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知識ゼロからの仏教入門

2022.07.05 更新 ツイート

宗派別お焼香の回数とマナー お通夜、葬儀、告別式の違いもおさらい 長田幸康

お墓参りから除夜の鐘まで、私たちの生活に深く根ざしている仏教。しかし、意外と知っているようで知らないことが多いのではないでしょうか? 書籍『知識ゼロからの仏教入門』は、お釈迦さまの一生から、仏像の楽しみ方、あの世の世界、お葬式のマナーまで、仏教にまつわる常識を完全網羅。日本人なら一度は読んでおきたい本書から、内容を一部ご紹介します。

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告別式は「社会的なセレモニー」

お通夜とは、文字通り夜通し故人の側で最後の別れを惜しむ時間である。遺された者にとって、まだまだ死を受け入れ難いという場合も多い。

親族があちこちに離れて住んでいるのが当たり前の今日では、近くに住む親族だけでまず「仮通夜」を営み、葬儀の前日、遠方から駆けつけた親族や親しい知人のために「本通夜」が営まれる。夜通しではなく1~3時間程度で終わる「半通夜」が主流だ。

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葬儀は本来、家族や親族が故人をあの世に送り出すための宗教儀礼。僧侶が故人を仏の世界に導き入れることを「引導を渡す」という。

 

一方、告別式は生前故人と親交のあった広い範囲の知人らが最後の別れを告げる式典。宗教儀礼ではなく、社会的なセレモニーである。自由民権運動で有名な明治時代の思想家・中江兆民が亡くなったとき、遺言に従って宗教色を排した告別式が行なわれたのがルーツとされている。

何かとせわしない今日では、時間短縮のため葬儀と同時に告別式を行なう「葬儀・告別式」が一般的になった。しかし、もともと主旨の異なる式典を同時に行なうことへの抵抗感がないわけではない。

 

親族で「密葬」を営み、一般向けには「偲ぶ会」「お別れ会」を営むというスタイルが増えているのは、葬儀と告別式を本来の目的通り別々に行なおうという回帰の動きとも考えられる。

複雑な作法よりも気持ちが大切

葬儀に参列してまず不安になるのが焼香の作法だろう。線香の本数、お香をつまんで額におしいただく回数も宗派によりまちまちだ。

真言宗では焼香は3回。線香は3本立てる。三宝(仏・法・僧)に捧げるから「三」なのだ。

曹洞宗は2回。1回目は額におしいただき、2回目はそのまま香炉に入れる。線香は1本だけだ。

浄土真宗ではそもそも額におしいただくことをしない。自らの心身を清めるという意味があり、回数は本願寺派が1回、大谷派が2回。線香は折って香炉の中に寝かせる。

 

もっとも、そんな知識を備えている人は稀。大切なのは心から供養しようという気持ちである。

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続きは書籍『知識ゼロからの仏教入門』をご覧ください。

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長田幸康『知識ゼロからの仏教入門』

知っているようで知らない「み仏の常識」てんこもり!お釈迦さまの一生から、仏像の楽しみ方、お焼香の回数まで完全網羅。

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知識ゼロからの仏教入門

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長田幸康

1965年、愛知県生まれ。早稲田大学理工学部卒業。仏教とチベット文化に造詣が深い。インドでダライ・ラマ14世に出会って仏教に目覚め、チベット寺院に住み込んで理論と実践を学ぶ。現在、日本各地に伝わる仏教説話を訪ねる聖地巡礼に励むかたわら、毎年夏には、チベットに渡航し、仏教文化を巡るツアーの現地コーディネートを担当している。著書に『知識ゼロからの仏教入門』『知識ゼロからの仏の教え』『知識ゼロからのダライ・ラマ入門』(以上、小社)、『仏教的生き方入門 チベット人に学ぶ「がんばらずに暮らす知恵」』(ソフトバンク新書)、『心の安らぎに出合える仏教の教え』(双葉社)、『ブッダに学ぶ生きる智慧』(東洋経済新報社)など。

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