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文豪未満

2023.12.07 公開 ポスト

今、書店を開くということ~佐賀之書店、大垣書店、透明書店~岩井圭也(作家)

私は、作家の今村翔吾さんが代表理事を務める「一般社団法人ホンミライ」で理事を務めている。まだ活動をはじめて間もないが、講演やオーサービジットなど、読書にまつわる多様な活動を推進する予定だ。

ホンミライウェブサイト

今村さんは作家業をしつつ、書店「きのしたブックセンターの事業継承、47都道府県を一周する「今村翔吾のまつり旅」実施、「ブックサンタ」の特別プログラム「作家サンタ」発起人など、本にまつわるさまざまな活動をしている。

そして12月3日、今村さんの新たなアクションが始動した。JR佐賀駅構内に、新たな書店「佐賀之書店」をオープンしたのだ。開店の模様は全国ニュースでも放映されたため、見かけた人もいるかもしれない。

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奨学金免除のため、しぶしぶ、刑務所の医者になった是永史郎(これなが しろう)。患者たちにはバカにされ、ベテランの助手に毎日怒られ、憂鬱な日々を送る。そんなある日の夜、自殺を予告した受刑者が、変死した。胸をかきむしった痕、覚せい剤の使用歴……これは自殺か、病死か?「朝までに死因を特定せよ!」所長命令を受け、史郎は美人研究員・有島に検査を依頼するが――手に汗握る、青春×医療ミステリ!

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デビューしてから4年経った2022年夏。私は10年勤めた会社を辞めて専業作家になっ(てしまっ)た。妻も子どももいる。死に物狂いで書き続けるしかない。

そんな一作家が、七転八倒の日々の中で(願わくば)成長していくさまをお届けできればと思う。

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岩井圭也 作家

1987年生まれ。大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年「永遠についての証明」で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュ ー。著書に『夏の陰』( KADOKAWA)、『文身』(祥伝社)、『最後の鑑定人』(KADOKAWA)、『付き添う人』(ポプラ社)等がある。

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