美さん! 任せます。」

をぉーーーーい!!(私、白目だったと思う)


それ以来、イシヅカ氏は連日、撮影に出たり、飲みに行ったりで連絡がつきにくくなった。おかげで、作業スピードは遅くなるし、先が見えない。それでも、毎日作業を進めることに。

そのうち、
無理だ! 手伝いたくない! 勝手にやらせてもらう!! って気持ちになっていったーー。

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『ぬりえ えんとつ町のプペル』プロジェクトのはなし

55万部を超えるベストセラー、にしのあきひろ原作の絵本『えんとつ町のプペル』がぬりえになった!
ところで、このぬりえ、制作に至る経緯がちょっと変わっている。
西野氏のオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の有志が声をかけあい、サロンメンバーによって企画がスタートし、制作まで行われたのだ。
参加者の中にはイラストレーターもいれば、小学生もいる。
制作裏話をこの連載で公開する。
書くのは、プロジェクトチームのサブリーダースズキアケミさんです!

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『ぬりえ えんとつ町のプペル』プロジェクトチーム

COVID-19が流行し、えんとつ町さながらの陰鬱な世界情勢の中、2020年6月に発足。写真家イシヅカマコトが立ち上げ、グラフィックデザイナー鈴木明美が指揮をとった制作チーム。クラウドファンディングにて募集し、イラストレーターから小学生まで40名を超えるクリエイターとPRで構成される。

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