毎日を1%ずつ新しく生きる! 刺激と感動のマガジン&ストア

★がついた記事は無料会員限定

2015.10.14

第9回

連載通算1171回! バブル絶頂期に始まった、笑いとじんわりした哀しみの哲学的マンガ『じみへん仕舞』

中条 省平

連載通算1171回! バブル絶頂期に始まった、笑いとじんわりした哀しみの哲学的マンガ『じみへん仕舞』

 完結理由は「作者還暦」。最後までニヒルで人間臭い

 中崎タツヤの『じみへん』が終わりました。分厚い最新刊が『じみへん 仕舞』と題されて本屋の棚に平積みされているのを手に取り、帯を見てこれが最終巻であると知りました。

 作者還暦のため「完結」とし、中崎タツヤも「これにて断筆」とのこと!

 慌てて買って家に帰り、中身を見ると、あとがきに、「じみへんは以上です/ご愛読ありがとうございました」とだけ書いてありました。いかにも『じみへん』の作者らしい素気なさに感動しました。こういうニヒルなところと人間臭さの共存こそが、中崎タツヤの個性なのだとあらためて思い知ったしだいです。

ログイン

ここから先は会員限定のコンテンツ・サービスとなっております。

無料の会員登録で幻冬舎plusを更に楽しむ!会員特典をもっと見る

会員限定記事が読める

バックナンバーが読める

電子書籍が買える

イベントに参加できる

★がついた記事は無料会員限定

関連書籍

中条省平『マンガの論点』
→書籍の購入はこちら(Amazon)

10年前すでに戦争とテロと格差社会を描いていたマンガは、つねに世相の3歩先を映し出す予言の書である。そしてその後、何を予言し的中させてきたか。マンガを論じるとは、まさにこれを読み解くことでもある。『デスノート』『ソラニン』『すーちゃん』『へうげもの』『闇金ウシジマくん』『20世紀少年』『この世界の片隅に』『JIN-仁-』『PLUTO』『鋼の錬金術師』etc.からフランスのマンガBD【ルビ:ベーデー】まで、この10年間の数百冊を取り上げ、読み方のヒントを明示し、現代日本そのものを読み解く。


中条省平『マンガの教養』
→試し読み・電子書籍はこちら
→書籍の購入はこちら(Amazon)

マンガなど読んでいてはバカになる―そう嘆く世の風潮を激しく批判し、マンガと劇画を擁護した三島由紀夫は、かつてこう説いた。「若者は、劇画や漫画に飽きたのちも、これらを忘れず、突拍子もない教養を開拓してほしい。貸本屋的な鋭い荒々しい教養を」と。そして今、大学中心の教養主義が崩壊し、かつて「反」の象徴だったマンガが教養として語られる時代となった。ギャグから青春、恋愛、歴史、怪奇、SFまで豊饒たるマンガの沃野へ踏み出す第一歩のための、最適な傑作100冊とその読み方ガイド。

記事へのコメント コメントする

コメントを書く

コメントの書き込みは、会員登録とログインをされてからご利用ください

この記事を読んだ人にはこんな記事もおすすめです
  • ひたむきにあがき続ける女性を描いた、胸が締め付けられる短編集
  • 心に「ない」を抱える人々を痛いほど繊細に描いた代表作
  • 愛する父母との最後を過ごした“すばらしい日々”
  • 日本人よ、挑戦に身を投げろ!
  • 今まで明かしてこなかった「若さを保つ」ための整体の知恵を惜しげなく公開!
  •  終電族のみなさん、おつかれさまです!
  • 俺はまだ、神に愛されているだろうか?
  • 二人は運命を共にし、男を一人殺すことにした
  • 激動の戦後政治を牽引した田中角栄の、生き様
  • 全五巻構想、大河小説第一弾!!
心に「ない」を抱える人々を痛いほど繊細に描いた代表作。
ピクシブ文芸、はじまりました!
エキサイトeブックス
今だけ!プレゼント情報
かけこみ人生相談 お悩み募集中!