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2013.12.10

特集 狂わずして何が人生

幻冬舎 編集部

特集 狂わずして何が人生

 一期は夢よ ただ狂え――。

 学生のころ、たまたま手にした書籍で目にした一節です。

 それが『閑吟集』に収められたものであることも、団鬼六先生の座右の銘であることも知らない無知な若者ではありましたが、その一節が発する只ならぬ魅力に惹きつけられました。

 あれから月日は経ちましたが、「大人」と言われる年齢になった今こそ、「ただ狂え」の精神で仕事にプライベートに邁進することが必要なのではないかと思っています。それこそが、毎日の生活に刺激をもたらす秘訣なのではないか、と。

 今月の特集にご登場いただく3人に共通するのは、独りよがりとは無縁の熱狂です。対象の魅力に淫したからこそ、それを他者に伝えたい――。現代に求められる「熱狂」のヒントは、どうやらそこにあるようです。

 

 まずは、『去年の冬、きみと別れ』で話題の小説家・中村文則さん。「小説を書くことに人生を捧げる」とおっしゃる中村さんの言葉には、表現を突き詰めていく者ならではの恍惚が感じ取れます。そして、「読者に面白い作品を届けたい」という思いには凄みさえ漂います。中村作品の独自性が、海外でどう受け止められたかというお話も実に興味深いです。

 

 日本の路線図の約90%を踏破した杉山淳一さんには、「乗り鉄の愉悦」を存分に語っていただきました。私は乗り鉄なので、尋常じゃないくらいに興奮しました。電車サイコーです。「電車は移動手段」と考えていらっしゃる方でも、これを読めば「眠れる乗り鉄気質」を喚起させられるはずです。電車サイコーです。

 

 そして、弊社編集の二本柳陵介。雑誌「ゲーテ」の副編集長として多忙を極めながらも、止むに止まれぬサッカーへの愛。その熱と編集者としてのある種の冷徹さが、長谷部誠さんの『心を整える』、内田篤人さんの『僕は自分が見たものしか信じない』というベストセラーへと結実しました。「好き」と「仕事」の絶妙なバランス感覚で行き来する秘訣を語ってもらいました。

 

 対象に淫したからこそ出てくる深みのある言葉の数々をご堪能ください。

 

 

狂わずして何が人生 コンテンツ一覧

中村文則インタビュー
杉山淳一インタビュー
二本柳陵介(編集者)インタビュー 「サッカー本はなぜ人を夢中にさせるのか?」

 

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