1. Home
  2. 生き方
  3. フィンランドで暮らしてみた
  4. フィンランドから旅してみた!

フィンランドで暮らしてみた

2021.07.02 更新 ツイート

フィンランドから旅してみた! 芹澤桂

私もかつては旅行が好きだった。 
のっけから過去形で始まるのは、旅行好きのフィンランド人夫と出会い、私と出会った時点で既に80カ国以上に上陸したことのあった相手には敵わないと思ったからだ。 
訪れた国の数で負けるとかそういうんじゃなく、なんていうか旅行に対する情熱が違う。 
こちとら長年日本で働いていて、年に数日しか取れない有給休暇をどうにか工面し海外に年1、2度行く程度。 
対して相手は1ヶ月の夏休みに加えて数年働いたら10ヶ月休暇が取れる制度だの、ハブ空港の近くに住んでいる特権だのを利用して、年中飛び回っているのだ。 
更に夫の場合、休暇まるまる全部を旅行に当てるものだから、旅行中にまた次の旅行の計画を立てて旅先のホテルの部屋にいながら航空券を予約したりもする。 
それを共に旅行しながら目の当たりにして、この人尋常じゃないなと呆れ返り、気軽に旅行好きを名乗れなくなってしまったのである。 
そんなこんなで結婚してから5年間ぐらいは既に次の旅行の航空券やフェリーの予約が取ってあるような状態だった。 
このシリーズはそんな旅行好きな夫と、旅行を愛したのちに疲れた私と、途中で生まれてきてさらに夫に育休という翼を与えた子供たちをも巻き込んだ旅行記である。 

 

それぞれの「行きたい国」「帰りたい国」論争
 
 

ここから先は会員限定のコンテンツです

無料!
今すぐ会員登録して続きを読む
会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン

関連書籍

芹澤桂『ほんとはかわいくないフィンランド』

気づけばフィンランド人と結婚して、ヘルシンキで子どもまで産んでしまった。暮らしてみてわかっ た、ちゃっかり賢く、ざっくり楽しい、フィンランドの意外な一面。裸で大事な会議をしたり、いつで もどこでもソーセージを食べたり、人前で母乳をあげたり……。ちょっと不思議でなるほど納得。「か わいくない北欧」に笑いがこぼれる赤裸々エッセイ。

芹澤桂『やっぱりかわいくないフィンランド』

たまたまフィンランド人と結婚して子供を産んで、ヘルシンキに暮らすこと早数年。それでも毎日はまだまだ驚きの連続! 異常な程ピクニックやサマーコテージに熱狂したり、意外と離婚大国だったり、衝撃的にコーヒーがおいしくなかったり。「かわいい北欧」のイメージを覆す楽しく面白い習慣に、読むとついつい頬が緩む痛快エッセイ。好評第二弾!

{ この記事をシェアする }

フィンランドで暮らしてみた

気づけばフィンランド人と結婚して、ヘルシンキに暮らしてた! しかも子どもまで産んだ!

日本人の大好きな「かわいい北欧」。でも、その実態は?

暮らしてみて初めてわかった、フィンランドのちゃっかり賢く、ざっくり楽しい、意外な一面。

ゆるゆるまったり、マイペースにご紹介。

バックナンバー

芹澤桂 小説家

1983年生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。2008年「ファディダディ・ストーカーズ」にて第2回パピルス新人賞特別賞を受賞しデビュー。ヘルシンキ在住。

この記事を読んだ人へのおすすめ

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP