2025年6月15日 諸行無常辛酸なめ子

諸行無常を感じられる作風のアーティスト、ルー・ヤン。先日、「PARCEL」ギャラリーでの「DOKU the Creator – 独生独死 创造者」にまた行き、今度はフルで動画を拝見することができました。

「人は一人で生まれて一人で死ぬ」
そんな意味を含んだタイトルの作品には、芸術家としての思いから、六道輪廻まで、重要な教えが凝縮されていました。

途中、目玉や臓物などイルミナティっぽいイメージも出てくるけれど、作者はさらに高次元の意識に到達しているので、グロいイメージが出てもそこで終わらないという安心感がありました。

この映像のセリフを書き起こして本にしてほしいと思う格言の数々が。

「縁が整えば作品が生まれる」
「私は宇宙が自身を表現するための管にすぎない」
「完全に新しい作品は存在しない」
「私は賞賛が押し寄せても空性に耳を傾ける」

など本人作品が評価されても傲慢になることなく達観しています。実際世界的に成功しているから、かっこいいセリフと思えるのでしょう。自分のような中途半端な存在が「成功は虚しいもの……」とか言い出しても笑われるだけです。
後半、六道輪廻出てくるのですが、

畜生道 愚痴の牢獄
餓鬼道 極端な貪欲
天国 享楽への耽溺

と、どこに行ってもキツいです。もちろん人間に生まれても平安はありません。

最後「全ての衆生が苦しみから解放されますように」という高次元からのメッセージが流れました。
ここまで達観してエゴもなくなっていたら、もう大変な思いをして作品を制作しなくて良い、と思いそうなものですが……。ハイクオリティな作品を生みだすモチベーションは人類救済の使命感からくるのでしょうか。

人類を救済する以前に救ってほしいのは私のパソコン環境です。物持ちが良すぎて15年くらいずっとデスクトップのMac mini使い続けています。OSはなんと10.6.8から更新できなくなって猫科シリーズのスノーレパード。このバージョンをまだ使っている人は他にいますでしょうか？

アプリが次々と動かなくなっていき、アドビ系も重くて動かず、ブラウザもクロームが動かないのでファイヤーフォックスに切り替えました。それでも見えないページがどんどん増えていき、メールの動きもやたら遅いです。ついにGメールの下書きフォルダのメールが開かなくなってしまいました。メールの新規作成をクリックしても反応しないという不便な状況に。これまで自分の中で勝手に長持ちの記録に挑戦していましたが、そろそろパソコンのアセンションの時期かもしれません。