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フィンランドで暮らしてみた

2022.11.11 公開 ポスト

失敗は許されない「旗当番」なるもの芹澤桂(小説家)

11月だ。暗い。ひたすら暗い。どんな暗さかというと朝食も身支度もすべて済ませた朝9時に部屋のブラインドを開けて、「あ、開けても明るさに大差ないや」と閉め直すぐらいの暗さだ。ここ最近のヘルシンキの天気はずっと曇りか雨。冴えないことこの上ない。

そんな暗い季節に、週末に早起きしろと言われたら? 誰だっていやに決まっているし、私だってごめんだけど、必然性が出て来た。「旗当番」が回ってきたのだ。と言っても地域の子供の登校支援とはちょっと違う。

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芹澤桂 小説家

1983年生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。2008年「ファディダディ・ストーカーズ」にて第2回パピルス新人賞特別賞を受賞しデビュー。ヘルシンキ在住。

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