
ブラマジ田中さんの初著書となる『一番好きな自分になろう』。
刊行を記念し、ただいま試し読み企画を連載中! 本日はその第3回をお届けします。
「何をやっても続かなかった」――そんなブラマジ田中さんが、どうして“筋トレだけは”続けられたのか。
読めばきっと、“続けることの価値”が見えてきます。
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「筋トレをすると、自分を好きになる」
― ブラマジ田中

何も継続できない自分にさよなら
ジムで働き始めた24歳の頃は、20代半ばにもなって何一つ継続できたことのない自分に対して、このままだとまずいな、人として自立しないとな、という気持ちがありました。でも、変わりたいけれど、無理してまで変わりたいわけではなくて、変われる機会があったら変わりたいな、くらいの感じ。我ながらゆるい。
そんな自分が、一度もやめることなくトレーニングを継続できているのには、いくつか理由があります。
まず、「自分のなりたい理想の体」をはっきりとイメージしていたこと。筋トレを始めたばかりの頃は筋トレ自体は特に楽しくはなかったし、好きなわけでもなかったです。でも、トレーニングという「努力」をすることで、自分の体が目に見える形で変化して理想に近づいていくのが好きでした。
私の場合は、「トレーニングを頑張りたい」と思える環境も大きかったと思います。
現マネージャーに勧められてSNSを始めると、フォロワーさんがどんどん増えていって、たくさん応援の言葉をいただくようになりました。大会は、減量がとてもつらいしなかなか勝てなかったから、最初からやりたいことだったかというと、そうではなかった。でも、SNSを通じてみんなに応援されているからやる気になって、続けることができていました。
去年からは本格的に世界を目指すようになり、「ウェルネスカテゴリーで世界一になる」ということが、私の中で「やりたいこと」になりました。「上を目指したい」「挑戦したい」と思える環境は人生を豊かにするなと感じます。
あと「もっと大きくなりたい」という気持ちと「せっかくつけた筋肉をなくしたくない」という気持ちも大きいです。だから、数日でも筋トレを休むと「筋肉がなくなる……!」と心配になってしまいます。
「筋肉は裏切らない」とよく言いますが、それはこちら側が愛情をかけてあげていればのお話です。恋愛とは違い、愛と栄養を与えていれば裏切られることはほぼないです(笑)。
こんな感じで6年間、一度もやめることなく、楽しくトレーニングを継続できています。30年の人生において唯一継続できたことが仕事につながっていることも、本当に幸せなことだと思います。
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本編には、さらにリアルなエピソードと、読むだけで前向きになれるメッセージがたっぷり収録されています。ぜひ書籍『一番好きな自分になろう』でもお楽しみください。
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