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まってたんだよヒカル

2025.08.10 公開 ポスト

いろんなかたちの「家族」がある。養子縁組で生まれた家族の、あるひとつの形とは?つちだよしはる(絵本作家)

人気絵本作家つちだよしはる氏の新刊『まってたんだよ ヒカル』。

本作は特別養子縁組を支援する公益財団法人ミダス財団の発案で生まれた一冊。

世の中には、“いろんな家族のかたち”があります。

養子縁組によって家族になり、幸せな生活をおくる家庭が、ひとつでも増えますように。

そんな願いを込められた絵本。

いったいどんな内容なのか、冒頭をご紹介します。

(絵と文はつちだよしはるさん。原案はミダス財団代表の吉村英毅さんです)

おはなしは、こんなシーンから始まりますーー。

 

ヒカルは4さいのおとこのこ。
園がおわり、みんなはおうちのひとの おむかえをまっています。
ヒカルのうちは、おとうさんおかあさん いつもふたりでむかえにきます。

ヒカルのおうちはパン屋や さん、おとうさんとおかあさんは
あさはやくからはたらいています。

昼がすぎると〝きゅうけい〞といって
おみせをしめて ヒカルのおむかえにいきます。

そしてーー

あるひのよる、おみせがおわって おとうさんがよこになっていると、
ヒカルがきてはなします。
「 ねえねえいつもの ちっちゃいときのおはなしして」
おとうさんは
「ああ、いつものヒカルのはなし うんうん おかあさんもきて」
「はーい ヒカルのはなしだもんね」
おかあさんも となりにすわりました。

ヒカルのおとうさんとおかあさんは、ヒカルにどんな話をするのでしょうか?

ヒカルの大好きな「ちっちゃいときのおはなし」とは?

 

続きは、絵本でお楽しみください。

関連書籍

つちだよしはる/吉村英毅『まってたんだよ ヒカル』

特別養子縁組制度で幸せになる親子を、1組でも増やしたい。そのためには、生まれた時から「生い立ち(ライフストーリー)」について、親と子が話せる場を持つことが大切。特別養子縁組制度を支援する公益財団法人ミダス財団の協力で生まれた絵本。

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まってたんだよヒカル

ヒカルには、おとうさんとおかあさん、そして「生みのおかあさん」がいます

――ヒカルは4さいのおとこの子。お父さんとお母さんに愛されていてすくすくと育っている。
ヒカルがいつもお父さんとお母さんにねだる「大好きなお話」は、この家に来たときの話。
お父さんとお母さんは、いつものように語りだす。
「ヒカルに はじめてあった日のことは いまでもよくおぼえているよ。びょういんにつくと、生みのおかあさんからお願いされたんだよ」ーー

特別養子縁組制度で幸せになる親子を、1組でも増やしたい。そのためには、生まれた時から「生い立ち(ライフストーリー)」について、親と子が話せる場を持つことが大切。
特別養子縁組制度を支援する公益財団法人ミダス財団の協力で

「わたしたちの家族のかたち」を大好きな人と考え、養子縁組の理解を深める絵本

が生まれました。

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つちだよしはる 絵本作家

1957年山形県鶴岡市出身。日本大学芸術学部油絵科に在学中、中谷貞彦、千代子夫妻に師事する中で、絵本の世界に進むことを決意。1980年『にわのはな』(フレーベル館)で、絵本画家としてデビュー。1985年刊行の『きいろいばけつ』(もりやまみやこ作 つちだよしはる絵)は、翌年の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(低学年)となり、今では100刷を超えるロングセラーに。『ゆめをにるなべ』『このはのおかね、つかえます』(ともに茂市久美子作 土田義晴絵)も同様に課題図書となり、多くの子どもたちに愛読されている。2015年7月、読書推進団体の一般社団法人あいうえおを設立、代表理事に就任。これまでに手掛けた絵本等は600冊以上になり、多くの人に愛され、親しまれている。

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