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50歳から始める英語

2020.02.07 更新 ツイート

これでもう忘れない!英単語は「五感」を使って覚えよう清涼院流水

英語がしゃべれるようになりたいけど、この歳では今さらもう遅い……。そんなふうにあきらめていませんか? しかし、TOEICテスト満点を5回達成した経験を持つミステリ作家、清涼院流水さんによると、英語を習得するなら時間とお金に余裕があり、経験豊富な50歳からがベストだそう。著書『50歳から始める英語』には、その独自の勉強法が詰まっています。中身を少しだけお見せしましょう。

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英単語の正しい覚え方

英単語と英文法の本を最低1冊ずつ(複数冊ずつでもOKです)、すぐに参照できるところに置き、毎日の学習記録を手帳やスマホなどにつける準備ができたら、いよいよ英語学習スタートとなります。

(写真:iStock.com/Bychykhin_Olexandr)

英語学習というのは、つまるところ、「おぼえている英単語を増やし続け、きちんと理解できていない英文法を減らし続ける」ということに尽きます。英会話にしても、聴いたり話したりする能力のベースは、英単語と英文法だからです。

ヤル気にあふれた真剣な英語学習者なのに、なかなか結果を出せない方は、「英単語と英文法のおぼえ方を知らない」ことが原因になっているケースが、非常に多くあります。

そもそも、「英単語をおぼえる」というのは、どういう作業でしょうか?

たとえば、英単語の本に「memorize=記憶する」と書かれていたとして、「ふーん、メモライズが『記憶する』という意味の単語なのか。知らなかった。次に見た時に思い出せるかな。どうだろう。じゃあ、次の単語」と、すぐ次の単語に移ってしまっては、“おぼえた”ことにはなりません。それは“見ただけ”という状態です。

筆者の考える「英単語をおぼえた状態」というのは、「memorize」という綴りを見た瞬間、その音と意味が1秒以内に浮かび、同時に、「記憶する」という日本語からも「memorize」という綴りと音を1秒以内に思い浮かべられるようになった状態を示します。

もちろん、初めて見た瞬間、完璧に体得できる人などいません。「memorize」という綴りを見ながら(発音記号や意味は隠して)、その発音と意味を1秒以内に思い浮かべられるまで、できれば声に出して(声を出せない場所なら脳内で)、「メモライズ……記憶する……メモライズ……記憶する」と、くり返すのです。最初は数秒かかったとしても、何度もくり返すうちに、必ず1秒以内にできるようになります。

手と口を動かして覚える

声で(あるいは脳内で)くり返すだけでは、なかなかおぼえられない場合には、「memorize」の綴りを何度も紙に書きながら(あるいはスマホなどに綴りを打ち込みながら)、そのつど「メモライズ……記憶する……メモライズ……記憶する……」と声に出すか脳内で連呼するようにすれば、よりおぼえやすくなります。

(写真:iStock.com/g-stockstudio)

目で見て記憶しようとするだけでなく、声に出したり、手を動かしたりすることで、より深く脳に記憶を刻みつけることができるのです。

英単語の発音と意味をおぼえて終わりではなく、逆に、「記憶する」という日本語を見た時に「memorize」の綴りと「メモライズ」という発音を1秒以内に思い浮かべられるようにする。綴りをおぼえられなければ、何度も、何度でも書いてみる。ここまで仕上げて、初めて、「ひとつの英単語をおぼえた」と言えるのです。

英単語を実際に書くのには時間がかかると思いますが、珍しい綴りの単語は、実際に書かずにおぼえるのは難しいでしょう。たとえば、「宿泊施設」を意味する英単語は、カタカナで書くならアカマデイシュンという音ですが、次のどの綴りが正解でしょうか。

(A)acomodation
(B)accomodation
(C)acommodation
(D)accommodation

この例のように、同じアルファベットが連続する単語などは、たとえ意味と音を正確におぼえていても、綴りを正確に思い出せないことは珍しくありません。こうしたおぼえにくい単語を記憶するには、書きながら、「そうか。accommodationにはcとmが2個ずつあるんだな」とカラダを使って実感することが効果的です(正解はDです)。

何度おぼえても、なかなか英単語をおぼえられません、という方の多くは、実は、“そもそも1度もきちんとおぼえていない”のです。“何度もおぼえているのに”と感じるのは、単なる錯覚です。1度でもきちんとおぼえたものは、忘れにくくなります。

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清涼院流水『50歳から始める英語 楽しいから結果が出る「正しい勉強法」74のリスト』

生まれてこの方ずっと身近にある外国語は英語。なのに字幕なしで映画鑑賞はおろか海外旅行での簡単な会話すらままならず、諦め続けている人は多い。しかし英語を習得するなら時間とお金に余裕があり経験豊富な50歳からがいい。この期に及んで同時通訳を目指したり欧米企業に勤めるわけじゃない今だからこそ、誰からも強制されない英語学習は楽しく、人生をも豊かにする。TOEICテストを活用すれば自らの成長を数値化できてさらに愉快。今すぐ無性に英語を始めたい! という人に贈る“人生100年時代”の正しい英語勉強法。

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清涼院流水

1996年、『コズミック』で第二回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。以後、小説だけでなくビジネス書、ノンフィクション、英語学習指南書など著作多数。小説執筆の息抜きとして始めた英語学習にハマり、独自のメソッドでTOEIC(現L&R)テスト満点を5回達成。2009年から17年まで主宰していた「社会人英語部」では、のべ65人の部員をTOEICスコア平均900点台にまで導く。日本人作家の小説を英訳して世界中の電子書店で販売しており、著者、英訳者、編集者として手がけた英語作品は100を超える。作家としての近著に『ルイス・フロイス戦国記 ジャパゥン』(小社刊)、『純忠 日本で最初にキリシタン大名になった男』(WAVE出版)などがある。


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