
ブラマジ田中さんの初著書となる『一番好きな自分になろう』。刊行を記念し、ただいま試し読み企画を連載中!本日はその第二回をお届けします。
「何一つ継続できなかった」――。
そんな少女時代を過ごしたブラマジ田中さんが、どのようにして筋トレと出会い、人生を変えていったのか。
ここから始まる物語を、ぜひお楽しみください。
* * *
「人生で大事なことは、筋トレが教えてくれた」
― ブラマジ田中

何一つ継続できなかった
1994年12月29日、愛知県に二人姉妹の長女として生まれました。めちゃくちゃ活発な子で、幼馴染の男の子たちと外を走り回っていたらしいです。みんなを引っ張るタイプだったけど、男の子からいじられると泣きそうになってしまう。でも泣くのは恥ずかしいから、男の子を殴りまくって泣かせていました。その頃から「弱みを見せるのは恥ずかしいこと」と思っていたので「強く見られたい」性格だったんだなと思います。
幼い頃から本当に何一つ継続できない子でした。親がたくさんやらせてくれた習い事も、部活も、勉強も。人から強制されるとダメで、楽しくないと続かない。でも、恋愛だけはわりと続きました。根っからの恋愛脳で、相手に小さな不満があっても自分が我慢すればいいや、というタイプだったんです。筋トレを始める前は、毎日のように当時の彼氏と過ごしていました。
高校は商業系だったので、就職先には困らなかったです。学校が紹介してくれる中で、わりとお給料のいい会社で正社員として働き始めましたが、作業場の油と鉄が溶ける臭いに耐えられず、2年で退職することに。
その後は好きなテイストのアパレル会社で、アルバイトとして2年弱働きました。その後、工場のラインでの期間工を挟んで、医療事務の仕事へ。そこでも体調を崩してしまって、勤務中に何回か倒れてしまった。入院することになってしまい仕事仲間に迷惑をかけるし、ちょっと恥ずかしいし、申し訳ない気持ちもあって、1年も経たずにやめてしまいました。
体調不良の原因はわかりません。基本的に胃腸が弱くて、ストレスも全部胃に来て、動けないくらい痛くなるんです。自分ではストレスを抱えている自覚はなくて、胃に来てそこで初めて「あ、もしかしてストレスを感じてたのかな」と気づく。この繰り返しでした。
その次に働き始めた職場が、私の人生を変えるトレーニングと出会うことになる、フィットネスジムでした。知り合いの紹介で「受付やらない?」って。職場にこだわりはなくて、ジムでなくてもなんでもよかった。2019年、24歳のときでした。
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本編には、さらにリアルなエピソードと、読むだけで前向きになれるメッセージがたっぷり収録されています。ぜひ書籍『一番好きな自分になろう』でもお楽しみください。
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