自分サイズが見つかる進化系ライフマガジン

2017年1月12日。
冷たい空気できりりと凍る、冬の京都。
世界遺産でもある、由緒正しい下鴨神社が、異様な（！）空気に包まれました。

たくさんの黄色い生き物がうごうご……。
ピカチュウ？ いいえちがいます。狸です。

このとおり、狸です。

由緒正しい下鴨神社で、まさかの狸の集会が開催されていたのです。
その名も
「『有頂天家族２』成功祈願 糺の森たぬきの集い」。

そう！ みんなが大好きな♪森見登美彦さんの小説『有頂天家族』。

 このシリーズ第二部『有頂天家族 二代目の帰朝』が、4月からＴＶアニメとして放映されるので（詳しくはコチラ）、主人公の棲む下鴨神社糺の森に大集合して、成功を祈願したのでした。
ということで、森見登美彦さんのほか、キャストの皆さん、監督、プロデューサーが登場。
特に、第二期にあたっては、原作のタイトル（『有頂天家族 二代目の帰朝』）からもわかるように、二代目（大天狗・赤玉先生の息子）がたいへん重要。

この日まで、キャストは極秘とされていました。
が、ついに、そのヴェールが……！！
二代目の装い（白いタキシード）で登場したのが、二代目役の間島淳司さん！

左から、弁天役の能登麻美子さん、下鴨矢三郎役の櫻井孝宏さん、二代目役の間島淳司さん、原作者の森見登美彦さん、吉原正行監督、堀川憲司プロデューサー   

女子狸たちの、黄色い悲鳴が下鴨神社を埋め尽くしました……！
第一期のアニメも大変面白かったので、第二期への期待は膨らむばかり。
メインビジュアルも公開され、て、ワクワクは沸点へーー！

そうして、厳かな空気の中、神主さんがお祓いをしてくださり、

厳か～～！

4月がどんどん楽しみになっていたその時――。
今度は、京都市長が登場。
みんなザワザワ。

市長は、大事なお役目でいらっしゃったのです。
なんと、京都市が「有頂天家族」を「京都特別親善大使」に任命とのこと！
このお役目にアニメ作品が選ばれたのは”初”だそうです。
たぬきの形をした任命証を、堀川憲司プロデューサーが受け取りました。

「京都特別親善大使」に任命す！ by門川大作京都市長

「おもしろき古都は良きことなり」って、ダジャレですね。こんなダジャレも、ふわふわの毛玉さんたちは温かく見守ってくれたのでした。

最後は鏡開きで、景気良く！

さらにおしまいには、みんなで写真撮影！ 
そういえば、プロデューサーの堀川氏が、たくさんの狸を前にご挨拶をなさったとき、恐ろしいことを言っていました。
「いくらでも狸鍋ができるわい！」

何度も言いますが、ここは、間違いなく、下鴨神社です。
由緒正しい下鴨神社。世界遺産の下鴨神社。
その下鴨神社をこんな摩訶不思議な空間にしてしまったのは、
やっぱり『有頂天家族』、『有頂天家族 二代目の帰朝』という、毛玉たちのふわふわした愛と涙の物語の力なのでしょう。
アニメが始まるまで、どうぞ原作をお楽しみください！

『有頂天家族 二代目の帰朝』 森見登美彦著 幻冬舎より発売中！

第一部『有頂天家族』は幻冬舎文庫より発売中

そして、寒い中、会場に集まってくださった毛玉の皆さん、どうもありがとうございました！