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資本家マインドセット

2019.04.09 公開 ポスト

もう「他人の時間」を生きるのはやめよう三戸政和(株式会社日本創生投資代表取締役CEO)

(写真:iStock.com/Bulat Silvia)

〈この本には私にとって「不都合なことばかり」書きました。文脈を読み違えれば、私が「搾取する側」に見えるからです。だからこれまで「資本家の考え方」は世に出てこなかったのでしょう。でもサラリーマンも、こんな「別の人生」があることを知っていたほうがいい。みなさんが思い通りの人生を歩めますように〉

シリーズ累計17万部突破『サラリーマンは300万円で小さい会社を買いなさい』(講談社+α新書)の著者・三戸政和さんがそう願って書き下ろした渾身の一冊『資本家マインドセット』。4月10日発売の本書から「はじめに」をお届けします。

*   *   *

サラリーマンよ、これからの時代は「資本家」として生きていこう。
 
そのためのマインドセット(思考様式、考え方の枠組み)を書いたのが、この本だ。

「資本家」とはいったい何をする人だろうか? 

 

私よりも上の世代なら、マルクス経済学を思い出すかもしれない。マルクス経済学における資本家は、簡単に言ってしまうと、労働者から搾取して利益を手に入れる「悪役」だ。マルクスの思想を知らなくても、資本家=ブラック企業の経営者、みたいなイメージを抱く人は多いかもしれない。

好きなことを、好きな人と、好きなようにやる人。

これが私の考える「資本家」だ。「好きなことを、好きな人と、好きなようにやる」というのは、TSUTAYAを運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)の社長・増田宗昭さんの言葉だ。これを聞いたとき、私は大きく心を揺さぶられ、そんな人生を歩んでいこうと胸に刻んだ。

私はいま40歳。人生の折り返し地点を過ぎ、残り時間を逆算するようになってきた。同世代の経営者とは、とにかく突き詰めて「好きなことを、好きな人と、好きなように」やれる環境を整え、実行しよう、と語り合っている。

では、どうしたら、そんな人生を歩むことができるのか? 

そのための具体的な方法についてはこれから述べていくが、すべての核になるのは、「他人の時間」を生きるのではなく「自分の時間」を生きる、ということだ。

「好きなことを、好きな人と、好きなように」やって生きていくには、有限の時間を最大限に活用しなければならない。他人の都合に振り回される、「他人の時間」を生きている暇はないし、「自分の時間」の効率も最大化させなければいけない。

これからは、キャッシュリッチではなく、タイムリッチになったものが、人生の勝者なのだ。

私はこれまで、ベンチャーキャピタリストとして、1000人以上の資本家(起業家)と出会い、共に遊び、働いてきた。彼らがどのような場面でどう意思決定し、どう行動に移してきたかを、つぶさに見てきた。

華々しく株式上場し、もしくは、自分の会社を売却し、莫大な資産を築き上げた資本家たち。彼らに共通していたのは、どうしたら時間対効果を最大にする=最短の時間で最大の効果を上げられるのかを常に考え、実践していることだった。

資本家として生きようとは、かつての「ヒルズ族」や「ネオヒルズ族」のような豪華絢爛(ごうかけんらん)、金がすべての人生を送ろうと言っているのではない。また、スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスクのように、24時間365日、人生のすべてを事業に投下し、巨万の富を築こうと言っているのでもない。

資本家とは、お金からも、働くことからも、自由な存在だ。

転職や出世競争で年収を数百万円上げようと考えるのは、サラリーマン・マインドセット。そのような、過当競争を強いられるのにリターンはわずかしか得られない土俵で戦っていては、「好きなことを、好きな人と、好きなようにやる」人生には死ぬまでたどりつけない。

他方、資本家たちが使いこなしているルール「資本家マインドセット」を体得し、戦う土俵を変えれば、サラリーマン時代と同じ労力で、数十倍、いや数百倍以上のアウトプットを得ることも可能だ。

なぜか? 

理由は簡単。資本主義のこの世界では、ゲームは資本家にもっとも有利に働くようになっているからだ。ルールをつくった側にいる資本家が、ゲームの勝ち方を知っているのは当然だ。

私自身、ほんの数年前までは、いちサラリーマンだった。だが、多くの優れた資本家と出会い、さまざまな実体験を通じて、「資本家マインドセット」を体得し、資本家の仲間入りをした。完璧ではないが、「好きなことを、好きな人と、好きなようにやる」人生を歩めるようになってきた。

そんな「資本家マインドセット」を、「このままサラリーマンをやっていていいのだろうか?」という不安や問題意識を持つ人たちとぜひシェアしたい。そう思って書いたのがこの本だ。

さらばサラリーマン。ようこそ資本家の世界へ。

*   *   *

この続きは書籍『資本家マインドセット』をご覧ください。

関連書籍

三戸政和『資本家マインドセット』

なぜ資本家になると「好きなことを、好きな人と、好きなようにやる」ことができるのか? 資本家は「経営者」「投資家」「資産家」とはどう違うのか? どうやったら「資本家」になれるのか? 資本家とはいったいどんなマインドセット(思考様式、考え方の枠組み)を持っているのか? サラリーマンでは金持ちになれない、それどころかサラリーマンという職業がもはや絶滅の危機に瀕している。そんな時代に、自分の好きなことを追求して成功したい若者や、老後が不安なサラリーマンに向けて、「資本家」という新しい生き方を提案する、必読のビジネス書。

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資本家マインドセット

フリーランス、セミリタイア、地方移住など、多様化している私たちの生き方。これからの人生をどう歩むべきか、迷っているあなたにヒントを与えてくれるのが、事業投資家・三戸政和さんの書籍『資本家マインドセット』です。サラリーマンと同じ労力で、数十倍、数百倍の成果を手にすることができる。好きなことを、好きな人と好きなようにできる。そんな「資本家」という新しい生き方を提案してくれる本書から、その魅力と、資本家になるための具体的方法を探っていきます。

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三戸政和 株式会社日本創生投資代表取締役CEO

株式会社日本創生投資代表取締役CEO。1978年兵庫県生まれ。同志社大学卒業後、2005年ソフトバンク・インベストメント(現SBIインベストメント)入社。ベンチャーキャピタリストとして日本やシンガポール、インドのファンドを担当し、ベンチャー投資や投資先にてM&A戦略、株式公開支援などを行う。2011年兵庫県議会議員に当選し、行政改革を推進。2014年地元の加古川市長選挙に出馬するも落選。2016年日本創生投資を投資予算30億円で創設し、中小企業に対する事業再生・事業承継に関するバイアウト投資を行っている。また、事業再生支援を行う株式会社中小事業活性の代表取締役副社長を務め、コンサルティング業務も行っている。著書に『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 会計編』(いずれも講談社+α新書)がある。
Twitter: @310JPN

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