
この回が掲載される2025年6月3日は愛猫ナロが永い眠りについて四十九日目になります。仏教では魂があの世へ行く日とされていて、残されたひとが日常生活に戻る節目になっているそうです。ぼくは日常の中に大きな穴が空いてしまったような感覚はまだまだ消えそうにありませんが、現実世界と仮想世界を融合させるMR技術のように視界に頭の中のナロの姿を合成することで自分の気持ちをなぐさめています。ただそうしながら思うのは、ナロと一緒に暮らしてきた15年間ずっと姿を見続けていたわけではないんですよね。むしろ姿は見てない時間の方が圧倒的に長いはずです。仕事しているときやお風呂につかっているときも、この家のどこかにナロがいると思って一緒にいる気分になっていたわけです。ということは広い宇宙のどこかにいると考えれば、これからも一緒にいるのだと言えるんじゃないでしょうか。撫でたりおなかに顔を埋めたりできないのは、やっぱりさみしいですけどね <´ `
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