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歌のち歌、ときどき旅

2017.09.08 更新 ツイート

なんだか面白いので、まだ続けるよエッセイ63

自分より若い人に会う。僕はそこで、どんな存在なのか? 歌う旅人・香川裕光

秋。なんとなく切なくなる季節です。
ライブで日本各地を廻っていると、自分より若い人たちと出会うことも多い。
もしかしたら今の自分が、そんな若い人に影響を与えているかもしれない。
そんなことを、ちゃんと感じて生きていけたらいいな。

***

エッセイ
秋の実り

 雲が高い。ふと空を見上げると、綿雲がゆっくりと西から東へと流れてゆく。夏の間の湿った風はどこへ行ってしまったのだろう。日差しはまだ強いけれど、乾いた風は汗を飛ばしてくれる。暑苦しくてタンスにしまっておいたお気に入りのスキニーシーンズも、ようやく出番がありそうだ。

 それに、夏バテのせいか、冬眠ならぬ“夏眠”していた食欲も、ムクリと顔を出してきた。僕の田舎では祖父母が美味しいお米を作っているのだが、そろそろ収穫の時期だ。稲が、金色の穂を重たそうにぶら下げて揺れ始めると、ピカピカに白く光った新米が待ち遠しい。そう、実りの秋である。

 僕みたいな安定も保証もない世界に身をおいて生きていると、季節の移り変わりや、小さな幸せが、どうしようもなく愛おしく想えるときがある。

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歌のち歌、ときどき旅

旅するシンガーソングライター香川裕光は、今日もギター片手に、日本のどこかで(ときどき海外で)、歌ったり笑ったり食べたりしています!

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歌う旅人・香川裕光

1986年広島県生まれ。20代前半の頃は重度障害者のための介護施設に勤め、介護の仕事の傍らで、ギターを持って歌っていた。この施設で、歌が人の心の奥に強く鋭く届くことに感動し、もっと多くの人に歌を聴いてほしいと一念発起。日本中を旅しながら、ライブを続けるように。そんなとき、TBS系列で深夜の時間帯に放映されていたオーディションバラエティ番組「Sing!Sing!Sing!」に、「他薦」されて出演したところ、審査員の高評価を得る。結果的に、最終決戦の場である「歌王」出演に至り、そこでグランプリに選ばれた。 
全国各地にて年間150本以上のライブ活動を行いつつ、広島のラジオ番組でDJもこなす。YouTube配信にて、オリジナルやカバー曲の動画を200本以上アップ。チャンネル登録者は8300人を超えている。

最新情報はこちら:公式HP
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