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四大中華と中国旅

2018.06.05 更新 ツイート

~四大中華と絶品料理を巡る旅~

激辛、湖南料理を制す! 吉田友和

4月10日に刊行した文庫『北京でいただきます、四川でごちそうさま。 ~四大中華と絶品料理を巡る旅~』が好評の吉田友和さん。
刊行を記念して、書籍に収録されていない話も含めて、中国4大料理とその他の絶品料理を巡る旅を、写真を交えて紹介していきます。


○湖南省
 湖南省は毛沢東の出身地なので、湖南省を旅していると、あの毛沢東が愛した○○みたいな、そういうフレーズのものがいっぱい出てくるんです。とくに食べ物とかで。
 武陵源に行ったときに、売っていたのがこれ、臭豆腐。よく台湾でもキムチとか一緒に添えてありますけど、湖南省の臭豆腐は黒いんです。パクチーが乗って、トウガラシとか入っていて、辛いんですよ。このときにようやく気がついたんですが、どうも湖南省は辛いという。しかも四川料理よりも辛い。中国で一番辛い料理、湖南料理と言われているそうです。トウガラシとかが名物で。
 四大料理の話をしましたけど、そこを八大料理まで広げると、湖南料理も入ってきます。


 
 上海から国内線に乗って向かったのが、湖南省の張家界というところで。ここには主に、武陵源という景勝地を見に行きました。ここ、ずっと行きたかったんですよね。憧れの場所で。2年くらい前に『思い立ったが絶景』という本を出したんです。どういう絶景が人気なのかみたいなことを自分なりに調査をして書いた本なんですが、武陵源は中国の絶景で2番目に露出が多かったんです。

 武陵源の一番の見どころは天下第一橋。橋と言っても、土地が真ん中繋がっていますよね。隣と繋がっていて、歩いて渡れます。映画『アバター』のモデルにもなったそうです。
 行きはロープウェイで上に行って、帰りはこのエレベーターで下りてきました。世界一の屋外のエレベーター、世界一の落差の大きいエレベーターらしく。でも入場料とは別に、さっきのロープウェイとエレベーターの料金も払わなくちゃいけなくて。けちくさい話になるんですけど本当に高いんですよ。入場料だけでもほんとに何千円とか払っているのに、ロープーウェーとエレベーターでさらに各100元以上も取られる。




 ただ、ここって、1日で見る人はあまりいないんですよね。数日滞在して、見る。チケットは1回買えば3日間有効なので、そう考えると良心的かなと思いますが、僕みたいな短期旅行者には向かないですね。
 さっきから言っている湖南料理。これは今回、いろいろ食べた中でとくに感激した料理です。これは回鍋肉の湖南料理版みたいなやつなんですけど、お肉と一緒にトウガラシを丸ごと炒めて、トウガラシを野菜みたいな感じで食べているんですよね。ほんとにヒーヒーになっちゃうんですけど、辛い物好きとしては、それはうれしかったですね。

 武陵源からバスに乗って5時間ぐらい移動しまして、やってきたのが鳳凰という町です。中国に古城といわれる古い町がたくさんある中で、中国で一番美しい古城というキャッチコピーがついています。

 この街で出会ったのが酸辣湯。酸辣湯って、辛酸っぱいラーメンみたいなのが日本だとあるんですけど。ここ、湖南省の人たちはけっこう米の麺を食べるのが特徴で。米の麺って、東南アジアとかでもフォーとか、タイのクイッティオとかありますけど、ビーフンのような麺で。その酸辣湯に、ここで出会いました。やっぱり辛い料理で。日本の酸辣湯はだいたい四川料理の店にあったりするので四川料理かなと思っていたんですけど、実は湖南料理だったという発見がありました。


 これもさっき食べたトウガラシの料理の別の店のバージョン。あと、僕が一番好きなのが、この卵とトマトを炒めた料理。非常にシンプルなんですけど、これ、メチャうまいんですよ。中国ではだいたいどこの店に行っても必ずあるし、メニューになくても、言えば絶対作ってくれるすごい定番で。日本にも回鍋肉とか、青椒肉絲とか、いろいろな中国料理が普及していますけど、なぜかこれはあまりメジャーじゃないですよね。絶対そのうち日本でも流行るんじゃないかなと思っています。


 鳳凰の夜景です。ここも夜がメインなんですよね。観光するには。昼もすごくきれいなんですけど、夜景はハンパなくきれいです。ドリーミングですよね。

○深圳
 広州から深圳に。頻繁に高速鉄道が出ていて、深圳へ移動しようと。友だちと合流をして、今、深圳でいけてる店を教えてくれと言って、連れてきてもらったのがこの、牛肉鍋のお店です。中国で流行っているという話でした。市場の肉売り場みたいですけど、お店の店頭で解体をやっていて。中に入って、鍋屋さんなんですが、肉の部位がすごく細かい部位まであるんです。メニューを見ても、全然よくわからないような部位までたくさんあって、それを鍋で楽しむというお店です。人気店でかなり並んでいて、2時間近くかかって、ようやく入れました。


 深圳でも、僕は基本的に自転車を借りて移動していました。深圳は町が平らなので、自転車で走りやすいです。深圳と言えば電子タウン、ITタウンなんですけど、こういう感じの、昔の秋葉さながらのところを見たりして、こういうのが好きな人にはたまらない町ですよね。電脳ビルの中のフードコートで、みんなどういうのを食べているのかなとか見ながら、ご飯を食べたりして。やっぱり一人旅だとフードコートは便利ですよね。

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吉田友和 旅作家

1976年千葉県生まれ。2001年に出発した世界一周新婚旅行が初海外で、その旅を描いた『世界一周デート』でデビュー。その後、妻・松岡絵里との共著『してみたい!世界一周』や、超短期旅行の魅力を綴った「週末海外!」シリーズが大きな反響を呼ぶ。近著に『週末5万円からの東南アジア』『35歳からの海外旅行<再>入門』『週末夏旅!暑い日本が好きになる55の休暇術』『東京発 半日旅』や、『ハノイ発夜行バス、南下してホーチミン』などがある。

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