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怖ガラセ屋サン

2021.11.06 公開 ツイート

「覚悟していたはずなのに…」。『怖ガラセ屋サン』に届いた全国の書店員さんの“悲鳴”【第3弾】 澤村伊智

発売前から、書店員さんの間で「怖い!!」と評判の、澤村伊智さん新刊『怖ガラセ屋サン』。悲鳴が届き続けております。悲鳴第三弾、ご紹介します!

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澤村さんの作品ということで相当恐いんだろうと覚悟していたはずなのに……。
思ってもみない方向から急に恐怖が襲ってきて、今のは何だったんだろうと頭で理解する間もなく次の恐怖が。
実際に霊的なものが現れる訳じゃないのに、体の奥から湧き上がるような恐ろしさ。
登場人物がどうなってしまったのか書かれていないので、最大におぞましい結末を思い描いてしまう。
これは映像では伝えられないと思いました。
――ジュンク堂書店郡山店    郡司めぐみさん

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澤村伊智! 面白過ぎる! 怪談やホラーは、ほとんど読まない私も、のめりこむようにして、読んでしまいました。
不思議で、ゾクっとする、伊智ワールド。ああ引きずり込まれる。
「えっ」「まさか」「あっ」思いもかけない展開が、怖がりな自分の好奇心を揺さぶります。
やはり、すごいな伊智先生。
――有隣堂藤沢店    佐伯敦子さん

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今回、澤村先生の作品を初めて読ませていただきました。ホラー小説は苦手なジャンルでしたが、とても読みやすく、「恐怖」の種類がこんなにもあるのかと思わされました。
――紀伊國屋書店佐賀店    鳥居清香さん

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「……怖かったですか。」
怖かった!!(最後のページに思わず突っ込んでしまいました)
「怪談こそ世相を映し出す鏡」のくだりが、非常に納得でした。
私たちは知らずに「怖ガラセ屋サン」に邂逅している。「無知」は一番怖いのかもしれません。
――蔦屋嘉島    迫彩子さん

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ある条件を満たすと顕れる「怖ガラセ屋サン」が、相手の裏をかく怖さ、真実を告げる怖さ、安心から突き落とす怖さ。色々な怖さをもたらします。
その表情は能面のような感じて綴られていますが、能面の裏側で邪悪な笑みを浮かべていると感じてしまうのはなぜだろうか。
怖さの渦に呑み込まれ、落ちきった先でさらにぽっかり穴があき、奈落の底に落とされるような短篇集。
――明林堂南宮崎店    河野邦広さん

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澤村先生のプルーフ本を読ませて頂ける!! 書店員やっててよかったです。
短編集ならではのテンポの良い恐怖が、何度も楽しめました。特に牛乳瓶の蓋が道路脇にうず高く積まれたさまは、脳内でとてもリアルに再現されて怖さ倍増でした。
「恐ガラセ屋サン」ドラマ化希望です。
――ブックファーストエビスタ西宮    ホリワキマユミさん

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怖かったです。「人間が一番怖い」から始まり、怪談の要素もあって面白かったです。
――丸善八尾アリオ    川上さん

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怖がらせ屋サンが、正体不明のオカルトな必殺仕事人という感じで面白かったです。
小説の中で「怖さとは何か?」と科学するような会話も興味深かったです。
一番好きなエピソードは第六話「見知らぬ人の」が読んでいてワクワクしました。オチも好きでした。
――谷島屋ららぽーと磐田店    相羽美保子さん

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一番怖いのは、あなたです。
怖ガラセ屋サンは、人間の黒い部分を暴いてくれる。自分のところにも来るかもしれない。自分が依頼する日が来るかもしれない。
――未来屋書店ナゴヤドーム前店    白山直哉さん

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ささやかに、ひっそりと語り継がれる『怖ガラセ屋サン』とは!?『怖ガラセ屋サン』を興味本位で調べてはいけない……。
読んでいくうちに真相に辿り着いた時の恐怖!! 心臓をぎゅっと掴まれ、背筋が凍ります。
すごく怖いのにやめられない。読む手が止まらない。そして読み終わった後にスッキリします。恐怖をまぶした清涼剤としておすすめします!
『怖ガラセ屋サン』に出会わない人生を送りたい!! そう強く願います。
――丸善名古屋本店    竹腰香里さん

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「怖いのは人間」 ……この一見、納得してしまいそうな言葉の中に潜む恐怖。その恐怖を味わったことのない人の軽さに対して、本当の恐怖の意味をまざまざと見せつけてくる。
恐怖とは実態を持つものなのだと示されたように感じた。
――正文館書店本店    鶴田真さん

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何が怖いって、幽霊がゾンビのように架空のものではなく、どれも現実にあってもおかしくなさそうな話だから怖いのだ。
読んでしまったら最後、じわじわと迫りくる恐怖感と闘い続けなくてはいけなくなる。その覚悟ができたら読む事をおすすめします。
――幕張蔦屋書店    後藤美由紀さん

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幽霊よりも、人間よりも、何よりも”怨念”が一番恐い。死してなお残る念、怨みを晴らすための執念、全部ひっくるめて怨念。怪談を舐めてませんし、人間も舐めてません。なので私の所には来ないでね怖ガラセ屋サン。
第3,4話が特にゾゾゾ……ときました。第3話は直球の怖い話だし、第4話の展開はそう来るか! と唸りました。第1話目も好きです。なんというか……確かに! と思いました。あと第6話の話が絶妙に不気味!
紀伊國屋書店仙台店    齊藤一弥さん

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ものすごくバランス良く、全方向で怖い。
人間も怪異も、恐怖の根源はきっと同じなのだ。分からないし、分かり合えない。見えない背中、その後方が恐ろしいように。今日も風呂場で鏡は見られないだろう。
――ジュンク堂書店吉祥寺店    田村知世さん

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全てが怖い! 人間も怖いけどそれ以外も!!
一番心に残ったのは「子どもの世界で」。正直に罪を告白できず、ひたすら隠すことで壊れていく子供の姿は、理解できる部分もあるだけに恐ろしく……。
ぞわぞわしたい人にオススメしたい一冊! そして、お願いだから私の所には怖ガラセ屋サン来ないでください! 絶対に来ないでー!!
――文真堂書店ビバモール本庄店    山本智子さん

関連書籍

澤村伊智『怖ガラセ屋サン』

誰かを怖がらせてほしい。戦慄させ、息の根を止めてほしい。そんな願いを考えてくれる不思議な存在――。「怖ガラセ屋サン」が、あの手この手で、恐怖をナメた者たちを闇に引きずりこむ!一話ごとに「まさか!」の戦慄が走る、連作短編集。

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怖ガラセ屋サン

誰かを怖がらせてほしい。戦慄させ、息の根を止めてほしい。そんな願いを考えてくれる不思議な存在――「怖ガラセ屋サン」。
怪談は作りものだと笑う人、不安や恐怖に付け込む人、いじめを隠す子供、自分には恐ろしいことは起こらないと思い込んでいる人、「結局一番怖いのは“人間”でしょ」と嗤う人……恐怖をナメた人たちの前に、怖ガラセ屋さんは、圧倒的な恐怖を携えて現れる。

恐怖なんて下らない?ホラーなんて下らない?結局“人間”が一番怖い?――そう思ってる人は危険。“あなたの知らない恐怖”が目を覚ますことに!

一話ごとに「まさか!」の戦慄が走る連作短編集。震えが止まらない、7つの物語を収録。 

このコーナーでは、『怖ガラセ屋サン』に関する情報を、紹介していきます。

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澤村伊智 小説家

1979年大阪府生まれ。2015年、『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回日本ホラー小説大賞大賞を受賞しデビュー。同作は『来る』のタイトルで映画化も。2017年、『ずうのめ人形』が第30回山本周五郎賞候補に選出。2019年、「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。著書に『恐怖小説 キリカ』『ししりばの家』『ひとんち 澤村伊智短編集』『予言の島』『ファミリーランド』『うるはしみにくし あなたのともだち』『アウターQ』『邪教の子』などがある。

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