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サーシャのビューティフルハワイ!

2025.05.31 公開 ポスト

「アロハとナニワのハーフです!」明石家さんまにツッコまれたハワイ女子が始めた小さな挑戦サーシャ(タレント、レポーター、アーティスト)

アロハ~♪ 大阪生まれ・ハワイ育ちのサーシャです! 

私がまだ10代の頃、テレビの仕事なんて何にもわからない頃のお話。カメラの前で「オカンが〜」「なんでやねん!」っていつも通りに喋ったら、明石家さんまさんに即、ツッコまれちゃったんです(笑)。

ちょっと恥ずかしかったけれど、そこから私の「ハワイと日本をつなぐ人生」が始まりました。

今日のビューティフルハワイ!では、私のティーン時代、ハワイのローカルの素敵なお店たち、そしてクジラが見える!?「とっておき情報」まで、リアルな「アロハな毎日」をたっぷりお届けします♪

 

私は、幼い頃からアートが大好きでした。学校では、クラスの壁に大きな絵を描いたり、先生のカレンダーに落書きをして怒られたり。とにかく、何かを描くことが楽しくて仕方がありませんでした。ホノルル美術館に行くのが好きで、アートの世界に没頭する時間は、私にとって心の安らぎでもありました。

オアフ島のホノルル美術館

なので、リーワード・コミュニティ・カレッジでアートを学ぶことを決めました。ここでは、美術史や絵画、デザインの授業を受けながら、自分の創造性をさらに深めることができました。フランスへの短期留学も経験し、世界のアートに触れる機会を得たのは大きな財産です。

そんな中で、お母さんの知り合いが「面白いハーフの子がいるよ」と日本のテレビ局の方に紹介してくれたことがきっかけで、明石家さんまさんの番組『明石家さんまが本気であすにでも住みたい街を探す旅 in ハワイ』へ出演することになりました。当時、わたしはまだ17歳でした。

番組では、お母さんのことをつい「オカン」と言っちゃったことで、さんまさんに「ナニワやん!」とツッコミを受けて、笑いが起きました。

さらに、わたしがさんまさんのジョークに「なんでやねん!」と返したことで、さらにイジられることに……(笑)。

この経験がきっかけで、わたしは日本の番組にも呼ばれるようになり、ハワイの魅力を伝えることがわたしのライフワークになっていったのです。

わたしは、ローカル・ビジネスの重要性を強く感じています。

ハワイでは、(アメリカやヨーロッパの)大手の企業がローカルの小さなビジネスを圧迫することが多くあります。

たとえば私は、(今は経営会社、方針も変わったのですが)ハイエンドのブティックで働いていたとき、本土の企業がローカルブランドの商品を「仕方なく置いてやっている」という姿勢で接しているのを見ました。その差別的な扱いに憤りを感じ、「ローカルビジネスを守りたい」と強く思うようになりました。

私も好きなトロピカルクリエーションズや、ビッグアイランドキャンディズなどは、ハワイの人たちが長年かけて築いてきたブランドです。

素敵なハワイアンジュエリーは私の元気の源です

これらはハワイの老舗企業なので、存続が危機になることはあまりありませんが、小さな会社は影響を受けます。本土の大手企業の影響(や日本からの観光客数の激減)で、無くなってしまうこともあるんです。

こうしたローカルビジネスを支えることが、私の使命のひとつだと思っています。

私は、大好きなハワイと日本を応援するために、2019年から現在までハワイの個人経営のビジネス、デザイナー、アーティストの皆さんを応援する活動(サポートハワイ)を主宰し継続して応援しています。

特に2020年、コロナウイルスによる非常事態宣言後、ハワイは経済的に大きな打撃を受け、ホノルルだけでも900以上の店舗が閉業や休業に追い込まれました

失業者の爆発的増加や止まらない感染者数を目の当たりにし、「私にできることはないだろうか。たとえ微力でもハワイで生活する方の役に立ちたい。」と、これまで以上に感じることが多くなりました。

そこで、ハワイ独自の文化により生まれたオリジナルなアイテムを、日本の方々にお届けするプロジェクト「サーシャのサポートハワイ」を立ち上げました。

オハナブランドメイドインハワイ商品の数々を紹介、販売サポートを行い、また文化継承、教育機関への支援や寄付を行いました。これもひとえに多くの日本からの真心のご支援、ご購入や応援を頂いているおかげです。

このプロジェクトは私のコンセプトともなっており、現在も継続しています。マウイ大震災被害に対しても微力ではありますが今後も継続した支援と応援を行う決意です。このプロジェクトには、ハワイのローカルビジネスやアーティストたちを応援しながら、日本の皆さんにハワイを感じて欲しいという想いが込められています。

コロナ禍ではインスタライブを通じて、日本の人々にハワイの空気を届ける試みをしました。「いつかまた行きたい!」と言ってもらえることが、わたしにとって何よりも嬉しいことです。

ハワイは観光地としての側面だけでなく、文化や自然を大切にする「生き方」を教えてくれる場所です。ハワイでは、助け合いが何よりも大事。みんながハッピーになる環境を作ろうと、それぞれが思いやりを持って生活しています。「アロハ」という言葉にはそんな意味も込められています。

わたしは、これからもこの素晴らしいハワイの魅力「アロハ・スピリッツ」を伝え続けていきたいと思っています。

【今週の“ハワイ・とっておき!”】マジックアイランドから見るダイアモンドヘッド

マジックアイランドは、アラモアナビーチパークの中にあります。ワイキキから近くのアラモアナセンターの海側です。

ワイキキとダイアモンドヘッドを見渡せる、貿易風が吹いていてとっても気持ちのいい公園です♪

リピーターも多く、地元のローカルの人もよく知っている、美しいサンセットが観れる場所です。

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サーシャのビューティフルハワイ!

ハワイ育ちのローカルガール・サーシャが、リアルな島暮らしの魅力をお届け! ノースショアの海、ローカルグルメ、友だちとの日常――観光では見えない「素顔のハワイ」を、ちょっとだけのぞいてみませんか? 都会に疲れた心が、ふっとほどける連載です。

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サーシャ タレント、レポーター、アーティスト

アーティスト、インタビューアー、レポーター、タレント、モデル。アメリカ人の父と関西人の母を持つバイリンガル。幼少期より家族と共にアメリカ、ハワイ、日本を行き来し、成長するうちに子供時代から一番多く時間を過ごしている場所であるハワイと日本の懸け橋になりたい、と思う。ハワイKahukuの高校へ進学。学生時代は美術を専攻し、母校であるハワイ州LCC大学の壁画を制作するなど本格的にアートを学ぶ。現在、自身のアート作品に取り組みながら美しいハワイをテーマに制作活動も行っている。これまで多くのテレビ番組のハワイ取材番組などに出演しハワイを紹介している。
Instagram @sashaloha_

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