日曜劇場「キャスター」第8話 本橋(道枝駿佑)は本当に裏切ったのか……！？ そして次週亡くなる仲間とは？ #阿部寛 #道枝駿佑 #永野芽郁 #6969b6969b~ろくろっ首~（ドラマ考察系 YouTuber）

「進藤の賄賂疑惑をリークしたのは本橋悠介」

最終章に突入したキャスター8話は想像を遥かに超える展開となった。

進藤の参謀として活躍してきた本橋が“禁断の裏切り”によって、師弟関係と思われていた2人のまさかの対立構造。

本橋はなぜ進藤を裏切ったのか……。

 

安心してください。本橋は裏切っていません。

 

私はドラマ考察を6年ほど生業にしてきたが、本橋が裏切っていないという理論的根拠を説明することはできない。だが、“彼が裏切っていない”と私は断言できる。

本橋は人を裏切るような人間ではないのだ。

ドラマ考察において根拠より直感を大事にすべき時があると私は考える。
この根拠のなき自信を持てる理由は、これまで見てきた本橋への信頼の証とも言えるだろう。

彼は進藤のために、進藤の指示の元で、あえて週刊誌に賄賂疑惑をリークした。

そう考えると、敵陣の懐に入るためにまるで裏切ったような表情で振る舞っている本橋が愛おしくも見えてくる。真面目な本橋のことだから部屋に入る前に闇堕ちフェイスを練習したに違いない。

また進藤目線で考えても、頭が切れる進藤があんなに窓際で賄賂を受け取るだろうか？進藤はあの時点で「私が賄賂を受け取る物証を押さえろ」と本橋に指示したのだろう。

この考察を展開できるのもまた、進藤への信頼の証と言えるだろう。
特に物語終盤の考察は、その人物への信頼に基づき推察していくのが私は好きだ。

この推察は時に盛大に裏切られることもある。
ドラマ考察において、それもまた一興だ。

果たしてこの物語は“根拠なき自信”が通用するのか。
次週の放送が待ちきれない。

待ち受ける「仲間の死」とは……。

本橋の裏切り疑惑だけでも胸のざわつきを抑えられないというのに
次週予告で衝撃的な文字が……

「仲間の死ー事故か殺人か！？」

物語終盤に差し掛かり、キャスターが社会派サスペンスへと変貌を遂げている。

そして待ち受ける死とは一体誰なのか……。

この考察は非常に胸が痛いのだが、ここは“あくまでもドラマである”ということを念頭に置いて予想したい。

私はプロデューサーの山井(音尾琢真）さんが危ないと考える。

これも予想の域は超えないが、7話の活躍が多かった点、特に仕事に対して熱く周りからの信頼も厚く描かれているところに、嫌な予感を感じざるを得ない。

山井さんは「とにかく優しい人間」というのがフリに思えてしまう……。長くドラマを考察していると、そんな考えに行き着いてしまうのだ。

また爆発が起きた場所も山中にある平屋であり、山井宅の可能性が非常に高い……。7話を通じて山井さんを大好きになったので、この予想が是非とも外れることを願う。

物語はクライマックス！敵は「国」そのもの……！？

ここにきて裏切り疑惑に爆破事件による仲間の死と物語が終盤であることを思い出させる過激な展開となっているキャスター。

進藤の前に立ち塞がる敵は、想像を遥かに超えるほど強大かもしれない。

・進藤妻を刺した人物
・山井父を崖から突き落とした人物
・山井宅を爆破した人物(次回予想)

この黒幕は「43年前の自衛隊輸送機墜落事故を隠蔽したい人物達」に違いない。

この隠蔽に関わるのは、原子力センター所長だけに止まらず、元内閣官房長官の側近達、その後ろ盾となっている大企業会長、そしてJBNという民法テレビ局会長といった悪役であることを隠す気のない重厚感溢れる面々たち。

進藤の敵は、国そのものといえるだろう。

隠蔽のために殺人をも厭わない卑劣かつ絶大な影響力を持つ大物達に進藤が挑んでいくのだ。進藤に勝ち目はあるのだろうか……。

進藤だけでは難しいかもしれない…………。
だからこそニュースゲートのメンバー全員で挑む必要があるのだ。

これまでの話を通して、ニュースゲートの絆が格段に深まったのは言うまでもない。

少年漫画で言うならば、仲間集めを完了し、今こそ強大な敵に立ち向かうクライマックスに突入したのだ。

だからこそニュースゲート内部で裏切り者が出てる場合ではない！進藤の元で成長した本橋や崎久保が、最後は進藤のために力を合わせて戦うのだ！そんな激アツなクライマックスが今から楽しみすぎる。

結びの言葉はあえて乱暴な言葉で言わせてほしい。

権力に溺れたオッサン達をとことん成敗してくれぇぇぇええええ！！！！

波乱を迎えた「恋するキャスター」もクライマックス突入！

『イケメン王子が走り出した時、物語はクライマックスを迎える』

これは古から伝わるラブコメの定義だ。
恋するキャスター8話も、まさにクライマックスを迎えようとしている。

全速力で走っているのに一切のビジュの乱れがないのは彼が人間の最高到達点である証拠とも言える。

そして私は気付いた。
彼が走り去った後の木々達が、少し芽吹いていたことに。

皆さんも、お持ちの植物の元気がないようでしたら道枝駿佑をさっと通らせてみるといいでしょう。

また恋キャス8話を観て、戸山(佐々木舞香)の行く末を心配されている方も多いでしょう。

でも忘れていませんか？　恋キャス8話の時系列は本編の山火事の前であることを。

戸山が山火事の取材に同行していたということはその前に本橋が戸山を職場に戻してあげたってことで間違いないでしょう！

本橋が戸山にどんな言葉をかけてくれたのか……。
妄想するだけで私の心も満開に芽吹いてしまいそうなので今日はこの辺で。

次回はセミファイナル……。“衝撃回”になることは間違いない。

そんな衝撃を1人で抱えられない貴方、我々の同時視聴配信と共に観ることをお勧めします！

著者：ペチ
ドラマイラスト：サク