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フィンランドで暮らしてみた

2019.11.15 更新 ツイート

フィンランドで産んでみた!(マタニティブルーじゃないんだってば!篇)芹澤桂

妊娠全体を通して今振り返ると、第一子のときも第二子のときも、ネウボラおばさんや医師に「出産に対する恐怖」をやたら心配されたなぁと思い出す。

妊娠中期にも「出産に対して不安がありますか」などの質問がずらっと並んだアンケートに答える必要があったし、産院に提出するバースプランの要望を書く紙にまで「出産に対してどう思っているか」などという質問があった。きっと妊婦共通の悩みなのだろう。

私としては、やたら心配されると感じたぐらいだから恐怖はほとんどなく、無痛分娩の予定だったからリラックスしてその日を楽しみにしていたし、早く我が子に会いたかった。 だけど全く不安がなかったかというとそうでもない。そして私の場合、それは陣痛や出産そのものに対してじゃなかった。

「何も知らない」という不安

その日のことはよく覚えている。 私と夫は、ストックホルム行きのフェリーに乗っていた。 確か無料のチケットをもらったとかなんとかで、妊娠後期ではあったけど2泊の旅行に出ていた。夕方にヘルシンキを出て、フェリーのキャビンで一泊、朝にストックホルムに着いて1日観光してまた夕方に出る同じフェリーで一泊して戻ってくるという、しょっちゅう使っている便だった。 出産予定日までは2ヶ月近くある。フェリーの旅なら飛行機と違ってエコノミー症候群の心配もないし、なんども訪れているストックホルムで軽くリラックスしよう、そんな旅だった。

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フィンランドで暮らしてみた

気づけばフィンランド人と結婚して、ヘルシンキに暮らしてた! しかも子どもまで産んだ!

日本人の大好きな「かわいい北欧」。でも、その実態は?

暮らしてみて初めてわかった、フィンランドのちゃっかり賢く、ざっくり楽しい、意外な一面。

ゆるゆるまったり、マイペースにご紹介。

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芹澤桂 小説家

1983年生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。2008年「ファディダディ・ストーカーズ」にて第2回パピルス新人賞特別賞を受賞しデビュー。ヘルシンキ在住。

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