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奇跡のホルモン・スイッチ

2019.06.21 更新 ツイート

アメリカ人は日本人の10倍「セロトニン」を味方につけていた!加藤雅俊

やる気を高めるノルアドレナリン、快感をもたらすドーパミン、精神を安定させるセロトニン、男らしさをつくるテストステロン、「可愛い」「守りたい」という気持ちを引き出すオキシトシン……。私たちの心や行動は、こうした「ホルモン」に支配されています。『奇跡のホルモン・スイッチ』は、そのホルモンを自在に操る方法が書かれた一冊。仕事から恋愛まで、読めば人生がバージョンアップする本書の一部をご紹介します。

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だからアメリカ人はいつも陽気

日本人は真面目、アメリカ人は快活など、人種によってある程度、個性が確立されています。実は、これにもホルモンが関係しています

(写真:iStock.com/gpointstudio)

たとえば、セロトニン。

タンパク質の遺伝子に着目すると、セロトニンを有効利用しやすい組み合わせを持つ人は、日本人では3%、アメリカ人では32%という研究結果があります。つまり、アメリカ人は日本人の10倍もセロトニンを味方につけているのです。

たしかに、日本人は、くよくよ悩むところがありますが、アメリカ人は、「おいおい、そんなことで悩んでいるのかい。陽気にいこうぜ」というようなタイプが多いような気がしませんか。初対面の相手を前にしても、日本人なら、「苗字にさん付け」が当たり前ですが、アメリカ人は「ヘイ、ボブ」という感じです。

また、セロトニンが多いと不安な気持ちが和らぐので、リスクを恐れず挑戦しやすくなります。日本には、1つの会社に勤め続けることが美徳とされる風潮がありますが、アメリカでは、転職するほど評価が高まります。

特定の遺伝子が、民族や人種間の個性の差に影響をおよぼしているというのは、とても興味深いです。また、人種によって食生活にも大いに関係しています。

外国人は肉をよく食べますが、先述したように、セロトニンを作る材料は肉に多く含まれます。肉という材料がないと、いくらホルモンのスイッチを押しても分泌しようがありません。

肉の中でも、最も効率のよいのは豚肉です。それはトリプトファンとビタミンの両方を含んでいるからです。実は、セロトニンはトリプトファンとビタミンを原料に脳内の「ほう線核」という部分で合成されて作られるため、トリプトファンと、ビタミンの両方が必要なのです。

ハム、ソーセージをもっと食べよう

トリプトファンというのは、聞きなれない言葉かもしれません。

(写真:iStock.com/Kuvona)

トリプトファンはタンパク質に含まれる必須アミノ酸のひとつです。体内では生成できないため、食べ物から摂る必要があります。野菜や果物にはほとんど含まれておらず、肉や魚、乳製品、大豆などに多く含まれています

ビタミンは、水に溶ける水溶性のビタミンの1つです。タンパク質からエネルギーを産生したり、筋肉や血液などが作られたりするときに働いています。肉や魚のほか、果物ではバナナに比較的多く含まれています

この両方を含んでいるのが豚肉になります。

豚肉の中でも、特に加工肉がおすすめです。セロトニンを効率よく生み出すという意味では、とてもよいです。加工肉は、豚肉の水分を抜いて作られているので、生肉と同じグラム数を食べた場合、肉そのものをたくさん食べられるからです。具体的には、1日80gぐらいを目安に摂れば充分です。

なお、2015年にWHO(世界保健機関)の専門組織である国際がん研究機関(IARC)が、ハムやソーセージなどの加工肉を「発がん性がある物質」に分類しました。

ですが、これは必ずしも「発がんリスク」が大きいということではありません。また加工肉といっても食品によって製法、含まれる食塩や化学物質の量などが違い、発がんに至る因果関係はまだ解明されていません。

国立がん研究センターが行った日本人のみを対象にした研究結果などを踏まえると、日本人が一般的に食べる量であれば、「加工肉はすべて避けるべきだ」とは言えない状況です。それよりは、加工肉を一切食べずにたんぱく質が不足してしまうデメリットのほうが大きいと思います。

特定の食品「だけ食べる」「だけ食べない」ではなく、バランスのとれた食事を心がけましょう。

加藤雅俊『奇跡のホルモン・スイッチ 潜在能力を引き出す』

やる気を高めるノルアドレナリン、快感をもたらすドーパミン、精神を安定させるセロトニン、男らしい体とメンタルをつくるテストステロン、「可愛い」「守りたい」という気持ちを引き出すオキシトシン等々、体内でつくられ、生命活動をコントロールするのが「ホルモン」。ホルモンがうまく働けば、人間にもともと備わっている能力が引き出され、仕事の成果もグンと上がる! ホルモンを自在に操る「魔法のスイッチ」である即効ツボ押し・運動法から、生活習慣・話し方まで。ホルモンをまるごと味方につける画期的な一冊。

加藤雅俊『薬に頼らず血圧を下げる方法』

「減塩や降圧剤で高血圧は治らない」 著者である加藤雅俊先生のそんな言葉から 本書の企画はスタートしました。 なぜ減塩、降圧剤で改善しないのか。 そもそもなぜ血圧が上がるのかについても わかりやすく解説しています。 減塩や薬に頼る前に 「まずは自分自身でできることがある」と語る 加藤雅俊先生が教える降圧法で、 血圧に振り回される毎日から 自由になれるはずです。

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奇跡のホルモン・スイッチ

やる気を高めるノルアドレナリン、快感をもたらすドーパミン、精神を安定させるセロトニン、愛情を引き出すオキシトシン等々、ホルモンがうまく働けば、人間にもともと備わっている能力が引き出され、仕事の成果も上がる!ホルモンを自在に操る「魔法のスイッチ」であるツボ押し・運動法から、生活習慣・言葉づかいまで。ホルモンをまるごと味方につける一冊。

 

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加藤雅俊 薬剤師・体内環境師

JHT日本ホリスティックセラピー協会会長。JHT日本ホリスティックセラピストアカデミー校長。ミッツ・エンタープライズ株式会社代表取締役社長。薬剤師。体内環境師。薬学予防医療家。薬に頼らず症状に対して食事や運動など多方面からアプローチする「ホリスティック理念」を日本で初めて唱えた第一人者。現在、昭和大学薬学部研究室にて「食と運動と脳(心)の関連性」について臨床研究に取り組んでいる。著書は『薬に頼らず血圧を下げる方法』(アチーブメント出版)、『1日1分で血圧は下がる! 薬も減塩もいらない!』(講談社)、『食事をガマンしないで血糖値を下げる方法』(マガジンハウス)ほか多数。著書累計は220万部を超える。

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